古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

認知症サポート医養成研修

2019-09-01 14:23:29 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

昨日から二日間にわたって福岡市内で行われた
厚労省と医師会肝いりの認知症サポート医養成研修が
終了しました。福岡市は医師会の推薦が必要ですが、
全国から200名くらいの医師が
来ていて驚きました。実はこのサポート医師養成研修は
診療報酬加算のための医師の要件になっており、そのことが全国から医師が
講習を受けに来る主たる理由です。もっとも当院は管理人が受講しても
病院が要件を満たさないので、点数はまったく関係ありません。

地域(あるいは限定期間内の入院管理)で認知症の人を支えるという理念の元
研修を受けた認知症サポート医師が「中核となって」支援チームを組み
地域(や院内)を引っ張っていくという
現時点では壮大すぎる概念で、研修終了間際のディスカッションでは
「果たしてそのようなことが 人口構成や支援体制の地域差も激しい
全国津々浦々のサポート医師に出来るのか」という
話題がどこのグループでも出たようです。

しかもこれはなぜか認知症のみが対象疾患で、
対象の方が認知症ではない(ほかの精神疾患とか障害など)とわかったら
支援チームは撤収するらしく、「なんで?」という疑問が付きまといます。

すでに包括支援センターやケアマネが
こういう取り組みを行っていると思いますが
この研修システムを作り上げるにあたって
ケアマネ協会と話してるのかなあ・・

と現役ケアマネージャーの管理人はふと思ったものでした。

すでに1万人以上が受講しているとのことです。
養成研修を受けた以上、求められた役割を果たしていきます。

認知症サポート医養成研修
https://www.ncgg.go.jp/kenshu/kenshu/27-1.html




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