2016/08/25 (木曜日) 晴れ
電子工作でコイルを巻いたり同調回路を調節したりするのに便利に使っていたGDM
(グリッドディップメーター)が故障してしまった。
昨夜、コイルのインダクタンスを計っているときにスイッチを入れてもメーターが
振れなくなってしまったのだ。
入手してから(キットを買って組み立てた)もう50年も使ってきたんだから故障しても
当然だとおもうけど、オイらにとっては大切な測定器なんだ。
今日は朝から修理に取り掛かった。
原因は簡単だった。
真空管のプレート電圧を調節する可変抵抗器(50KΩボリューム)についているスイッチ
(プレートB電源をON,OFFする)が接触不良になってしまったのだ。
ボリュームはちょっと分解できないし、スイッチ付のボリュームは持っていない。
仕方がないので、プレート電源はAC電源がONで同時に加えて、プレート電源を単独で
オン、オフする操作はできないようにしてしまった。
まぁ、これでも使用上は問題ないだろう。
修理開始。
真空管時代の抵抗器やコンデンサ。 ごつくてでかいね。
結局はこのボリュームの(左に回しきったとき切れるスイッチ)が接触不良になっていた。
手が入らないのでトランスを取り外した。
それに関する部品を取り外して再度組み立て直した。
(その様子は撮影し損なってしまった。)
主要な回路・部品には手を付けていないから問題ないと思うけど、いろいろテストしてみた。
いつも思っていたけど、200MHzって発振しているんだろうか?
コイルって言ったってただの金属板なんだよ。
今まではこんな高い周波数の工作はしたことがないから必要がなかったけど・・・・
机には1300MHzまで受信できるPCラジオがある。
これで200MHzの電波がでてるか調べてみた。
受信機の周波数を200MHzに設定してGDMのダイヤルを回した。
受信機にはバンドスコープがあって受信周波数付近の電波の状態が見えるようになっている。
GDMの電波が200MHzに近付くとシグナルが動いてそれとわかる。
スピーカーからは信号音が聞こえてくる。
GDMのダイヤルはちゃちだからふらふら動いて200MHzでピッタリ止めることができない。
まっ、信号音が聞こえれば電波が出ている(発振している)ことが確認できてそれでいいんだけど
そこがまた、「こだわりの何でも実習生」だから、ピッタリ止めてみたい。
その様子を動画でご覧ください。
PCラジオ用のアンテナは部屋の外のベランダに立ててある。
(144MHz帯と430MHz帯用垂直アンテナ)
部屋の中には同軸ケーブルで引き込んであるから、GDMからの電波は外のアンテナまで
飛んで行って受信機に届いているんだろう。
そんなところまで電波が届いているなんて・・・
結局、こんなことをして一日遊んでしまった。
受信できる電波形式は?
SSBは受信できますか?
このPCレシーバーはアイコムのIC-PCPR1000というものです。
エアーバンド(航空無線)を聞いてみようと思って買いました。
いつ買ったのかはもう忘れてしまいましたが、相当古いです。
受信電波形式はSSB、CW、AM、FM(WFMも)です。
SSBやCWは聞いたことはありませんが、受信はできるようです。
アンテナがVHF用(144-430用垂直)しかないのであまりよく聞こえません。
今回のような工作では受信周波数の確認に使えそうです。