古森病院@福岡市博多区です。
ホワイトハンズという団体をご存知でしょうか?
主として男性重度障害者の性欲処理(正確に言えば射精介助)を行っている団体です。
女性重度障碍者の性欲処理介助は行っていないそうですが
その理由は 当事者からのニーズがないこと(女性は性交渉に精神的な結びつきを求めることが多く
即興的な関係へのニーズが少ないから)とのことでした。
一般的に行われている男性向け性風俗サービスとは介助方法が異なるようですが、
その詳細は今回の記事の趣旨とは異なるので割愛します。
きちんとした理念で運営されており、キワモノ団体というわけではありません。
射精介助は男性の尊厳の維持のために行われているそうです。
ホワイトハンズホームページ(トップページだけ見てもキワモノ団体との区別が
よくわかりませんので あちこち見てあげてください。)
http://www.whitehands.jp/menu.html
代表理事の坂爪真吾さんは東京大学のご出身のようですが 元もやい代表で、貧困家庭支援を行っておられる湯浅誠さんも東京大学ご出身で
たまたまなんでしょうけど、世の中で本当に困っている人たちに光をあてて活動されている貴重な人たちだと思います。
その坂爪真吾さんの本
「男子の貞操」という本を読む機会がありました。
この本は 男性が男性の性についてお話されている至って珍しい本です。
同種の本に 森岡正博さんの「感じない男」という本もあり、この本も興味深かったです。
ただ「感じない男」のお話は森岡先生個人のお話がおおかったのですが、「男子の貞操」については
男性全般のお話が含まれているという点で 管理人的にはこちらの本に軍配が上がります。
男性は画像の女性を記号(年齢や恰好、スタイルとか
。。女子高生とか 後は言いたくありません。。。)で分類することが多いが
その記号の発生源は
お上の規制によるもの(生物学的な理由で近親婚を禁止、
児童保護のために18歳未満との性交渉やそれに関するあれこれを規制、
婚姻関係の責任感を持たせるために、不倫当事者が離婚裁判上 非常に不利に扱われるなど)が
原因となっていることが多く
それに伴い、商業ベースで大量のタブー破りの記号メディアが溢れ、
(思春期)男性は生身の女性に触れる前に メディアばかりに触れる→
その結果 男性が女性を中身より記号で選ぶ方向に誘導される→
しかし当然ながら 生身の女性は一人の考えを持つ個人であるので
男性の独善的なイメージとはずいぶん異なる→
関係性を深められず 女性を一人の人間として尊重して付き合うことが難しい傾向となる
これでは将来的に何かとまずいよね、、ということで お話が続いていきます。
対照的に 女性が女性の性について語っている本というのも
ないわけではなく 例えば
女性AVレーベル代表 牧野江里さんの「女子の保健体育」という本もあります。
この本も結構面白く 男性からの間違った女性観を押し付けられている当事者女性はもちろん
男性にもぜひ読んでほしいと思う本でした。
女性の性については口にするとはしたないというイメージも多く、また
女性は自分の性について他人に語ったりしないことが多いので、なかなか一般化して本にすることも難しいと思います。
こういう本がもっと増えて、男女間というか男性が一般的に女性に抱いている考え違いも甚だしく妄想とでもいうべきイメージが
少しでも本来の方向に向かうといいなあ と思います。本来の方向に向かうと婚姻率が下がるのかもしれませんが
現状でもすでに別の意味で婚姻率が下がっているので。。
管理人は女性ですが、(日本の)男性の発言の中に女性をモノ扱い(具体的には女性を中身は問わず、容貌や年齢、雰囲気だけで判断)している
内容が含まれていたり、女性の性について訳知り顔に語る男性がいることに違和感を覚えていました。多数派というわけではないのですが
一般的に社会的地位が高いと言われている男性にそういう人の割合が多いような気がします。
女性の性について訳知り顔に語る男性は 医者にも結構います。医学的知識があるという根拠?のせいか 自信満々ですが
しばしば的外れで(男性は女性ではないのでわかるわけがないのですが)聞いていて吹き出しそうになることもよくあります。
誰か訂正してやってほしいと思いますが(自分でいうのは面倒くさいのと変な突っ込みが返ってきそうで嫌です・・・)、
自己陶酔して延々自慢気に語っている姿を見ると、訂正する気も失せますし
自分に関係なければ このまま永遠に勘違いさせておいた方が何かと都合がいいのかもしれません。
もっとも、こういう管理人のような考え方を持つ女性が多いことも 男女間の溝を深くしている理由なんでしょうけど・・・。
納得の二冊でした。
ホームページ http://komori-hp.cloud-line.com/
ホワイトハンズという団体をご存知でしょうか?
主として男性重度障害者の性欲処理(正確に言えば射精介助)を行っている団体です。
女性重度障碍者の性欲処理介助は行っていないそうですが
その理由は 当事者からのニーズがないこと(女性は性交渉に精神的な結びつきを求めることが多く
即興的な関係へのニーズが少ないから)とのことでした。
一般的に行われている男性向け性風俗サービスとは介助方法が異なるようですが、
その詳細は今回の記事の趣旨とは異なるので割愛します。
きちんとした理念で運営されており、キワモノ団体というわけではありません。
射精介助は男性の尊厳の維持のために行われているそうです。
ホワイトハンズホームページ(トップページだけ見てもキワモノ団体との区別が
よくわかりませんので あちこち見てあげてください。)
http://www.whitehands.jp/menu.html
代表理事の坂爪真吾さんは東京大学のご出身のようですが 元もやい代表で、貧困家庭支援を行っておられる湯浅誠さんも東京大学ご出身で
たまたまなんでしょうけど、世の中で本当に困っている人たちに光をあてて活動されている貴重な人たちだと思います。
その坂爪真吾さんの本
「男子の貞操」という本を読む機会がありました。
この本は 男性が男性の性についてお話されている至って珍しい本です。
同種の本に 森岡正博さんの「感じない男」という本もあり、この本も興味深かったです。
ただ「感じない男」のお話は森岡先生個人のお話がおおかったのですが、「男子の貞操」については
男性全般のお話が含まれているという点で 管理人的にはこちらの本に軍配が上がります。
男性は画像の女性を記号(年齢や恰好、スタイルとか
。。女子高生とか 後は言いたくありません。。。)で分類することが多いが
その記号の発生源は
お上の規制によるもの(生物学的な理由で近親婚を禁止、
児童保護のために18歳未満との性交渉やそれに関するあれこれを規制、
婚姻関係の責任感を持たせるために、不倫当事者が離婚裁判上 非常に不利に扱われるなど)が
原因となっていることが多く
それに伴い、商業ベースで大量のタブー破りの記号メディアが溢れ、
(思春期)男性は生身の女性に触れる前に メディアばかりに触れる→
その結果 男性が女性を中身より記号で選ぶ方向に誘導される→
しかし当然ながら 生身の女性は一人の考えを持つ個人であるので
男性の独善的なイメージとはずいぶん異なる→
関係性を深められず 女性を一人の人間として尊重して付き合うことが難しい傾向となる
これでは将来的に何かとまずいよね、、ということで お話が続いていきます。
対照的に 女性が女性の性について語っている本というのも
ないわけではなく 例えば
女性AVレーベル代表 牧野江里さんの「女子の保健体育」という本もあります。
この本も結構面白く 男性からの間違った女性観を押し付けられている当事者女性はもちろん
男性にもぜひ読んでほしいと思う本でした。
女性の性については口にするとはしたないというイメージも多く、また
女性は自分の性について他人に語ったりしないことが多いので、なかなか一般化して本にすることも難しいと思います。
こういう本がもっと増えて、男女間というか男性が一般的に女性に抱いている考え違いも甚だしく妄想とでもいうべきイメージが
少しでも本来の方向に向かうといいなあ と思います。本来の方向に向かうと婚姻率が下がるのかもしれませんが
現状でもすでに別の意味で婚姻率が下がっているので。。
管理人は女性ですが、(日本の)男性の発言の中に女性をモノ扱い(具体的には女性を中身は問わず、容貌や年齢、雰囲気だけで判断)している
内容が含まれていたり、女性の性について訳知り顔に語る男性がいることに違和感を覚えていました。多数派というわけではないのですが
一般的に社会的地位が高いと言われている男性にそういう人の割合が多いような気がします。
女性の性について訳知り顔に語る男性は 医者にも結構います。医学的知識があるという根拠?のせいか 自信満々ですが
しばしば的外れで(男性は女性ではないのでわかるわけがないのですが)聞いていて吹き出しそうになることもよくあります。
誰か訂正してやってほしいと思いますが(自分でいうのは面倒くさいのと変な突っ込みが返ってきそうで嫌です・・・)、
自己陶酔して延々自慢気に語っている姿を見ると、訂正する気も失せますし
自分に関係なければ このまま永遠に勘違いさせておいた方が何かと都合がいいのかもしれません。
もっとも、こういう管理人のような考え方を持つ女性が多いことも 男女間の溝を深くしている理由なんでしょうけど・・・。
納得の二冊でした。
ホームページ http://komori-hp.cloud-line.com/