古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

伝わらないときに

2019-03-27 12:31:07 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

今日は運営管理のお話です。

管理や指導(指示)など管理運営のお仕事をしている皆様。

「何回言っても伝わらないなあ・・・」と思うことはありませんか?

管理人はそういうことが日常ちゃめしごとの日々を送っています(笑)。
どのリーダー論の本を読んでも「リーダーの仕事は同じことを百回いうこと」とか
「人は一回言っただけでは伝わらない」などがほぼデフォルトです。

最近は師長さんなどに
「ちゃんと言っているんですけどねえ」と言われても
「一発で理解できると思わないように。注意喚起の張り紙を貼っているの?何枚?
たったの1枚じゃダメ!3枚くらい貼ってようやく1枚視界に入るかどうかってとこだから!!」
と檄を飛ばし続けていますが、それでもことあるごとに
 
「ちゃんと言っているんですけどねえ」と言われ
「一発で理解できると・・(以下略)」とエンドレスの様相を呈しております。

さて、札幌市のホームページに
大変素敵な「指導の仕方について」のパンフのpdfファイルが載っています。
理解力に難のある 発達障害の方々への指導の仕方のために
作成されたものですが、発達障害がない方への指導にも
非常に参考になるパンフと思います。
当院でもダウンロードして 病棟に配ろうかと思っております。

身体障害者への建物のバリアフリー政策(交通機関や建物出入り口の床のフラット化、
エレベーター化、自動水栓や自動水洗など)は 身体障害者だけでなく
妊婦や骨折中の人、配達業者、引っ越し業者、杖をついた高齢者、小さな子連れの親など
色んな方へ 恩恵をもたらしました。

このパンフレットは 発達障害者のみならず、すべての人に
「わかりやすい」指示、指導の知的バリアフリーの一助を担うパンフと思います。

ご参考になりましたら幸いです。
使用時は ホームページ上の注意事項をよく読まれてから ご使用くださいとのことです。


発達障がいのある人たちへの支援ポイント「虎の巻シリーズ」
http://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/hattatu/toranomaki.html


http://komori-hp.cloud-line.com/





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これって・・・・その2

2019-03-06 16:52:25 | 趣味
古森病院@福岡市博多区です。

先般「これって・・・」という記事を投稿したばかりですが
最近また「これって・・・」という出来事が起こり、投稿いたします。

先日 管理人宛にお手紙が届き
●●●●●社(某出版会社の子会社)の▼▼▼▼ さんという方からの
商業メールでした。

平たく言えば 自費出版のお知らせのようで
(定型文が万人向けに通用するように
回りくどく書かれているので、わかりにくい)
受信した人を持ち上げようという雰囲気が満載の文面でした。

あの結構有名な●●●●●社がなぜ管理人に・・・?
と思い ネットサーチしたところ、自費出版トラブルが絶えないようで
複数の人からトラブル投稿があっておりました。

まあ自費出版であっても、うまく行っている方はいいんでしょうけど、
管理人も自分の分くらいはわきまえておりますので
自費出版する気など毛頭ありません。

ですので、このようなお手紙は送ってこないで下さい。

話は変わるのですが 大学教授向けの
振り込め詐欺は かなり手が込んでいるようで
「先生がノーベル賞選考委員に選ばれたので、お金を振り込んで下さい」
などと言われるそうです。

うーーーーん、確かに大学教授になったら
そういう話はありそうですし、仮に振り込んで詐欺であったとしても
誰にも言えないでしょうから、泣き寝入りしかないでしょう。

人の心に巧みに入り込んでくるのでご用心。
自戒をこめて。

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専門家って・・・その4

2019-03-01 22:14:24 | 
古森病院@福岡市博多区です。

専門家って・・・(シリーズ)は過去3回記事を載せています。

専門家って・・・      https://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/8ad56cb382e84e6b1587f90942bcd43b
専門家って・・・その2   https://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/15f24b8adcab6e2e02fb8f42db955d1d
専門家って・・・その3   https://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/4f6665c7784fe625adf6f0267fb39dd2


押しなべて弁護士さん関係のお話が多かったのですが
今回もまた法曹業界ネタです。

専門家って・・・その3 にも書きましたが
経営に関係するまで 弁護士さんとのお付き合いが
皆無であった管理人。

その後のビジネス上のお付き合いでも 
弁護士さんに対し
「???」ということが何回もありました。

「???」の一つに 法曹業界は 
法学部の教授の言われる法律学術的な解釈と
裁判所による判例のいずれを重視しているのであろうか というものがありました。

医療業界では医学部で行われる講義講習と 
臨床現場の実態が乖離していません。

でも法曹業界はそうではなくて、
法学部教授(裁判官出身でない人。
裁判官出身で法学部の教授は少ないみたいです)の
言っておられることと司法研修所の講義、
裁判所の判例、あるいは法務省の行政通達、
はたまた各種お役所(労基署や法務局、警察、
税務署などが最たるものかも)の法律解釈が
入り乱れている印象で そのことを管理人は
いつも疑問に思っていました。

その長年の疑問?が解消される本を最近読みました。

裁判官は劣化しているのか
https://www.amazon.co.jp/%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%AE%98%E3%81%AF%E5%8A%A3%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%B2%A1%E5%8F%A3%E5%9F%BA%E4%B8%80/dp/4904702743

岡口基一裁判官は東京高等裁判所の判事さんで、
井の中の蛙を地で行く?判事さんの中でも
異質の存在、情報発信される「モノ言う判事さん」です。

空気を読まない「モノ言う院長」を自認する管理人は
岡口裁判官の本を何冊か持っており
「面白い人だなあ」と思っていましたが

法曹業界の出身母体により解釈が異なることに
違和感を覚えていた管理人の疑問について 
岡口裁判官が明快に答えておられ、
やはり管理人だけが違和感を覚えているわけではなく
中の人も違和感を覚えているのだ と感じました。

理系出身の法曹関係者はこの矛盾についていける人が
少ないといった趣旨のことも書かれており
理系出身者として思わず苦笑しました。

難しくないことを難解な法律用語を駆使して
文書が作られているので 一般市民は近寄りがたい
ということも書かれており、まったく同感です。

医学用語も難しいと言われますが、
わかりやすくお話すると 事態が深刻なので
「ふざけている!」と時々怒られることも。。。

わかる人だけにわかるお話ですみません。
もっともわからなくても 
普通に生きていく分にはまったく困りません。

http://komori-hp.clloud-line.com/

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