古森病院@福岡市博多区です。
流行っていますね。インフルエンザ。
国立感染症研究所のデータによれば
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/591-idsc/idwr-topic/8481-idwrc-1849.html
インフルエンザウイルス型別の検出状況について、今シーズンはこれまでにAH1pdm09が216株、
AH3が75株、B型が7株(山形系統4株、ビクトリア系統3株)検出されている〔インフルエンザウイルス分離・検出速報(2018年12月14日現在)
:https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html〕。
今年のインフルワクチンの型は
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/2066-idsc/related/584-atpcs002.html
○2018/2019冬シーズン
A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)
で、大流行のAH1pdm09は入っているようです。
ちなみに管理人は今月だけで すでに200人弱のインフルエンザの方を
拝見しました。当院外来のみならず、急患診療分が入っているためです・・・。
よく「先生はインフルエンザにならないのですか?」という
ごもっともな質問を受けますので、お答えいたします。
インフルエンザワクチンですが 管理人は当院の院内感染対策委員会で「職員も患者さんも打つべし!」と
盛んに推奨している立場上?必ず打っています。
ワクチン接種のおかげかどうかわかりませんが、毎年何百人単位でインフルエンザの方に
お会いするものの お陰様でかかったことはありません。
毎シーズン たくさんの患者さんを診察するので
あらゆるタイプのインフルエンザウイルスの生ワクチンをシーズン毎に打っているというか
吸っているようなものなのかもしれませんが。。
そういえば、国立感染症研究所のホームページには インフルエンザの感染経路は飛沫感染(咳やくしゃみで感染する)と
書いてありますが、空気感染もある(同じ空間にいたら感染する)という論文が過日
2018年1月18日付の米科学アカデミー紀要(PNAS)電子版で発表されています。
Yan J, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2018 Jan 30;115(5):1081-1086. doi: 10.1073/pnas.1716561115. Epub 2018 Jan 18.
そもそもインフルエンザが飛沫感染だけなら、こんなに爆発的に流行するはずがありません。
話を戻しますと、毎年インフルエンザシーズンになると、管理人は
健康管理と栄養管理に より一層気を使っています。
具体的には野菜果物の摂取、緑茶の摂取、各種栄養素の摂取、とくにビタミン類の摂取は増えます。
そして何よりも 疲れないようにするということが一番です。
体力が弱ると てきめんに感染しますので・・・。
管理人の家族が感染した場合は 予防内服を行うことがありますが、
0歳から保育園に行って、各種ウイルスや細菌に感染していたうちの子供たちは
今となっては 学級閉鎖になろうともめったに発熱しないので、職業人としては助かっています。
皆様もお大事になさってくださいね。
また昨年春から発売されている バロキサビルマルボキシル錠(商品名ゾフルーザ)ですが
色々 耐性ウイルスのことや副作用のことなどわからないことも多く、
当院に採用はしているのですが、管理人はリクエストがない限り、処方したことがありません。
オセルタミビル(商品名タミフル)は今年からジェネリックも発売され
一番安価であることから、もっぱらそちらを処方しています。
また10代へのオセルタミビル処方差し控えは解除の方向に向かっています。
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薬事日報
https://www.yakuji.co.jp/entry65032.html
【厚労省】タミフル、10代使用可能に‐異常行動と因果関係不明
2018年5月21日 (月)
厚生労働省は、中外製薬の抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」について、10代患者に対する使用差し控えを解除する。16日の薬事・食品衛生審議会薬事分科会の医薬品等安全対策部会安全対策調査会に方針を示した。タミフル服用と異常行動について、明確な因果関係は不明とした調査結果を踏まえた対応で、注意喚起の記載を添付文書の「警告」から「重要な基本的注意」の項目に移す。厚労省はインフルエンザが流行シーズン入りする11月までに添付文書の改訂を要請したい考え。
タミフルをめぐっては、2007年に服用した中学生の転落死などが相次いで報告されたことから、添付文書の警告の項で10代患者の使用を原則として差し控えることを求め、服用後の異常行動に対する注意を促している。ただ、同じ抗インフルエンザ薬のリレンザ、イナビル、ラピアクタの3品目では10代の使用を制限しておらず、重要な基本的注意の項で異常行動の注意喚起を行っている。
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追記
管理人の今日の朝ご飯を参考までにアップします。
インスタ映えなどは狙っていないので
少々お見苦しいかも・・
内容
チャーシュー(自家製・・といってもタレにつけて煮込むだけですぐ出来ます。まとめて
作っています)肉じゃが、サニーレタスとキャベツ千切り(これもスライサーでまとめて
作れば2~3日は行けます)、ブロッコリー、ミニトマト、納豆ご飯、お味噌汁(作ることが多いですが今日はアマノフーズのフリーズドライみそ汁が余っていたので流用、糸寒天入り)、みかん
序に昼食・・・(いつもは病院の検食を食べています)
内容
即席めん(長男君のリクエストによる)、里芋と干し大根の煮つけ(自作)
カボチャ煮もの(自作)、ほうれん草胡麻和え(自作)、ミニトマト、焼き肉の余り(自作)、
鯖水煮(既製品)、ハム(既製品)
夕ご飯は友人と外食予定にて アップしません。
(参考にならないので・・管理人は外食はあまりしない方です。)
管理人は平日は忙しいので、休日にまとめて作ってストックしています。
要するに、たんぱく質(動物性、植物性)とビタミン類(果物、野菜)、
糖類(米飯、麺、パンなど)、をバランスよく取ることが重要です。
食事指導なども一週間くらいその人の食べたもののメニューを見ないと
何が過剰で何が不足しているかわかりません。
基本的にこれだけ食べれば、あるいはこれさえ抜けば というのは良くないです。
余談ですが、他県教育機関勤務の折、産業医活動の一環で、食事拝見という
コーナーを企画し、他の人が食事を出し渋るので
とりあえず自分の食事の写真を持って行ったところ
「意外にきちんとバランスとって食べている」「本当に医者だったのだ(管理人は当時
私服で勤務していたので、医師というイメージがいまいちなかったようです。。)」と
職場の皆さんに言われ 「え?そこ?」というポイントで驚かれました。
再追記
別の日の夜ご飯をアップします。
一応3食ないと、イメージわかないと思いますので・・。
内容
すき焼きの卵とじ、梅ひじきご飯(梅ひじきは既製品)、カボチャ煮つけ、ミニトマト、
絹さや、博多御雑煮風(お雑煮の出汁昆布やぶりなどが残っていたので 再度作りました)