古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

当院給食について

2021-02-28 23:26:10 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

以前からのことですが
医療介護施設は 給食提供を自施設内で完全に
提供することが
難しくなって来ているところが増えており
当院にも頻繁に 給食を外注 冷凍配送とし
自施設内で温めるだけにしませんかという
チラシが舞い込んできます。

最近、そういう給食を提供している病院に
入院された外来患者さま経由で そういった給食の
評判を聞く機会がありましたが、

解凍が施設内で上手く出来ていないせいか、
食材そのものの問題か はたまた提供元のメーカーの
問題か 不明ですが、あまりというか
大変 美味しくなかったとの事でした。

試食会では当然 そんなことはないのでしょうけど。。
もっとも病院の食事は 予算が限られていることもあり
そんなに素晴らしい食事内容にはなりません。

管理人も色んな病院の検食をさせられましたが、
昔 食事が全般的に。。。な病院で
これなら食べられるかなと思ったうどんが
物凄く美味しくないところがあり、
うどんをここまで不味く作れるのは
非常に難しく、ある意味 才能と思いましたが
検食簿に手厳しく書いた記憶が
あります。

さて そういう評判いまいちの病院給食ですが、
管理人は 当院の給食は 今まで食べた病院給食の
中では美味しい方だと思います。
頑張って自施設で作っていますし、
お高いコンベンションオーブンも数年前に導入しました。

もっとも当院の入院患者さんで、常食を召し上がれる方は
ほぼおられません。刻んだ食事を召し上がれる方も
そうですね。。15人もおられるかなあという
感じです。それでも、ここは食事が美味しいですねと
言っていただき、給食職員は勿論 管理人も
大変嬉しく思っています。

ちなみに検食してくださる当直医師の先生方にも
まあまあ好評です。必要あれば、患者さんのみならず
当直医師の食物アレルギーにも対応します。

管理栄養士さんには「毎月 一つは新メニューを
考えてください」とお願いしており、頑張って対応
してくださって 感謝しています。

なお、当院の給食職員の労働環境は他院に例を
みないほど、「楽チン」なようです。
ただし、仕事内容は病院ですから
衛生や異物混入、療養食づくりなど
ただの調理とは異なるので、誰でも出来る訳では
ありません。
ちなみに当院の給食職員は 有資格者含め 全員
食品衛生責任者講習に行って
勉強していただいております。(勤務内で
負担は1000円です。)

最近 ブログネタに行き詰まっているので、
外来患者さまのお話にヒントを得て
記事を作成しました。

https: //komori-hp.cloud-line.com/

ついでなので、先ほど作った明日の
朝御飯の写真です。八百屋さんに天ぷらにと勧められた
野菜と甘エビの天ぷらです。


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感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の改正について (新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律関係)

2021-02-15 20:32:30 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

https://www.mhlw.go.jp/content/000733827.pdf

新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律(令和3年法律第5号。以下「改正法」という。)が本日公布されたところ、これに伴い、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成 10 年法律第 114 号。以下「感染症法」という。)及び検疫法(昭和 26 年法律第 201 号)の一部が改正され、令和3年2月 13日に施行されることとなりました。

上記法律のQandA
http://www.hospital.or.jp/pdf/16_20210210_01.pdf

上記法律の改正に伴い、新型コロナウイルス感染症患者さんに対する扱いが変わってきます。
以下の2点が大きく変わるところです。

①指定感染症であった時には、特別な措置(感染患者さんの隔離とか企業活動の制限、
医療機関の報告義務など)が期間を限定したものであったものが、もっと長い期間にまたがって
措置することが可能になった。

②他の対象になる感染症にも言えることですが、隔離措置や
就業制限、感染ルートについての情報提供、企業活動の制限について 今までは あくまでも
感染患者さんや企業へのお願いレベルであり、強制的なものでなかったものが、
正当な理由がなく協力して頂けなければ 過料などの罰則を課すことや、
治療費の自己負担の発生を課すことで、上記措置が(半)強制レベルになる。

 もっとも過料のお金を払えば 隔離を免れるものではないようですが 

「隔離」の話だけで言えば、

 過料の措置が取られるまでに 相当な期間を要するものと思われ、
過料になった時点で新型コロナウイルス感染症が治癒し 
隔離の適応がなくなる可能性はあるでしょう。
あるいは重症化すれば(感染後1週間ほどで重症化の兆しが出てくる)嫌でも
入院せざるを得なくなるでしょうから 隔離という目的は達成するものと
思います。

「疫学調査の協力拒否」については、プライバシーとの戦いなのかな・・

というのが実感するところです。

現場の人間としては 施設隔離とか疫学調査が嫌な人は
検査拒否が増えそうな予感がします。まあ今でもそういう傾向はありますので
あまり変わらないのかもしれません。

過料については 刑法との関係で言えば刑罰ではないので 
いわゆる「前科」の履歴は付かないようです。


「新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律」の施行に伴う
罰則に係る事務取扱いについて(感染症法関係)
https://www.mhlw.go.jp/content/000737654.pdf

https://komori-hp.cloud-line.com/

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コロナ不況

2021-02-07 13:32:36 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

福岡市は緊急事態宣言が延長され
生計の源を直撃しています。

数年前のことですが

保険に入りたいと言って
一人の若者が 外来を訪れました。

保険に入るための診断に2日以上かかる方でしたが

診断書を作成し いざ渡すときに
本人確認書類を要求したところ

明らかに狼狽し、

「忘れたので、家に取りに帰りたい」と言って

その後 お電話で

「書類はいらないので、お金を返して欲しい」と言われるので
当然お断りしました。

すると 1週間くらい経ってから
窓口に来られ

「お金はいらないので、問診票(名前と住所が書かれてある)を返して欲しい」と言われ
問診票をコピーして 原本をお返ししたところ

「今 コピーしたでしょ?」と食い下がられ

「コピーしたら何か困ることでもあるのですか?」とお伺いしたところ
渋々お帰りになられました。

その時も 今ほどではありませんが、
好況とは言い難い市場の状況でした。

今回も「身体がだるいので 入院させてもらいたい」など
入院給付金狙い あるいは生活保護受給狙いと思われる 
漠然とした訴えの患者様のお問い合わせが
増えております。

「外来でたくさん検査してから(当然 お金がかかります)考えましょうか」と申し上げると
電話を切られますし、言動が一致していないので、違和感が強く 医療従事者側にはわかりやすいです。

まあそれもこれも 不況のせいですので
早く ウイルス流行が治まってくれるといいですね。
後で税金が上がるのは 仕方ないと思いますので、政府には 更なる財政出動をお願いしたいです。

https://komori-hp.cloud-line.com/


 


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