カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

考えない練習

2010-10-31 18:13:51 | 本日の抜粋

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 何かを買うということは、誰にお金を回すかということに結びついています。商売第一で、粗悪な製品でも大量に機械的に売りさばこうと思っている人よりも、本当に良いものを丁寧に心を込めて作っている人にお金を回して、結果的にそういう人たちがもっと良いものを売れるようにする。大げさな言い方をすれば、買いものには投資という側面もあります。本当に好ましいと思えるものをきちんと選んで、それを作ってくれている人たちにお金を回すという心持ちで買いものを行っていると、自分はきちんとした形でお金を使っているなと心から満足できるでしょう。
「安いから買う」でも「ほしいから買う」でもなく、「必要なものだから高くても買う」「本当に必要なものを少なく買う」という姿勢を貫いていれば、欲にまみれず、良い心持ちで生活し続けることができるのです。

小池 龍之介 『考えない練習』より 小学館

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昨今、珍しく、生臭さを一切感じさせないお坊さんの本である。

様々なノイズ、雑音に悩まされている我々凡人の脳をクリアーにする仏法に基づいた方法を伝授してくれる本である。

徳さん、凡人の極み。
ノイズ溢れる己の脳の雑然振りを、誰一人とて愛してくれないのなら、徳さん一人でも愛しぬいてやる、と居直っちゃいるが、たまには、こんな清涼剤もすがすがしい。

でも、この本からの抜粋が‘買う’事についての部分だというのは、あくまで凡人の道を行く徳さんということか、、、。

この小池龍之介というお坊さんを偶然テレビで拝見したことがあるが、その佇まいは姜尚中さんにどこか通ずるものがあった。


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台風でキャンセル続き

2010-10-30 18:02:55 | 本日のしりきれとんぼ


台風が近付いている。
患者さんは懸命にも、キャンセルが多い。
午後9時頃に首都圏も暴風雨圏に入るとの事。
徳さんも早めに帰宅の途につくとしよう。

それはそうと、昨日行った、国立新美術館。
その建物だ。
故黒川紀章の事務所が設計したものだ。

3つの凹凸カーブの正面と、円錐形の塊を内部にセットした斬新なものであった。

しかし、例によって徳さんは、変なところに目が行ってしまう。
正面の壁面一面にガラスによる日除けが張り巡らされている。
添付した写真は内部から撮ったものだが、横に平行して走る線がそれだ。
近寄って見ると、幅50センチ、長さ3メートルほどのガラスが2枚組み合わせになっており、上下幅が50センチほど。それが、正面の壁面全てを覆っている。
装飾性抜群の面白い日除けと日光取りとなっている。

そこで、徳さんが思ったこと。
こりゃぁ、掃除が大変だぞ。
建築デザイナーというものは、掃除をする労働者のことを考えに入れていたのだろうか?

それと、、、。
会場の所々に置かれている椅子たち。
それらはみな、腰には良くない代物だったぞ!




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世の中は厳しい!ゴッホ展

2010-10-29 17:55:42 | 本日のしりきれとんぼ


どうも無粋でいかん!

とは、自分でも思う。
なにしろ美術館に絵を見に行ったのに、思うことは芸術とかけ離れたことばかり、、、。

暇な自営業の利点をいかし、混雑を避けてウィークディーの今日、六本木の国立新美術館でやっているゴッホ展に行ってきた。
それでも、かなりの人出で、土日、祭日の混雑ぶりはいかばかりかと心配してしまう。

ゴッホ展とあるからには、ゴッホの作品の大半を鑑賞できるのかというと、さにあらず。

“ひまわり”無し、“跳ね橋”無し、“糸杉”無し、“月と星”無し。

もちろん、主催者側はちゃんと予防線を張っている。
今回のゴッホ展のサブタイトルは『こうして私はゴッホになった』
習作時代の作品を展示し、ゴッホに影響を与えた当時の画家の作品を並列すれば成立するのだ。

もちろん、そこは大ゴッホ。
それはそれで十分、説得力がある。
感動的な作品も何点かある。
見る人が見れば、そのすべてが感動的だと、言うのかも知れないが、そこはホレ、芸術音痴の徳さん、許されよ。

全ゴッホ展なるものが全世界の美術館を、美術館のない地域では堅固な仮設の施設で世界中を順繰りにまわる、なんてことはないのかね。


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寝相と足のつれ、ニューちゃん

2010-10-27 16:52:10 | 本日の患者さん
徳さんも寄る年波、時々、寝ていて足がつる事がある。

つり始める気配というものがあって、本格的につる前に対処出来れば事無きを得る。
でも、それは、フクラハギとか足の指などがつりそうになった時の話だ。
その場合は、筋肉が収縮するのと反対方向へ筋肉を伸ばせばよい。

しかし、脛のところにある前脛骨筋や、太ももの内側の内転筋がつり出したらなかなか厄介だ。
それらを伸ばす格好がかなり難しく、時によっては、その変な姿勢のために、他の新たな筋肉がつってしまう事もあるからだ。

そろそろ80歳にならんとするニューちゃん、何日か前に両方の内転筋がつってしまったんだそうだ。

「えらい目に合ったよ、先生。太ももの内側がつっちゃってよぉ。どうしていいか判んねぇんだよ。立ったり座ったり色々したんだが治まっちゃくれねぇ。結局、その後3日ぐらい痛かったよ」

下町育ちのニューちゃん、相変わらずのべらんめぇ口調である。

「そりゃ困ったでしょう。内転筋のつれ防止には、バレリーナみたいな格好をして耐えるしかなさそうだけど、ニューちゃんには出来そうもないし、第一、ニューちゃんのそんな姿、見たくもないよね」
「筋肉がつるというのは、血行が悪いということだけど、ニューちゃん、何時もと違うことなかったの?」

「そういえば、何時も抱き枕みたいなのに足を乗っけて寝るんだけど、その日はしなかったなぁ~」

原因はそれなのかもしれないし、それ以外かも知れない。

ただ言えるのは、寝ている時は、血行が泌尿器系、消化器系に優先されるため、骨格筋の血行は、日中活動しているときに比べ、かなり落ちていると考えねばならない。

だから、
就寝前にお風呂に入ったり、軽い体操をして血行を良くする。
心臓よりほんの少し足を高くして寝る。
などの予防措置は理にかなっている。

そして、無意識に寝返りを打つことも、就寝時の筋肉の血行不足を補っていると考えられる。

さて、そこで、寄る年波の問題。
年を経るに従って寝相が良くなっている。
敷布団に密着している筋肉の酸素不足を情報としてキャッチ出来なくなっているのだ。

赤ちゃんの寝相の悪さを思えば悲しくなるけど、抱き枕は忘れないようにしようね、ニューちゃん。


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PACO DE LUCIA , John McLaughlin , AL DI MEOLA

2010-10-26 19:15:56 | 本日の楽曲


最近は図書館の品揃えが大分充実してきたが、それは、あくまで本の話。
CDの品揃えとなると、途端にトーンが下がってしまう。
それもクラシックに偏重しているのはどこの図書館も共通で、徳さんは司書の人たちを揃えるばかりでなく、音楽司書なんてのもいたらいいと思ってしまう。
もっとも、そんな優雅なご時勢ではないという声も聞こえるし、いやいやこんなご時勢ならばこそ人はおっとり優雅さを求めねばという声も発してみたくなる。

人はみな、自分の受けるサービスに関してはワガママなものだ。
徳さんも人品いやしい。
常日頃、国分寺市の図書館の音楽CDの品揃えの悪さにブーブー言っている。(誰にともなく)
しかし、掘り出し物はあるものだ。

『Friday Night in San Francisco』

ギターの神さま3人による、超絶技巧、超絶リズム、超絶、、、の圧縮版である。

聴いて痺れ、憧れ、一体どんな割り振りでこの合奏が成り立っているのか、一度映像を見たいものだと(聴きたいじゃなしに、見たいというのが、何とも情けないというか、いじましいと言うか、、、)思っていたら、やっぱり、ござんした。you tubeに。

PACO DE LUCIA , John McLaughlin , AL DI MEOLA



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お風呂で正座を、トゥーぼう

2010-10-25 15:30:39 | 本日の患者さん
「それで、その後の膝の痛みはどうなんですか?」

「ええ、最近はあまり痛まないんですよ。ただ、曲げるとなんか腫れぼったくて」

「曲げるって、正座した時のことですか?」

「ええ、だから正座しないようにしてるんですよ」

「う~ん、そうですか、、、。
もし、正座が出来るのなら、日常生活ではしないようにしてても構いませんから、お風呂に入った時に正座するようにしてみて下さい。
充分に体が暖まった後、1分程度でいいですからね。
無理しない程度でいいですからね。
膝のお皿というのがあるでしょ?
これは普段、膝の関節から浮いた状態にあるんですよ。ね、こんな風に。
で、正座してみますよ。
ね、お皿がびくともしないでしょ。
これは膝の関節が曲げられるときに出来る窪みに、お皿がぴったりはまった状態なんですよ。
この時、お皿が膝の関節の中の液体を押してくれて関節内に栄養を送りやすくしてくれるのです。
関節の中には血液が来てないので滑液という液体が血液の代わりをしてくれているんですよ。
年取ってくると、その滑液の分泌も少なくなってきますから、こんなケアーが結構物言いますよ」



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ヤー・チャイカ

2010-10-24 18:29:40 | 本日の抜粋

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 この場合だけは、天空に昇ってその高みから地球を見下ろしているのは、ガガーリンではいけない。チトフでも、ニコライェフでもボボヴィッチでもビコフスキーでもいけない。どうしても女でなくてはならない。男は空に昇るといよいよ男らしくなる。クーキンが少年の目で憧れたような英雄になる。しかし、女であるテレシコワはヴォストーク6号に収まって高い空に昇った途端に女であることをやめて、と言って男になるのでもなく、男女どちらでもない不思議な視線の放射点になる。祝福の目として地球を見下ろすようになる。神を男として設定することの不備からすっかり解放された、裁かない神、ただ見るだけ、祝福するだけの優しい天使になり、地球にふわりと軌道の網をかぶせる。

池澤 夏樹 『スティル・ライフ』所収「ヤー・チャイカ」より 中央公論社

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1963年、冷戦のまっただ中で繰り広げられた米ソによる宇宙戦争。
世界初の女性宇宙飛行士として、きっと政治的にも利用されまくっただろうテレシコワ。

そんなテレシコワを借りて、1988年、池澤夏樹は自らの小説の中に、人類の究極の願いをさりげなく潜り込ませている。

男ではない神の出現。
男女どちらでもない不思議な視線を持つ神の出現。
否、と告げるのではなく、ただ優しく見つめてくれるだけの神の出現。
地球をヴェールのようなもので包んでくれる神の出現。




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それが犯人だ!テューぼう

2010-10-23 19:10:29 | 本日の患者さん
施療士を不安に陥れる患者さんの代表格の一つは、初診に見えたきり二度と見えることない患者さんの存在である。

初診時には、かなり詳しく、患者さんの症状の出現の理由と、施療の意味と、同時にそれに対する対処法を伝えるようにしている。
それが裏切られた気持ちになってしまうのだ。
もちろん、こちらには保険も利かない料金を取っているという負い目もあるのだが、、、。

症状が余り重くないその手の患者さんに対しては、さほど気にする事はない。
さっさと治ってくれたのだと勝手に判断しても罪悪感はない。

そういえば、思い出した事がある。
カイロ修行中に、ある高名なカイロの先生の講義を聴いた時の話だ。
高名な先生曰く、
「皆さん、今日は商売繁盛の極意をお伝えします。それは、患者さんを治さないことです。治せても治さない。その代わり、患者さんの症状をほんのちょっぴり改善させるようにする。一生懸命治療してあげた結果、少し良くなりましたね。こうして少しづつ良くなって行きますから安心して明日もいらして下さい、とセットするのです。」

だって。

大馬鹿野郎である。

話を戻す。

重い症状を訴える患者さんが再診に来なかった場合、これはこたえる。
たまに存在するこのシチュエーションは施療士の身を細らせる。

自分の施療が悪影響を与えたのではないか?。
あの時の力は強すぎたのではないか?
あの時の力の方向は見当外れではなかったのか?
あの時の見立ては間違っていたのではないか?

そんな、徳さんの深層心理の下、問題のテューぼうがやって来た。

徳さん、テューぼうが再診に見えただけでホッとしている。
何しろ、一度は医者に行くように勧めているのだから。
(お医者さんにカイロに通っていると告げただけで怒鳴るように叱られた患者さんが過去に何人かいらっしゃるのだ)

お互い、2度目の余裕で、雑談を交わしているうちに、段々と今回のテューぼうの症状の発生原因が判ってきた。

テューぼうの仕事場は青果市場。
午後3時からの勤務で午前1時、2時まで働いている。
深夜帰宅し、晩飯なのか朝食か判らないがともかく食事をする。
座椅子に座って、テレビを見ながら、食べ終わった頃にはいつもその姿勢のまま寝込んじゃってるそうだ。
布団では寝ないんですか?と聞くと、布団で寝ると寝込んでしまい、目覚ましをセットしてても起きれないんだそうだ。
だから、座椅子に座ったまま寝る。
そんな生活を20年近く続けているんだそうな。

もう、完全に原因決定だ。
過去からの蓄積した頚部、肩甲部の疲労。
そして、その日のもう少し変な姿勢で、胸郭出口が狭く圧迫されたのだ。

それならテューぼう、徳さんも何とか対応できるよ。


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誰が誰に何を言ってるの

2010-10-22 17:19:26 | 本日の抜粋

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「日本には、自分たちのような活動をしている被害者遺族の会は、ないのだろうか?」
 訊かれて思わず考え込んだ。たとえばオウムによる地下鉄サリン事件。あるいは北朝鮮による拉致問題。多数の被害者や遺族がいる事件はいくつもあるし、被害者遺族の会も複数あるけれど、(僕の知る限りでは)報復の連鎖を断とうと主張する被害者や遺族の会はない。ただし個人では何人か知っている。死刑制度に反対する原田正治さん。オウムなら河野義行さんと長岡弘行さんご夫婦。(この時点から少し後になるけれど)拉致問題なら蓮池透さん。でもそんな主張を始めた蓮池さんが家族会から身を引くことを要請されてメディアの表舞台から姿を消したことが物語るように、応報を訴えない彼らは、どうやらマスメディア的な価値が下がるらしい。つまりこの社会の興味の対象ではなくなるようだ。
「妻への看病など当たり前のこと。でもメディアはこれを撮りたがる。ところが家にオウム信者が頻繁に出入りしていることは、なかなか伝えようとはしない。とくにテレビはそうだよね。インタビューで彼らへの応報など考えていないと言っても、まずそこはカットされちゃう」
 以前、河野さんは僕に、苦笑しながらそう言ったことがある。永岡さんからも同じようなことを聞いた。なぜカットするのか。理由は単純。加害と被害の二項対立が崩れるからだ。
 加害者は加害者らしく、そして被害者は被害者らしく。メディアのそんな報道が善悪二分化を促進し、治安悪化幻想と一体化して厳罰化を進めながら、危機管理意識を高揚させている。もちろん9・11以降のアメリカも同様だ。

森 達也 『誰が誰に何を言ってるの』より 大和書房

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フェードイン・フェードアウト。

これは、徳さんがカイロの修行を始めた頃、お師匠さんから、口をすっぱくして言われたことだ。
患者さんへの押圧時の触れ方だ。
それが、側目にはどんなに激しい押し方をしてるように見えたとしても、患者さんにとっては、何時押し始められたのか判らない、何時その手が離れたのかが判らないようにしろと。

もちろん、そんなことは不可能だし、ありえないことだ。

しかし、これは禅問答の公案みたいなものと考えればよい。

施術者の手と患者さんの押される部位の距離を細分化し、徐々に距離を詰めている様子をイメージ化すれば、この公案が解けたことになる。

するとイメージの上では、施述者の手はいつの間にか患者さんの体に溶け込み、そして粘着性のある液体である患者さんの体から施術者の手を抜き去るという感覚を身につけることになる。


こんなことが社会生活の上に還元できないものか?

なかなか難しそうである。

世界はヒステリックに硬直し、痙攣している。
片隅の叫びは無視され、世界を一色に統一しようとするヤカラのゲームに掻き回され続けている。

ああ、南無阿弥陀仏。


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判断中止!テューぼう

2010-10-20 19:26:52 | 本日の患者さん
「寝違えちゃったみたいで、左の肩甲骨の下が痛くて首なんかも回らないんですよ。3日前に仕事中体の向きをちょっと替えた時に、プチっと音がして、それ以来なんです」

それがテューぼうが最初に訴えた事の全てである。

徳さん、内心はかなり気楽である。
いつもの、よくある寝違えか、といった気分である。

施療が進み、テューぼうの手をとった時、

「実はねぇ、先生。寝違えた翌日から、左手が思うように動かないんだよ。グーもパーも上手く出来ないんだよ。一生懸命力を込めても途中までしか指が曲がんなかったり伸びなかったり」

「エェッ!そっちの方が痛みより大事件じゃないですか!ちょっと左手を握ったり開いてしてみて下さい」
「ああ、本当だ」
「うちに来るまでにお医者さんに行かれましたか?」

「いや、行ってませんよ。ほっとけばそのうち治ると思ったもんで」

「う~ん。」
「ともかく、近日中に病院で検査してもらって下さい。中枢性の神経の問題だったらいけませんから。中枢性というのは脳とか脊髄の問題だということで、病院の治療を優先しなければなりません。抹消神経性の問題だとはっきりすれば僕の所で頑張りますから」

普段、大げさな患者さんをなだめるのが役目の徳さんだが、今回は逆。


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