何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

試行錯誤の果てにやっとここまで      - 超再生受信機工作に挑戦 -

2016-09-02 19:21:55 | 電子工作


2016/09/01(木曜日) 晴れ


何とか組み立てて超再生受信ができるようになった。

電流帰還形のバイアスをかけてなるべく歪なく増幅するように調整した回路。(最初の2段。 後の2段は
パルス波形整形)
これで正常に受信できていたのだが・・・・・


ところが、もっと感度を上げよう・・・ もっと波形をきれいにしよう・・・
などと欲張って低周波増幅回路をいじっているうちに全然信号が聞こえなくなってしまった。
波形をみるとクエンチング動作は正常にしている。
しかし、ノイズも小さくなってしまってGDMからの電波(約700Hzの信号で変調)を
受けてもその信号音が聞こえない。
低周波増幅回路はウィーンブリッジ発振回路からのサインウェーブはきれいに増幅している。
増幅度も十分ある。トータルで1000倍以上(60dB以上っていうのかな)はあるはずだ。
何でだろう?
あまり歪なく増幅するようにしたからいけないのかな?
むしろトランジスタ検波のようにバイアス電流を少な目にして歪が出るくらいが良いのかもしれない。
そこで単純な固定バイアス回路にして波形が歪むような増幅にしてみた。

単純な固定バイアス増幅回路3段。



GDMからの電波(ネオン管弛張発振波形(約700Hz)で変調がかけてある)を受信して検波ができた。



最終的な回路図はこんなもの。



電波が来ないときのザーっという雑音。 電波が入るとノイズがピタッと止まる。
これが超再生の特徴だそうだ。  この回路はそのとおりの動作をする。
その様子を動画でご覧ください。





ラジコン送信機の電波を受信してみた。



やっぱりラジコン送信機の電波は強力だ。
アンプのスピーカーから「ブー、ブー、・・・」という大きな音が響いた。

その様子を動画でご覧ください。




これで一応ラジコン送信機の電波(40MHz)を受信することができるのがわかった。
ただ感度の方はちょっと不安がある。
家の中で一番離れたところに送信機を置いてきて(距離は10mぐらいかな)波形を見たが正常に
受信していた。
距離が50mまで伸びるかどうか・・・これはやってみなくてはわからない。

部屋で受信状態を録画しておいて送信機を持って外に出て単位時間ごとに10m、20m、・・・・と
離れて行くテストをすればいいんだよね。
いつかやってみよう。
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2 コメント

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Af アンプ (JANJAN)
2016-09-02 22:56:52
ラジコンのデジタル波形を扱うだけなら歪みはあまり気にしなくても良いのでしょうね。
今日は池のようすを見てきました。水位は回復しましたが青粉が発生し抹茶の海で直ぐ引き返しました。
そして工作台はぐちゃぐちゃですが隙間で、ほこりまみれの測定器の整備をしました。
返信する
もうちょっと上の周波数を・・・ (実習生)
2016-09-03 07:40:37
JANJANJANさん、おはようございます。
何とかラジコン電波を受信するところまできました。
ラジコンはパルスがきれいに受信できれば良いわけですが、クエンチングノイズを
消すために入れるパスコンのために結構歪みます。
パルスの長短でサーボを制御しているわけですからちょっと難しいです。
今度は144MHzの音声を受信をしてみたいです。

湖はすごい緑色ですね。 これでは船を走らせるのはちょっと無理ですよね。
工作台のぐちゃくちゃ・・・同じような状況ですね。  頑張って工作に励みましょう。
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