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カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『ダンゴムシの本』 奥山風太郎+みのじ DU BOOKS

2017-10-18 18:29:37 | 本日の悪食
小さい頃誰もが一緒に遊んでもらった記憶があるダンゴムシ。
大人になっていつしかその存在を忘れ去ったダンゴムシ。
手のひらの上でいつまでも丸くなったままのダンゴムシ。
老人になって、子供用の図鑑を眺めてその愛らしが蘇るダンゴムシ。

普通、こんな生きものに対する執着は段々薄れるものなのに、その好奇心を大人になっても持ち続けた奇特な大人たちが作った本がこれだ。
この本の前半はこんなページが続く。

横から、上から、丸まった時の正面、横から後ろから。延々と続くのだ。これらの写真それぞれにたいした違いがある訳じゃないのに、、、。
でも、著者たちはその小さな違いにこだわってそれぞれに立派な解説文を寄せている。
徳さん、感心しきり。

ダンゴムシって、こうだよね。

そして、丸まった時はこうだよね。


これでいいじゃないかと思うのは俗人。

マダガスカルにはこんなダンゴムシもいるんだって。

そして青いダンゴムシ。
これはウィルスに感染したダンゴムシなんだって!

美しければ良いってもんじゃないのがダンゴムシ。
徳さん、ホッとするところである。

この本には、ダンゴムシの近縁の者たちの紹介もある。
魚に寄生するウオノエ。
多くは魚の口の中に寄生し、舌を吸い尽くし、舌の代行までする。
かわいらしいやら気味悪いやら、、、。




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足立則夫 『ナメクジの言い分』 岩波科学ライブラリー

2017-08-22 10:02:39 | 本日の悪食
  ***
触角の下に口はある。人間の唇にあたる唇弁に囲まれ、中央に開いた口腔の上側に顎板と呼ばれる顎がある。その下の奥に口球という丸みを帯びた舌がある。その表面に矢じりのような形をした軟骨性の小さな歯がびっしり生え、これで葉の面をこすってこそぎ落とすのだ。あるナメクジの歯はざっと二万七000枚もある。
  ***

ナメクジをなめんなよ!ということらしい。

単細胞動物だって、様々な機能を持って環境に適応し十全に生きている。
はるかに高等動物であるナメクジが歯を二万七千本持っていたって不思議じゃない。
なのに、このびっくりさは何だろう?
ナメクジの小ささと二万七千という数の多さに驚いているのだろう。

考えてみれば、高等とか下等かとか、人間が勝手に評価しているわけで、この世に生きるものは、皆、系統樹の最先端に位置するもので、完成体とみなすべきだ。
他の生き物に謙虚であるべし、、、、。


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『干潟生物観察図鑑』 風呂田利夫*多留聖典 写真 中村武弘

2017-08-20 21:38:26 | 本日の悪食
友人に海のほとりに移り住んだ奴がいる。
もう徳さんはうらやましくってしょうがない。
70歳を迎えんとし、仕事らしい仕事もせず、友人を訪ね歩いたり、緑を求めて沿線沿いの東京郊外をうろついてる身にとっては、身近に自然がある環境は垂涎の的だ。
徳さんだったら、毎日海辺に出て、海辺の小動物に夢中になるに違いない。
呆けた老後にぴったりの感あり、、、。

で、仕方ないので図鑑を眺め、恍惚感に浸る、、、。

まずはアナジャコの巣穴。意味不明のYの字構造。深さは2メートルもある。
捕食者から逃れるためだろうがYの利点が判らない。


見慣れぬせいか、不気味に感じてしまうものも多くいる。
ゴカイ類は地上にもにたような形のものもいるが、いつも身を引いてしまう。
徳さん、ご幼少の頃、ミミズを手のひらに乗せて「ムチムチいたよ」と母に報告しては母をビビらせていたのが嘘のようである。やはり無垢は強い!


食べたこともあるだろうツメタガイ。
こいつの捕食行動は残酷で、足を広げて獲物のアサリなどをを覆い、酸で穴を開け身を啜る。
こいつの卵塊は黒いお椀のようで滑稽だ。




そうそうプランクトンだって無数にいる。




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『テロ死/戦争死』 第三書館編集部編

2016-02-06 20:23:01 | 本日の悪食
ページを開けば、親しいものから弔われる事を拒否しているかのような無残な屍体の写真が無数に陳列されている。
あるものは焼かれ、あるものは手足を吹き飛ばされ、あるものは切り刻まれ、あるものは吊るされ、、、。
これでもかこれでもかと羅列される、銃器や刃物や爆弾、ミサイルなどによる人体の破壊だ。
このフォトドキュメント集はアメリカのサイトに載っていたものを編集したものだ。
本の作り方としては余り感心しない。
作り手の内面への問いかけがないままに編集している。
編集者病というのが感じられる。

まあそうは云っても、遺体の画像を掲載することをタブーとしている日本のメディアには決して登場しない代物だ。
(なんでもこの本は、大手配本業者から委託配本を拒否されたんだそうだ。それも情けない話だ。事実は事実として受け止めなければならない)
自爆テロで死者何名負傷者何名の報道で打ち止めだ。
今回の空爆により死者何百名(そのうち子供数十名が含まれる)、負傷者は数千名出た模様である、で打ち止めだ。

マスコミ報道は、要するに勢力争いを競馬中継のように幾分興奮気味に伝えているに過ぎない。

必要最低限、我々が知らなければならぬのは、
テロ、戦争に関する報道に限って言えば、鳥瞰的な視点を持った報道じゃなく、被災した個々の現場の状況だ。

この写真集で印象に残った画像が、


これは、多少報道された。
イラクの子どもたちが橋に吊るされた米兵の死体を歓喜してさいなんでいるのだ。

彼等の環境はそのようなものである。
当たり前と言えば当たり前。
親族が殺され、日常にこの手の死体がゴロゴロしている環境下で、他にどんな反応が可能なのだろうか。

でも、我々はこれを狂った世界と呼ばねばならぬ、、、。
そして狂わせたのは何かだけが問われなければならない。


ああ、でも、なるべく明るい話題を取り上げたいね、、、。





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姫野カオルコ 『変奏曲』 マガシンハウス

2015-03-13 21:47:02 | 本日の悪食
以前、『受難』を読んだ。
ポルノまがいの言葉の羅列にもかかわらす、その読了感の清涼さに打たれた徳さん。
姫野カオルコ挑戦の第二弾である。

扱われているのはより危険な題材だ。
関東大地震、第一次世界大戦を挟んだ時期の日本。
双子の男女のインモラルな感情の物語だ。
人の心の、押し隠された欲望を接写している。

「変奏曲」というのは、同じ設定で、いくつもの物語を語る、ということ。
やたらと姫野カオルコの才能を感じさせる。

ほとんど感情的について行けない徳さんだが、これもご勉強、、、。

え!なんの勉強だって?
インモラル力の破壊力についてだよ。




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奥田英朗 『イン・ザ・プール』 文春文庫

2015-01-26 20:17:10 | 本日の悪食
奥田瑛二という俳優のイメージと重なって、今まで徳さん、彼の本に手を出さなかった。
名前が似ているという理由だけで、、、。

馬鹿な話だが、人間の心理なんて結構浮遊物質状態である。

ある箇所に磁場の強い所があれば、無意識のうちに引き寄せられている。
もちろん本人は気付きもしない。

こんな人間の悲しい性向を利用し、研究し尽くして、権力者?のよる情報操作、マインドコントロールが行なわれる。
(権力者に?マークを付けたのは、権力者さえも情報操作、マインドコントロールされてる気配を感じるからだ)

世界中のほとんどが見事にその術中に嵌ったのがイラク湾岸戦争だった。
全身油まみれになった一羽の鳥の画像、これはイラクと関係なかった。
(徳さんも、感情的にやられた、、、)
イラクの大量破壊兵器の開発、所持。
(徳さんも、イラクによるクウェート油田に対する斜め盗掘を聞かされていたので、皆様同様信じてしまった。)
これも嘘だった。

そんな操作をすることによって莫大な利益を手にする奴らがいる。
その世界では、安部坊なんて、きっと、末端の末端なんだろうな、、、。

もう、世界はメチャクチャである。

でも、世界がそんな連中の摘発に総出で乗り出したらどうだろう、、、?

徳さんにとって、一筋のかすかな光が注ぐ道。


さて、この小説。

ハチャメチャな精神科医ももとに、極端化された心の病を持った人が訪れる。
誰にも相手にされない心身疾患の持ち主だ。
運動依存症、携帯依存症、陰茎強直症、世の中の価値観への擦り寄り依存症、安全恐怖症。

主人公?の精神科医は一切それらしき治療はしない。
でも、最終的にすべての問題患者を治してしまう。

ハチャメチャな精神科医は何をしたか?
患者の案件を自分のものとして、患者以上に病気るのだ。
(病気る、なんて言葉はこの世にないが、つい使いたくなった)

何が起きるか?
ハチャメチャ精神科医を親しみを込めて馬鹿に出来るのだ。
いつしか、己の姿を鳥瞰視、客観視できるようになっているのだ。




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2チャンネルでカイロの項を覗いて見ると

2014-09-08 20:37:57 | 本日の悪食
患者さんからの情報というのがある。
これが時々、宝に変身する。

来るか来ないか定かでない患者さんを、小さな部屋で待ち続けるしかないカイロじじいにとっては、患者さんは異界から宝物をもたらす一種の神である面もある。
まあ、神はおおげさだが、かなりコウゴウしいのは実感だ。

今日は、2チャンネルの活用法をIさんから教わった。
当然、茶化す人もいるけど、中には結構真面目な人もいるんですよ、とはIさんの弁。
早速、二人してカイロプラクティックの項の2チャンネルを覗いてみると、
ありました、正統派のご批判が。


 *****
カイロで脳卒中[] 2007/06/02(土) 20:10:58 ID:LEYy9YXJ (1/1)
首をごきごきっと左右にひねるなどの手技で知られるカイロプラクティック(整体の一種)に、脳卒中を誘発する恐れがあることがわかった。 
脳卒中患者を対象とした、米国の症例対照研究から判明したもので、カイロプラクティックにより、首の動脈が裂ける(椎骨動脈解離)タイプ
の脳卒中が6倍以上増えるとの見積もりになるという。
 調査結果は、Neurology誌5月13日号に掲載された。 脳
卒中には様々な原因があるが、若い人の場合、椎骨動脈解離による脳卒中が2割弱を占めるとされる。
椎骨動脈解離は、首を急にひねることで起こることがあり、
日本でも「ゴルフで球を打った後、首を急にひねって球の方向を見た」「カイロプラクティックで施術者に
首をひねられた」などのケースで、脳卒中が起こったという報告がある。 
米国California大学San Francisco校神経内科のW. S. Smith氏らは、同病院などを受診した60歳未満の脳卒中患者から、
椎骨動脈解離により脳卒中を起こした51人と、同じ性別・年齢で、椎骨動脈解離以外の原因で脳卒中を起こした100人を抽出。
椎骨動脈解離による脳卒中の危険因子を幅広く調べた。 
その結果、椎骨動脈解離で脳卒中を起こした人(平均年齢:41歳、女性が59%)では、他の原因で脳卒中を起こした人(平均年齢:44歳、女性が58%)より、
カイロプラクティックを発症1カ月以内に受けた人が多いことが判明。 
脳卒中の前に頭や首の痛みがあった人も多かったが、そうした点で補正しても、
カイロプラクティックが椎骨動脈解離のリスクを6.62倍増やすとの計算になることがわかった。 
注意すべきなのは、もともと椎骨動脈の解離があって、そのために頭や首が痛み、
それを治そうとカイロプラクティックを受けた人が含まれている可能性があること。 
しかし、この点を割り引いても、6倍以上の増加は軽視できないと研究グループはみており、
「カイロプラクティックの施術者は、施術により椎骨動脈が解離するリスクがあることを、事前に説明すべき。 
また、カイロプラクティックを受けた後、頭痛や首のひどい痛みが生じた場合は、すぐに病院に行くべき」と提言している。(平成15年5月21日medwave)】
 *****

この投稿者は結構冷静な情報提供をしている。
まず、その事に感謝!

で、今日も何人かの患者さんの頚をごきごきっとひねった徳さんの感想。

この発言で一番有り難かったのは、頸椎と椎骨動脈の関係に触れてくれた事。
椎骨動脈って結構日陰者。
ほとんどの人が、そして医者さえもが眼中に置いてない!?

椎骨動脈は頸椎の中を通っている。
その動脈の行く先は脳の後と、中心部。
脳の後は視覚領野。
中心部は視床下部や脳下垂体が含まれる生命維持を引き受ける原始的脳。
ホルモン分泌や自律神経を統御する本来的な生命維持装置のあらせまする部位への血行の中心人物。

非常に重要な部位だが、そこに手を出すのは危険を伴う。
その危険を指摘したのが抜粋部。

徳さんに言わせれば、だからカイロプラクティック士なるものが存在するのですよ、ということなのだが、、、。

現在、日本ではカイロは未公認。
職業の自由、という概念だけで成立している、医学的には何の権威も与えられてないヤクザ家業なのだ。
だから、カイロと名乗る面々は玉石混交。

さっさと、政府お得意の規制をかまし、カイロプラクティック士を篩にかけて貰いたいものだ。

その結果、徳さん、落とされたりして、、、。



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ゆるむ暑さで、温かそば

2013-09-10 18:21:12 | 本日の悪食
ようやくうだるような暑さがゆるんできた。
ということで、昼飯にあったかいそばを作ってみた。
そうめんと冷やし中華の連ちゃんもさすがに飽きが来てたのだ。



隣の西友でかき揚げとシナチクを買ってきて、後は適当に、、、。

食べ始めは快調。
しかし、後半は額から汗が、、、、。

ちと、時期早々でした。
食い意地が張ってると、それなりの報いを受けまする、、、、。


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だれか教えて!

2009-09-13 18:56:25 | 本日の悪食
結構、本気で探している。

でん六のピーナツ70パーセント入り柿ピー。

以前は手軽に近所のコンビニに置いてあったピーナツ多めの柿ピーが現在は幻の商品になっている。

この写真はただの何の変哲もないピーナツをケチりにケチり抜いた柿ピーだ。
株式会社でん六が生産の方針を転換したのかも知れない。
だとしたら、ポリシーのない会社だ。
お菓子なんだから、夢の部分を大事にしてくれなくちゃ。

徳さんは、酒のおつまみとして、この70%ピーナツ柿ピーをこよなく愛していた。
ピーナツと柿の種の割合が徳さんに満足感を与えていた。
安い商品なんだけど、なんかゴージャスな気分にもさせてくれた。
中国産のピーナツを使っているのだが、独特の製法なのか、不安を吹き飛ばす味だった。
豆菓子だけはでん六に限る、などと他人に随分と吹聴したものである。

それが、ある時を境に店頭から姿を消した。
徳さんの嘆きは、毎晩の晩酌時に繰り返しやって来る。

どうしてこんな事になったのか?

例の石油高騰の影響だ。

資本主義がいつの間にが、実体のない商品取引に振り回され、コンピューターの前に座ったままの人間によって価格が操作されるようになった結果だ。

milky way

2009-03-27 17:40:19 | 本日の悪食
徳さん、酒飲みの威信にかけて、甘いものは口にしないのを信条にしているが例外がある。

この『milky way』というチョコレート菓子だけは手を出してしまう。
ココア仕立てのヌガーをチョコレートで包んだものだ。
猛烈な甘さだ。
口に入れた瞬間に後悔する。
最近は、ナイフで小さく小分けして、そのひとかけらを口にするようにしている。

なぜ、こんなにも執着するのだろうか?

答えは、徳さんの幼年期の記憶にある。

1947年生まれの4,5歳といえば、まだ戦後日本が朝鮮戦争特需によって浮かれ出す前の時期。
ともかく甘いものが貴重だった。
半紙にスプーン一杯の砂糖を載せてもらい、時間をかけて舐めたのを覚えている。

そんな時期に、一、二度口にして、鮮烈に記憶しているのがこの『milky way』
当時のお菓子屋さんに売っていたものなのか、親がいけないルートで手に入れたものなのかは知らない。
これを口にしたのはその時だけだった。
以後、大人になって、機会のある度にお菓子屋を覗いたりしたが、目にしたことはなかった。
ともかくこのハイカラなチョコレート菓子は、徳さんの心の中で、伝説のお菓子となっていた。

それが、一ヶ月前、国分寺の施療院の前のドンキホーテで山積みになっているのを見つけた。
その余りの安値と、量の多さに、徳さんの幼い頃の甘い記憶は、なにか苦々しいものに変わってしまった。