古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

認知症お勉強会(院内)

2016-10-05 17:06:02 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

認知症対応の勉強会を先月 行いました。

講師は油山病院 精神科認定看護師(福岡県では5人未満しかいないとのこと)のSさんです。
(写真掲載はオッケーでしたが 名前を載せてよいのかわからず、、)

油山病院さんは認知症サポーター養成講習など地域への啓蒙活動をさかんに
行っておられます。今回、現役の看護師さんにお話しいただくことが 当院職員の
心に刺さるだろうという目論見の元、講師派遣を依頼し 油山病院さんから
推薦されてこられたのが Sさんでした。

同業ならではの葛藤や工夫を教えていただき、非常に好評でした。
シフト勤務のため、2回来てほしいという管理人の我儘にもお応えいただき
遠く博多区くんだりまでいらしてくださいました。



好評のため、複数回受講したいという職員が続出し、時間外手当を2回払う羽目に陥りましたが
管理人は教育には投資を惜しみません(笑)。

実践は困難な面も伴いますが、
「何回もナースコールを押す患者さんの対応?行くしかないでしょ」
「自分のキャパの限界は知っておいてください。一人で大変なら交代で対応したらいいじゃないですか」
「僕たちも患者さんからみたら 環境の一部です。特定のスタッフで、その人が夜勤勤務の時は妙に
 患者さんの夜間せん妄が多いスタッフがいませんか?それはそのスタッフにも原因があると思います。」
「定期的に入院認知症患者さんのいいところ探しのミーティングを行っています。こうやったらよかったという
 情報を共有しながら(これは当院もやっています)試行錯誤でやるしかないです」
「人の入れ替わりがある中、病院スタッフ間で対応の方針を統一するには、病院の風土醸成が必要で、風土醸成は院長始め、看護部長や看護師長や主任など上層部の責任である。風土があれば、合わない人間は自ずから辞めていく。それは仕方のないこと。」

 と明快に言われるSさんの歯切れのよいお話に いたく感じ入った管理人です。

快くSさんを送り出してくださった油山病院管理部、看護部の方々、またお忙しい中 2回も当院でお話しくださった
Sさんに深く御礼申し上げます。

油山病院さんのホームページ  http://www.minkodo.com/
当院ホームページ    http:/komori-hp.cloud-line.com/
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