何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

単動式V型4気筒スチームエンジン工作     シリンダー作成

2014-02-07 20:19:21 | エンジン工作
2014/02/07 (金曜日) 晴


工作中の単動式V型4気筒スチームエンジンの部品も大分出来上がってきた。
残すはシリンダーとピストン、リンク機構ぐらいだ。
今日はシリンダーを作った。

シリンダーは外形15mm、内径13mmの真鍮パイプで作る。
肉厚が1mmしかなくてちょっと柔だ。
カナノコで切断するのにも慎重に取り扱わないとすぐ歪んでしまう。
試験的に作った2気筒エンジンでは具合よく動作してくれたから大丈夫だろう。


↓ パイプをシリンダーの長さに切断。
   肉厚が1mmしかないからちょっと無理な力をかけると歪んでしまう。



↓ シリンダーの仕様はボアー13mm ストローク15mm。 それに合わせて33mmの長さにした。



↓ シリンダーをエンジンボディに垂直に立てるのには切り口が直角であることが必要だ。(下死点側)
   定盤(の代わり)にサンドペーパーを敷いて平らに削る。 四方をスコヤーに当てて確認する。



↓ 旋盤やフライス盤があればわけなくできる作業も、手作業ではとても大変だ。



↓ 四方のマークを目印にスコヤーを当てて隙間がないように整形していく。



↓ 整形が終わったシリンダー。



↓ シリンダーの下部に取り付けるフランジ。 厚さ1.5mmの真鍮板。



↓ シリンダーを嵌める穴をくりぬく。 これも手作りだから大変。



↓ ボール盤で開けた穴を糸鋸で切り落とす。



↓ その穴をヤスリでゴリゴリと削って整形する。



↓ 整形したフランジをシリンダーに嵌めたところ。 これをロウ付けで固定する。



↓ ロウ付け。 何度やってもロウ付けは緊張してしまう。



ロウ付けの様子を動画でごらんください。







↓ まだ蓋がないシリンダー。 ピストンとの摺り合せが済んだら蓋をする。(ハンダ付け)



さぁ、これで一つ大事が終わった。
次はピストン工作だ。
その後の摺り合せが大変だけどやるっきゃない・・・ガンバローっと
コメント (9)
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