何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

超再生の音がしました       - 超再生受信機工作に挑戦 -

2016-08-28 19:41:31 | 電子工作
2016/08/28(日曜日) 雨



何度も部品の配置を変えて回路を組み上げた。
途中、コイルの共振周波数を確認したが相当低くなってしまった。
多分浮遊容量が大きいのだろう。
そこでバリコンは取り外してしまった。
周波数調整はコイルのコアの出し入れでOKだった。

なんとか配線を終えて電源(乾電池6V)を接続した。
先ずはクエンチング発振が起きているかどうかの確認をしてみた。
ダメだ、オシロスコープには何も波形が出てこない。
電源からの電流は0.05mAぐらいしか流れていない。
コレクタ電圧は5.9V近くある。
ほとんど電流は流れていない状態だ。
これではトランジスタは動作していないだろう。
で、先ずはバイアス調整をしてみた。
回路電流は0.5Aぐらいに、コレクタ電圧は4Vぐらいになった。
これで何とかクエンチング発振が始まった。
ただ、周波数が高い。 160KHzぐらいある。
ものの本によると20KHzぐらいが良い、とあった。
そこでクエンチングに関係するコンデンサを0.01μに変えた。
これで周波数も24KHzぐらいになった。


回路調整中



変更後の回路図



クエンチング波形を動画でご覧ください。




次にクエンチングで断続される再生発振の波形を見てみた。
動画でご覧ください。




クエンチングがOKになったので超再生で受信テストしてみた。
40MHZの電波はGDM(グリッドディップメーター)から発信した。




出力にアンプをつないで受信音を聞いてみた。
「ザーーーー」というノイズが聞こえる。
これが工作記事にでてくる「超再生のノイズ」だろう。
GDMからの電波を受けるとノイズは無くなる。
なるほど、記事に書いてあるとおりだ。
GDMの電波に変調をかけるとその音が聞こえてくる。
何とか正常に?動作しているようだ。

その様子を動画でご覧ください。




やっとここまでできた。
果たしてこれが「高感度」なのかどうかはわからない。
何しろ、同じ作業台のすぐそばにあるGDMからの電波だから・・・
アンテナを付けて遠くの電波を受けて見なくては・・・
それには「高周波増幅段」を着けなくてはならない。(ノイズをばらまくからね)
それはまた後にしよう。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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持ち運べるように工作しなくては (実習生)
2016-08-29 06:26:25
JANJANJANさん、コメントありがとうございます。
今までなんどやってもダメだったけどやっとうまくいきました。
超再生のノイズ音や信号が入るとノイズが消えるということを初めて実感しました。
今度は感度の実験ですね。
それには持ち運べるようにコンパクトに組み立てなくては・・・
50mまで届くかな? 中華製玩具以下かもね・・・ 

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とりあえず (JANJAN)
2016-08-28 21:15:46
おめでとう御座います。
ラジコンの送信機の受信が手っ取り早いですね。
50m離れてokなら中華製の玩具並み、100mがokなら高感度。結果や如何に。
こちらは作業台の整理とジャンク箱の中身の探索中です。
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