何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

機関車の次はスチームエンジンボート工作に・・・・・  - 昔のことを思い出して -

2014-02-16 16:20:32 | エンジン工作
2014/02/16 (日曜日) 晴


まだ大雪の後遺症でカーポート隅の工作場は水浸しだ。
そんなわけで今日も工作はお預けだ。
仕方がない、昔のことをネタにしてブログを更新しよう。


蒸気機関車の工作が終わって次に目標にしたのはスチームエンジンボート工作だった。
2011年の8月頃工作友人が作ったスチームエンジンボートの走航に立ち会って、
これもなかなか面白そうだと感じて手を出したのだが、ボートの工作はとても難しくて、
未だに目標に到達していない。


(2012の3月末頃のことでした)
さぁて、船を作るのって、どうすればいいんだろう?
子供の頃に母親が煮炊きに使う薪の中からすべすべして船体に調度よいものを選んで
鋸で先端を切り落として尖らせてゴム動力のスクリューで走らせて遊んだことはあるが、
本式の模型ボートなんて作ったことがない。
事典や雑誌で船体のことは少しは齧っていたが、いざ工作してみるとわからないこと
ばかりだった。

そこで試しに段ボールを切り取って船体を作ってみた。

(2012年3月27日)










ボートに載せる予定のボイラーとエンジンの大きさに合わせて船体を設計してみた。

(2012年3月30日)




全長は85cm 幅20cm 高さ23cmもの巨大なものになってしまった。
(実際に出来上がったものはもっと大型で15Kgもの重さがある。)

こんな大きなものをいきなり作るのは大変だ。
そこで先ず半分のサイズの船体を作ってみることにした。 材料はもちろん、段ボールだ。





段ボール工作(ペーパークラフト)は結構面白い。
カッターナイフや挟みで簡単に切り出せるし、ボンドで簡単にくっつく。
毎日毎日、段ボールを切り刻んで貼り付けていった。














何とか船体らしく出来上がった。 

(2012年4月3日)




その後は何かと用事があってこのままで放って置いたが、折角ここまで作った船体なので
ペンキを塗って防水して水に浮かべてみることにした。


船尾の工作。 船尾は複雑な形なので段ボールでは作れない。 バルサ板を張り合わせて整形して作った。

(2012年7月18日)




ラジコンの一番安いものを買って船体に搭載してみた。

(2012年8月3日)




いよいよ塗装開始。
ペンキ塗りは一番苦手な作業だ。 手はべたべたになって、あっちこっちを汚して悪戦苦闘・・・
やっと塗り終えた。


(2012年8月7日)




丸一日乾燥させて翌日、バラスと調整のために洗面台に水を張って浮かべてみた。
頭が軽い・・・尻が重い・・・・右に傾く・・・・左に傾く・・・などなど
何度も浮かべたり取り出したりを繰り返した。






何回目かの調整で船体を持ち上げたとき何だか「べにゃ・・・」と水に湿ったような
感触が伝わってきた。
よーく見てみると船体の右側が湿って波打っている。

(2012年8月8日)




塗装による防水処理が不十分で段ボールが塗れてしまったのだ。
その後何日間か乾かしたがダメだった。
段ボールは塗れたり湿ったりしたらもう使えないんだ。







とうとう1回も走航させるこなく、廃船になってしまった段ボールボート。

(2012年8月12日頃)





出来上がるまでに4ヶ月以上もかかった(途中休みもあったが)段ボールボートは
敢え無く失敗に帰してしまった。
やっぱり水物を段ボールで作るのは無謀だった。
よーし、今度はベニヤ板で作ってみよう。

というわけでこの話はまだ続きます。 どうぞご愛読のほどよろしくお願いしたします。












コメント (4)
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