2023/03/01(水曜日) 晴れ
(なんちゃって)小型電子気象台は何とか動作するようになりました。
これに使っているマイコンは「ESP32ーDevKit-VEなんとかかんとか・・」という
マイコン本体(ESP32-WROVER)、USB接続ポート、電源が一体になったものです。
何かシステムを開発するのには便利ですが、システムが完成して実際に運用するようになったとき
にこれを使うのはちょっともったいないです。
実際に動作させるときは電源だけ供給すればいいのですからマイコン本体だけでいいのです。
そこでマイコンだけを購入しようといつもの電子部品屋さんのサイトを閲覧してみました。
すると、必要とするマイコンが「在庫なし」となっています。
ありゃ、これはまずいなぁ・・・
しかし、マイコン単体やこのマイコンに使用するピッチ変換基板などは購入OKです。
これを購入して自分でハンダ付けすれはいいかな???? 、こんな隙間の狭い端子を
ハンダ付けするのは初めてだし、難しそう、と躊躇しましたが、そんなに高価なものではないし、
失敗しても惜しくはないからやってみることにしました。
宅配便で届けられたマイコンやピッチ変換基板。
マイコンは300円、ピッチ変換基板は120円、ピンヘッダーは40円でした。
この組立済みを買っても値段は大差ありませんので組立済みを購入する方が「おりこうさん」
なのですが、組み立て済みは「在庫なし」だからしかたがありません。
オイらは「おばかさん」になって(元もとおバカさんだけどね)組み立てることにしました。
ここをハンダ付けします。
マイコンの端子間隔は1.28mmしかありません。
半田づけは難しそう・・・だけどやるっきゃない。
虫メガネ付きの作業台でハンダ付けを始めました。
半田ごては15Wのこてでこて先は細くなってます。
半田づけではいろいろ工夫した(つもりで)先に基板のランドにハンダを盛ったりしました。
結果的には余計なことをしてしまい後で端子間にブリッジができてショートしてしまいました。
それに、こて先が細すぎて熱が回らず、やたらと長時間、こて先を当ててしまいました。
そのためにマイコン端子が外れてしまったり、ランドが剥がれたりしてしまいました。
結局失敗!!! 本当のおばかさんです。
でもこのまま諦めるわけにはいきません。
これを見越して予備マイコンも購入してあります。
今度はちょっと太めのこて先で普通のハンダ付けでやってみます。
端子の位置を合わせて固定します。 洗濯ばさみで押さえました。
こて先をさっと当ててハンダを流しました。
半田は何か所物端子を流れてしまいますが、こて先を下にして余分なハンダを吸い取りました。
手が震えてこて先がケースにぶつかることもあります。
ピンヘッダ取付の穴が埋まったり、ケースにハンダが流れますがまぁ、いいか・・・
(この間は緊張して必死だったので写真は撮れませんでした。)
ハンダ付けが終わった・・・ テスターで端子間のショートをチェックしました。
出来上がった基板はごてごてでみっともない状態です。
でも、動作してくれればそれでいいのです。
動作テストをしてみました。
IO端子は18個あります。 順次LEDを接続してON,OFFのテストをしました。
そのうち2個は入力端子なのでテストは省略しました。 その他の機能端子も含めて
後ほどテストします。
一応、テストはOKでした。
アナログ、デジタル変換などは未テストですが、多分大丈夫だろうと思っています。
先日購入したピッチ変換基板が2枚残りました。
これがもったいないのでマイコン基板を2個注文してしまいました。
今度はもっと上手にハンダ付けしようと思っています。
(「あぁー、バッカだねぇー、まったく・・・・)
八十を過ぎた老人が無謀な作業に手を出してしまいました。
このマイコンがピッチ変換基板に取り付けられたものを購入すれば
こんな苦労はしないで済んだのですが、在庫切れで購入できず、
マイコン、ピッチ変換基板をバラで購入して組立(ハンダ付け)しました。
目は見えないし、手は震えるし、必死になって作業しました。
Knightさんの拍手をいただいてとても嬉しいです。
これからも頑張りますので応援をよろしくお願いいたします。