2014/01/05(月曜日) 晴れ
正月気分も昨日まで。 今日からはいつもの工作実習生に戻らなくては・・・・
だけど何を工作したら良いんだろうか?
エンジン工作や、船体工作は寒いから嫌だし、やっぱり暖かい部屋の中で机に向かって電子工作かな。
さて、何か題材はないかな?
あっ、これが良い。 もう何年も前に動かなくなって引き出しの片隅にしまってあった腕時計が目に付いた。
この腕時計はいつ頃買ったんだっけ?
何にも記録をつけていないから(もちろん、日記なんて書いたことがない)全くわからない。
まぁ、10年ぐらいは使ったんではないだろうか・・・
それが2,3年前に動かなくなってしまった。 新しい電池と交換しても秒針がピク、ピクと動くだけで
回らなくなってしまったのだ。
あぁー、これはもう寿命だな。 多分、歯車が摩り減ってうまく動かなくなってしまったんだとお払い箱に
したんだ。
↓ 裏蓋を外して中を見る。
↓ 分解を始めた・・・・・・・・ あっ、その前に正面の写真を撮らなくては!
↓ 分解を始める前に撮ればよかったのに・・・・ 今年も相変わらずドジな実習生でした。
↓ これがIC基板だろう。
↓ 今頃気が付いたけど「TWO JEWELS」と書いてあった。 へぇー、一応「宝石」が使われていたんだ・・・・
↓ IC基板を取り外した。
↓ 秒針を動かすモーター部分。
↓ ここに取り付けられていたローター(モーターの回転子)
取り外すときピンセットに吸い付いていてわからなかった。
こんな小さなモーターが回っているんだ!
米粒より小さくてちゃんと磁石になっているし、歯車が切ってあるんだからびっくりだ。
どうやって作るんだろう???
↓ 取り外したIC基板。 水晶振動子もととても小さい。
↓ 端子にリード線を半田付けして回路を組んでみた。 単三電池1本(1.5V)で駆動する。
どんな波形が出るか確認してみた。
先日、ちょっと大型のクォーツを分解して波形を観察したから大体は想像がつくけど・・・・
ありゃ、何だか変な波形だな・・・ 電池が悪いのかな?
電池を変えても変化しない。
界磁コイルが付いていないからかな?
コイルを取り付けても変化しない。
なんでだろ?
その様子を動画でご覧ください。
↓ もし(オシロスコープでは)見えないパルスが出ているのならそのパルスで単安定マルチバイブレーターを起動して
一定時間パルス幅を広げてそれを確認してみればいいではないか、と回路を組み入れた。
思ったとおり、オシロスコープでは見ることができなかったパルスが出力されていた。
単安定マルチバイブレーターはその見えないパルスで起動されて1Hzのパルスを発生してくれた。
その様子を動画でご覧ください。
この腕時計が動かなくなった原因は1秒パルスを作り出すIC回路が故障したからなんだなぁ・・・
てっきり歯車が磨耗したんだ、と思ったけれどそうではなかったようだ。
クォーツ腕時計を分解してみて構造がよくわかった。
それにしてもあの米粒より小さなローターをよく作ったものだ。
どのような工作でこしらえるんだろうか・・・・
また今年もこんなくだらない工作実習をしてまいります。
皆様、応援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
時計を見ると分解したくなる・・・・
子供のころ、薄碧色をしガラスケースの卓上時計を分解したことを思い出します。
中身が透けてみえるこの時計のくるくる動くテンプの動きが不思議でメカ部分を取り出して
触っているうちにテンプのヒゲぜんまいを引き出してしまって結局壊してしまった・・・
もちろん父親にはひどく怒られたような・・・
時計っておもしろいですよね。 よくまぁ、こんな小さな部品が作れるものだと感心してしまいます。
男物の大型腕時計でこれですから小型の腕時計はどうなってるんでしょうね?
やることがなくて閑つぶしに(ブログねた?)やってます。
これで時計を再生するわけではありませんので大丈夫です。
全てはブログのアクセス件数確保のためです。(バッカだねぇー、まったく・・・・)
壊れた時計を分解して、こんな事が出来るとは考えて見た事もありませんでした。
それにしてもこんな細かい部品を良く取りだしましたね。
歯車やモーターの小ささにはびっくりですね。
この時計修理後は可成り大きくなるんでしょうね。
パワーはどのくらいなのか楽しみですね。
戸外作業は寒かったでしょう、でも好きなことはしょうがない!(笑い)。
私は今、インバーターの実験をしています。 ジャンクボックスに転がっていた
「フェライトコアーに包まれた」トランスみたいなものを分解してコイルを巻きなおして
高周波(50K~100KHz)を加えて昇圧したりしてます。
目標は5V→ニキシー管6本点灯ですが思うようにはいきません。
火遊び(ボイラー試験)なら出来るかと思いましたが、外(ベランダの射爆)での作業は30分が限界でした。
今日は頑張って少し前に作ったボイラーに圧力計やレギュレーターを付けてタービンの試験をしました。
3,000RPM達成です。レギュレーターを少し絞れば15分運転できるので、どうやら実用化できそうです。⇒動画アップしました。