何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

回路図を変更した   - 水晶発振回路実験 -

2018-05-03 16:40:58 | 電子工作


2018/05/02 (水曜日) 晴れ後曇り夜から雨



ウェブサイトに掲載されていた回路図を参考にして5倍オーバートーンの水晶発振回路を
組んでみた。
しかし3倍オーバートーン発振はするが5倍はなかなか発振してくれない。
調整を繰り返して何とか5倍の50MHzを発振させることができたが、安定度が悪い。

この発振回路の出力(50MHz)を更に2倍にしようとダブラー回路を結合する準備を
始めたのだが、入出力を確認するためにオシロスコープのプローブを接触させた、それだけの
ことでも発振が停止してしまう。
回路定数を変えたりコレクタ電流を大きくしたりして何とか負荷がかかっても発振を継続する
ようにした。

でもやっぱり発振は不安定でダブラーの出力コイルを調整したりすると発振が停止してしまう。
何でだろう?
コイルを巻きなおしたり、いろいろやってみたが安定してくれない。

ダメだ・・・この回路を止めて別の回路にしよう。

というわけで今度はこの回路にしてみた。


何だか超再生受信機工作のときのコルピッツ発振回路みたいだ。



ブレッドボードに組み上げた。



何とこの回路は組み上げて電源を入れたときから50MHz(49.974MHz)で発振してくれた。
今まで調整であんなに苦労したのがウソみたいだ。
発振波形もきれいで回路電流は2mAぐらいで十分だった。




オシロのプローブを2本繋いでも安定して発振してくれた。(出力は小さくなるが・・・)



試しの4CH全部繋いでみた。(オシロのテストも兼ねて・・・・・)



電源を何度も断続させても安定に発振してくれた。
あぁ、なんで最初にこの回路を組まなかったんだろう・・・・
さぁ、ダブラーの実験をしてみよう・・・・

ダブラーはかなりパワーを喰うので発振出力で駆動するのは無理だそうだ。
そこでバッファアンプを組み込んだ。

まてよ、バッファーアンプならそれを逓倍回路にして周波数を2倍にする実験をしてみよう。


これまたウェブサイトに掲載されていた記事を参考に逓倍回路らしきものを組み込んだ。


ところが出力の同調回路を調整しても倍にならない。
おかしいなぁ? 同調回路は100MHzに同調するようにしたんだけど・・・・

配線用のワイヤーを丸めてコイルにして実験した。



おーっ、2倍の波形が出てきた!





5倍オーバートーン発振は49.975MHz、その2倍は99.95だ。 ちょっと狂ってるけどまぁ、いいか 




あぁ、疲れた・・・・・

簡易スペアナで観測してみたかったけど、今日のところはここまでにしておこう。

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