何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

3連装バーナーを仮取付       ~  ボイラーの火力をアップ  ~ 

2016-02-05 18:42:30 | エンジン工作

2016/02/05 (金曜日) 晴れ


今日はバーナー工作で一番面倒だと思われるノズルの工作をした。
同じものを3つも作るので大変だったが、このあたりまでは作業は順調に進んだ。
この調子なら今日中に燃焼テストができるかな? と思ったが、その後の取付工作で
いろいろ問題が出て手間取ってしまい途中で作業を終了した。


↓ ノズルの蓋のロウ付け作業。 


↓ 蓋に0.3mmのドリルで孔を開ける。 



↓ 0.3mmのドリルはほうとうに細い。 よくこんな細いドリルが作れるものだ!?



↓ 3本のノズルを取付ける基部。(“ハブ”とでも言うのだろうか?) 先ず両端を塞いだ。



↓ その基部に3個のノズルとガス供給パイプをロウ付けした。





↓ 3連装バーナーの出来上がり。



ここまでは大したトラブルも無く、順調に作業は進んだ。
ところがこのバーナーを燃焼室に固定する方法で手間取ってしまった。
本当はもっとがっちりとそして釜底までの間隔も調整できるようにしたかったのだが
「ネジ回しが入らない!」 「火炎の強力部を中心にできない!」 「手が入らない」・・・・・
で、結局は一番簡単な「挟みつけ固定」になってしまった。









筒を挟みつけて固定する部分は1mm厚の鉄板なのでこの程度の熱には平気だと思うけど、
熱膨張を繰り返すうちに緩んでしまいそうな感じもする。
まっ、やってみないとわからない・・・・・・

さて、明日は燃焼テストができるかな? ガンバローっと・・・・・・・


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3連装バーナーにしてみる      ~  ボイラーの火力をアップ  ~ 

2016-02-04 20:14:50 | エンジン工作

2016/02/04(木曜日) 晴れ


昨日は節分、そして今日は立春だ。
暦の上では今日から春だけど外はまだまだ寒い。
その寒さを押して朝から工作に励んだ。

昨日のボート走航テストでは2連装バーナーはそれなりに効果があって、今までよりも
ボートの速さは良くなった。
とはいえ、その動きは満足いくものではない。
走行中のボイラー蒸気圧は1気圧そこそこでスクリューを空転させたときと変わりがない。
走行中のボートのエンジンを停止させ、蒸気圧が上がるのを待ってから(ボイラーからの蒸気が
遮断されるので釜に蒸気が溜まって圧力が上がる)エンジンを再スタートさせると、一時的に
早く走ってくれる。
この時は蒸気圧は2気圧近くになっているはずだ。(安全弁は2気圧付近で作動する)
運転中、ボイラーが常時2気圧の蒸気を供給してくれれば良いのだが今の火力ではそれができない。
せめて1.5気圧でもいいから・・・・・・

よーし、バーナーを3連装にしてみよう。
それでもダメなら4連装に・・・・・・


↓ ボイラーをボートから降ろして分解した。



↓ 燃焼室を見てみると火力の強い部分は前の方(火口より前方)に偏っているみたいだ。
   これを中央に持ってくれば少しは改善されるかもしれない。



↓ バーナーの表面は焦げたカス?(銅の酸化物?)が積もっていた。



↓ これを見るとやっぱり先端のほうが火力が強そうだ。



↓ 釜底をみても前部が強火力で炙られている。 これが中央部にくるようにすれば良いかも・・・・・



↓ 3連装にしても全体の幅はこのくらいにしなくては・・・(幅が広いと炎が釜の脇を炙ってしまう)



相互のバーナーの間隔が狭いと燃焼室に固定する方法が難しい。
まっ、それは後で考えるとして切込式の筒型バーナーを工作した。
これで3つ目だから簡単にできるだろうと思ったらそれが思うようにいかず、結構時間がかかってしまった。
初めて作るときは、無我夢中で良し悪しも考えずに工作するから作業も捗る。
ところが、2つ目、3つ目はもう少し良く作ろうと欲が出てきてあれこれ考えてしまい(下手の考え休むに
似たりで)時間がかかってしまうことがある。





さぁ、残るはノズルの工作だ。
3連装が失敗の場合は元の2連装に戻すこともあるから、今の2連装ノズルは残しておいて
新しく3連装ノズルを作ることにした。
それにはもう時間がない。
この続きは明日にしよう。
明日は燃焼テストまでいけるかな?   ガンバローっと・・・・・・・ 
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2連装バーナーの火力は?    - ボートを走らせて見ました -

2016-02-03 19:38:45 | エンジン工作

2016/02/03(水曜日) 晴れ


今日も寒い! だけど風は弱そうだ。
よし、2連装バーナーの威力?を試しに行こう。

ボートを浮かべる水面は我が家からは車で10分ほどのところで、灌漑用の堰があって
広い淀みができている。
今は渇水期なのか水位は低くて水辺までは歩いていかなくてはならないが、このボートを
走らせるには十分過ぎる広さがある。
早速準備をしてボートを浮かべた。


↓ テストの様子。 水面には青空や白い雲が映ってきれいだ。



ボートはビューっと勢い良く走ることを期待していたがそうはうまくいかなかった。
しかし、走りっぷりは今までよりは良くなった感じだ。

その走航テストの様子を動画でご覧ください。





やっぱりボイラーの火力を上げるのは効果がある。(当たり前か・・・・)
ただ2連装バーナーではまだちょっと足りない。
このボイラーは筒型バーナーなら3連装に対応できそうだ。
ただ、火力を上げれば、蒸気に変る水が増えてすぐ「水切れ」になってしまうので
運転時間が短くなってしまうという問題がある。
まっ、ここは5分も走らせられれば良し、ということで割り切ろう。
よし、バーナーを3連装にしてみよう・・・・・・




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走航テスト前の調整は念入りに

2016-02-02 21:57:38 | エンジン工作

2016/02/02(火曜日) 晴れ


朝からよく晴れている。 ただちょっと風が強そうだ。
表にでてみると、とても寒い。
今日は川原に行って走航テストをしようと思ったけど中止しよう。
それに気になることもある。
昨日の燃焼調整で完全燃焼はしているがちょっと空気不足かな?と感じていて
それが気になるのだ。
安全弁の確認もしなくてはならないし・・・
もう一度、調整しなおそう。


↓ バーナーの燃焼状態を少々空気過多にした。 そして安全弁の作動圧力を調整したのだが・・・・・



安全弁は1気圧を超えると少しずつ蒸気が漏れ始めてしまう。
圧力はさらに上昇を続けるが、漏れも多くなっていく。
2気圧近くになると漏れは激しくなっていくがそれでもまだ圧力は上がっていく。
何気圧になれば上昇が止まるのだろうか・・・・・
圧力計は最大2気圧だからそれはわからない。
それにその圧力に釜が耐えるかもどうかもわからない。
まっ、いずれは蒸気がもうもうと漏れて3気圧には上がることはないだろう。

その安全弁調整の様子を動画でご覧ください。





さぁ、これでボイラーはOKだ。
ボートに搭載して最後の仕上げをしよう。


↓ R/Cサーボのリンクを取付けて舵も蒸気切替バルブも作動するようになった。
   ボイラーに点火してエンジンを回してみた。 



バオイラーはパワーアップしたようだ。
今まで、スクリューを空転させてエンジンを回したときは0.8気圧ぐらいの蒸気だったけど
今日は1気圧近い圧力になっている。
エンジン音も何となく力強い。

そのテストの様子を動画でご覧ください。





これで走航テストの準備はできた。
明日の天気はどうだろう?
風さえ吹かなければ・・・・・・
あっ、肝心の川はどうだろうか? あれから一度も行ってないからなぁ・・・




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2連装バーナー・ボイラーのパワーをチェックしました

2016-02-01 17:11:01 | エンジン工作

2016/01/31 (日曜日) 晴れ


今日は良い天気で風も無く暖かい。
作業場の温度計は10℃以上を示している。
2連装バーナーを取付けたボイラーのパワーをチェックするのには好適だ。
ボートからエンジンを取り外してテストボードの準備をした。





最初に無負荷でのエンジンの蒸気圧力や回転数をチェックした。
蒸気圧力は0.8気圧ほど、回転数は35回転/秒(2100rpm)とまずまずだった。

その無負荷回転チェックの様子を動画でご覧ください。






次に発電電力によるパワーチェックをしてみた。
果たして2連装バーナーの実力はどんなものだろうか?


そのチェックの様子を動画でご覧ください。






エンジンは大体1.5Wを発電し続けてくれた。
最大では2Wをオーバーした。
やっぱり2連装バーナーは火力がある。
頭の隅では「3連装にしてみたら?」という考えが浮かんでしまった・・・・・・
まっ、2連装の成果を確認してから3連装も検討しようということで
テストは終わりにしてボイラーやエンジンをボートに搭載することにした。


↓ チューブの配管を銅パイプに変えてガスが漏れないように高温半田で封じた。



↓ パイプの根元がグラグラしないように台木をあてて固定した。 これでボイラーは完成だ。




ボイラーとエンジンをボートに搭載した。 
このボイラーには自動点火装置ような気の利いたものは付いていない。
いちいちチャッカマンで点火しなくてはならないのだが空間が狭くてとても点火しずらい。
でもまぁ、なんとか点火はできる。
ボートでボイラーを動作させてエンジンを回してみた。


その時の様子を動画でご覧ください。





さぁ、これでいつでも川原に出かけられる。
走航テストが楽しみだ。










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