カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

テスト

2008-10-21 22:21:07 | 本日のしりきれとんぼ
携帯から初めての投稿じゃ。これはテスト、テスト。一昔前キザったらしい男がマイクに向かってわざとらしい声を出していたではないか。これがそれ。上手くいったら木曜日の穴が埋められる。

ミミズのいる地球

2008-10-21 18:08:02 | 本日の抜粋

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*雨後にミミズが地表で大量に死んでいることがあるが、そのことについて畑井(一九三一)は、次のように説明している。ミミズの孔道中に、大気中を通過する途中で多量の炭酸ガスを溶解した雨水がはいり込むと、炭酸ガスに弱いミミズが穴を這い出てくる。それが、昼間に紫外線に当たって動けなくなり、日光のために水分を体から失って死ぬのだろう、というわけである。

 *巨大ミミズは、肺のような特別の呼吸器官をもたずに空気呼吸を行っている最大の動物である。酸素は皮膚を通ってのみ、ゆっくりと血液に入っていく。空気の循環の遅い土壌中の大気は、このような大きな動物が十分な酸素をうるには炭酸ガス濃度は高く、酸素分圧は低い状態にある。したがってミミズは、酸素との親和力が人間より五〇倍も高い血液をもつことで、体を維持している。このことは、かれらの血液が、有効に酸素を保持することを意味している。特に高濃度の炭酸ガスが存在するとき、ほとんどの動物の状態とは反対に、きわめて大きな酸素との親和力をもっている。こうしてこの巨大ミミズは〝ゆっくり穴を掘って生活する〟生き方をえらび、わずかの酸素を用いてゆっくりした代謝を行っているのである。(本川達雄(一九九二)は、循環系はもつが特別な呼吸器系をもたないこのような大きなミミズの体の太さが半径一・三ミリメートルを限度としていることを、体内と体外の酸素分圧の違いとガスの拡散の速度から理論式を用いて整然と説明している。)

仲村 方子 『ミミズのいる地球』より 中公新書

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雨上がりの自殺行為のようなミミズの振る舞いが、徳さんの長年の疑問だった。
アスファルトの上をのた打ち回って、やがて干からび死んでいくだろうミミズを見るのは気分の良いものではない。
人間の身勝手な行為の犠牲者に面と向かうようで、目を背けるのが常だった。
何でこんな苦しいシャバに出てくるんだ。
お前には住み心地の良い地下生活があるじゃないか、と。

今回、その疑問が晴れた。
徳さんが思っていたよりは、天然自然の行動だった。
地上を蓋するアスファルトが反ミミズ物質であることには違いないが、、、。

巨大ミミズは全長6.3メートルに及ぶものもいるらしい。しかし、どんなに長くなっても太さは細いままだと言う。ミミズたる所以だが、その理由が皮膚呼吸にあると言うのだから、生物の進化とその枠組みというのは面白い。

農業に役立つミミズとしてだけではなく、この酸素親和力の高い血液の研究は医療に役立つのではないか?
ノーベル賞狙いの徳さんでした。