何でも実習生の実習日誌

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スリップリングとブラシによる給電実験 - バーサライタ時計工作2 -

2021-04-20 19:47:37 | 電子工作
2021/04/19(月曜日) 晴れ

スリップリングとブラシによって回転体に搭載されたマイコンに電力を給電する実験をした。
前回の工作ではプリント基板を円板状に加工して回転集電盤とする方法を採用したが、
円形の電極とブラシの接触では円周速度が速くて、ブラシとの接触で大きな音が発生し、
かつ摩擦も大きくて回転ムラも発生するので、今回は回転半径が小さい、スリップリング方式
を実験してみることにした。

先ず、この給電方式でマイコンが正常に動作するかを確認した。
回路の一部分だけを配線し、簡単なプログラムでLEDを点滅させてみた。

電源部の配線。 USB供給5Vが給電ブラシ→スリップリング経由で回転する
マイコンに供給される。
その5Vを3端子レギュレータで3.3Vにしてマイコンと回路に供給する。


マイコンによってON,OFF制御されるLEDの配線。
今回は実験なので5個搭載されたLEDの3個だけを点滅させてみる。


搭載されたLEDは1個のLEDの中にRBG三色の発光体が組み込まれている。
これを使えば色々な色で発光させられるはずだが?????


今回の実験で使用する回転アームには5φLEDを18個取り付ける。
従ってLEDを取り付けるアームは長さ(半径)が11cmにもなる。
それに対向するアームも同じく11cmでマイコンや電源部が取り付けられる。
このアームをぐるぐる回して直径22cmの円形を描くんだからバランス調整は
慎重に行わなければならない。

そこで段ボールでこんなものを作った。


それに回転アームだけを取り付けてバランス状態を確認する。


バランス調整の様子を動画でご覧ください。




回転させてみた。
マイコンは正常に動作してLEDをON、OFF制御している。



回転数27.6/sec。 負荷電流(LED3個)は42mAばかりだ。


回転数を33回転ぐらいにして2、3分回転させてみた。


停止させてすぐ、スリップリングとブラシに手を触れて温度を確認してみた。
かすかに温かさを感じるぐらいで問題はない。


そんな回転実験の様子を動画でご覧ください。




スリップリング+給電ブラシによる電力供給でマイコンが正常に動作する
ことは確認できた。
また(短時間かつ軽量負荷だったけど)接触抵抗による発熱も問題ないことが
確認できた。
さぁ、次は全回路の配線だ。 ガンバローっと・・・・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (jan)
2021-04-20 21:45:54
スリップリング上手く出来たようですね。
次も楽しみにしています。
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何とかここまで (実習生)
2021-04-21 20:57:07
JANJANJANさん、こんばんは。
何とかここまできました。
頂いたリン青銅板のおかげです。 ありがとうございました。
今日はLED19個を取り付けました。 目が悪くなって細かい作業が
思うようにいかなくなってしまいました。(ルーペを使っても効果がなくなってきました。)
もう引退の時期かも・・・・
返信する

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