古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

コロナ支援物資

2022-07-28 21:35:36 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

日に日に増えるコロナ陽性患者さん。

幸い軽症で、自宅軟禁の刑(みたいな感じ)に
処せられてしまうと、物資がないと10日はちょっと
過ごせませんよね。。

参考までに 福岡市からの最近の
救援物資画像の提供を受けましたので

予備軍の方のために 画像をアップします。
これで 4日分とのこと。



サバ缶とかおかゆ、レンジやお湯で温めるお米パック、
栄養ゼリー、ティッシュ、トイレットペーパー(画面左下)、
カレールー、味噌汁、カップスープ

ちなみにトイレットペーパーは
紙でできているにしては 結構 硬めとの事です。

まあ 熱が高かったり、喉が痛いと
食欲もないし。4日の量かも。。

足りないものは、予め
買い置きしときましょう。
 
情報共有まで。
わりと考えてチョイスされてると
個人的には思いました。それかアップデートを
経て このメニューかも。

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無茶振り・・

2022-07-24 16:45:56 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

先週は本当にコロナ患者さんが急増した
週でした。

当院近隣の話をすれば、やはり山笠クラスター。
ノーマスクですから当たり前。

噂ですが、濃厚接触者もかなり当日は出場されておられたようです。
まあ「休む」とは言いづらいでしょうねえ。
最終的にやるって決める過程では 行政もその一端を
担いでいたでしょうし。。

管理人は3連休に急患診療に行きましたが
もう大変・・・

車で早めに出たのに、駐車場には当然入れない。
仕方ないので、医師会の関係者の敷地に勝手に止めました。。

込み込みなのには、理由があって
もちろん患者さんが殺到しているからなんだけど

受付がスムーズに動かない
会計(現金支払いだけ)もスムーズに動けない

急患診療センターは紙カルテですから
カルテを作成して、

まず、発熱があるかどうか調べないといけないし
発熱がなくても感冒症状があるかどうか調べないといけないし
何も症状なくても 濃厚接触者という人もいるのでその人も拾わないといけないし

車で来ている人も、公共交通機関で来ている人もおられるので
ごちゃごちゃになっていて、誰が誰か、すぐにはわからない。
コロナが流行っているから、感冒関係の方は、建物内には入れられない。

感冒とは全く関係ない症状の方もおられます。

なんか動線を工夫しないと わかりにくい。。
診療時間はともかく、投薬と会計の待ち時間長い。
会計の人数が相対的に少ないということは
ありますね。
自宅がどこにあるかにもよるが、車できている大多数の方は一旦、
家に帰ったほうが良い。
会計は自動精算機払いとか、電子マネーを導入してもいいんじゃないかな・・せめて。
手数料の問題あるから、なんとも言えないし、点数計算で手間取っているのかもしれないので
そういう問題ではないのかもしれないけど。

医療スタッフのところに来るまでが 
かなり長い印象でした。
夜に働く人はあまりいないからね。

待ち時間長くて ごめんなさい。
それでもお礼を言われ、申し訳ない思いでした。

土日祝日の発熱外来を増やして欲しいという
行政の希望はあるが、

その一方で「働き方改革」。

医療と働き方改革の相性は最悪です。

24時間で回さないといけない救急医療は
残業時間を削るために、土曜日の外来は休みにせざるを
えません。開業医は空けているけど、こちらも
動線の問題やら、スタッフがもらったら 10日間の
出勤停止になることもあって、見る人数を多くすることも
難しい。当院でもできるだけのことはしていますが
部屋が一つしかない。車を持ってる人が少ない。。

どうしたらいいのかというと

やっぱり一人一人に行動を自重してもらうか
治療薬が開発されるか
自宅待機期間を縮めるか
(早く流行が収まることを神に祈るか)

しかないでしょうね・・。

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ICT交流会 2022

2022-07-20 20:03:11 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

今日は九大病院で新型コロナ 発熱外来での
対応について カンファレンスが行われております。

七波到来の只中 どこの医療機関でも
感染力の強いオミクロン株に対し
厳重な管理を行っている事が
よくわかりました。

また、患者さん本人は無症状だが
家族や同居人が陽性と言う事につき、患者さん本人からの
自己申告が必ずしもない場合が 珍しくない事がちらほら
発表されていました。

管理人は、患者さんに、同居人や接触者に感染者ないし
感冒症状がないか、必ずお伺いしていますが、

行政で濃厚接触者の調査が行われなくなったり
感染者へのショートメールが行われるだけで
同居人や接触者に対する通知が行われなくなったため、

意識の高い方と そうではない方との 感染後の
対策の差が 甚だしいという印象を受けています。

感染症対策の基本は 問診、手指消毒を始めとする標準予防策、
スタッフ自身の健康管理ですから、
引き続き気を引き締めて やって行きたいと思いました。

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生き心地の良い町

2022-07-18 20:42:10 | 
古森病院@福岡市博多区です。

昔からそうだったのでしょうが
不遇な環境にある人が
通り魔のような事件を起こす報道が
目立つようになりました。

法曹関係の方に言わせれば
不遇な人が事件を起こすことは
珍しくないとのことです。
インターネットなどの発達で 目につきやすく
なってきているのかもしれません。

でも、管理人の周囲で
以前とは違う雰囲気を感じます。

それは「何事も踏み込まない」人が
増えているということ。

考えないようにしているのか、考える力が失われているのか。
よくわかりません。

管理人は 自分にわからないことがあると
「どうしてそういうことが起こったんだろう」と
追及したくなったり
(ただし理解が難しい分野の学問は除きます。笑。
日常生活上のことです)

「どうやったら、もっと効率よくできるんだろう」と
自分の仕事をいかに減らすかということを、いつも
考える人間なのですが

世の中にそういう人は少ないみたいですね。

考えるというのは、体力が必要みたいです。
管理人は誰からも「元気ですね(おばさんなのに子供じみているので
皮肉も混ざっているのかも・・笑)」と
言われますので、エネルギーがあるほうなのでしょう。

思考停止だと、異質なものを排除したくなります。
どうやったら、うまくいくんだろうなどとは
考えないので、
「うまくいく方法を考えるなんて面倒だから 排除しちゃえ」
と短絡的に 面倒なことが
目の前からなくなること、自分が楽になることだけを考えてしまいます。

そういう人が多くなると、

誰かがレールから外れる=まったく誰からも相手にされない
事が増え、

勢い 疎外感が強まり、世の中に復讐したくなる人が
増えてくるでしょう。

昔 管理人の同僚に
「どうして通り魔っているんだろう。自分だけで死ねばいいと
思わない?」と聞かれ

「世の中はつながっています。因果応報、
情けは人のためならず、自分のためという格言通り
「自分だけで死ね」というスタンスでは、通り魔は
いなくなりませんよ」とお話したことがありますが
意味がよく理解してもらえなかったようでした。

自分がレールから外れないと
わからないのでしょうかね。
ちょっと想像力があればいいと思うんですよね。

「この人が困っていることについて 
どうしてあげたらよいか」

と考えてあげたらいいと思うんです。

もっとも、その困っている人も 
自分で何とかしようという意思がまったくなく、人に丸投げでは
誰も助けないでしょうから、障害などで考えられないわけでなければ
多少は自分でも頑張らないといけません。

助けを求められたら、自分だけで解決できるならいいですが、
そうでないことのほうが多いでしょうから、何人かの人を紹介して
少しでもいい方向に向かうように努力するといいと思いますね。
そういう人が増えたら、いい方法が浮かんで 困りごとが
ある程度解決し、うまくいくようになり、八つ当たりしたくなる
気持ちも減るかもしれません。
また、八つ当たりしたくなる人は
孤立した人に多いということもわかっているので
西村博之さんが話しておられるように
孤立した人に 可能なら保護犬や保護猫を育ててもらい
孤立しないようにするというのもよい考えだと思います。

孤立には「居場所」の問題もあると思います。

以前 知的障がいのある方の障がい福祉サービスに
かかる意見書を書きました。
その方は女性ですが、他の施設では
性依存の傾向があり、性交渉をかなり頻繁に
行っていたようでした。
でも学校のごとくタイムテーブルがきちきち決まっている
今の施設に来られてからは
性依存傾向はピタッと治まったそうです。

自由時間がありすぎて
暇を持て余し、てっとり早い暇潰し、その時だけにせよ
強烈に求められることに居場所を見いだしていたのでしょう。
今まで大きな事件に巻き込まれなかったのは
奇跡的ですらありました。


本題ですが、
「生き心地の良い町」という本を紹介します。
2013年に書かれた本です。

徳島県の自殺率の低いある自治体について
その謎を解明しようとする大学院生の方の
フィールドワークの話です。

その自治体の自殺率が低い理由として
「適度なおせっかい」
「個人(多様性)の尊重」
の 絶妙なバランスが取れる環境があることを
挙げておられます。

詳しくは 本を読んでいただきたいですが
「弱音を吐いていい(吐いたら何かいいことがあるかも)」という環境が
重要であるようです。
誰かだけで背負うのではなく、集団で背負う、見守れる環境が
ポイントのようです。

諸外国の中で、日本で自殺が多い理由として
「勤勉さ」「かくあるべきという意識の強さ」を指摘され
日本の強みでもあり、また(自殺が多くなるという意味で)弱みでもある生真面目さと

一方で「どうしたん?」と聞いて、それが自分の価値観と違っていても
「こういうのもアリじゃない?」という
緩さのバランスを 同一人物の中でもっと取っていかないといけないのでしょうね。

真逆の2つの思考に どう折り合いをつけていくか
しかし 一人一人が心がけていかないと
未来はない・・のかもしれません。

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追い山ならし

2022-07-12 16:58:15 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

今日 追い山ならしがあり
風防室のドア越しに 入院患者さんに
見ていただきました。

写真がわかりづらいですが
ちょうど山が正面玄関前をとおりました。

患者さんに
喜んでもらえて 良かったです。

スタッフの方も
ありがとうございました。

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