子供の背骨がやばい！

徳さんは東京新聞を愛読、応援している。
その理由は多々ある。

その東京新聞、何日か前の夕刊のトップが

徳さん、日頃から気になっていた問題だ。

子供たちの体に異変！

というと、今二つの問題が頭に浮かぶ。

一つは、福島原発による被爆問題だ。
政府の誤った判断、情報隠蔽によるものだ。
よりによって住民を放射線量の多い地域に避難誘導してしまった、、、。
この落とし前を誰もつけていない！
他の問題同様に。

そして、もう一つがこの問題。
徳さん、こちらには何らかの形で関われそうである。
子供たちは親の言う事には反発しても、他人の言うことには素直になるという特性を持っている。
中学生までの子供たちの施療を一律２千円でやることにした。
正規のやるべき施療を手を抜かずにやるという事だ。

数少ない読者の皆様方、よろしく宣伝のほどをお願いする。
何しろ、子供たちは症状に対する自覚が少なく、自分の体になんて無頓着なんだんもん。
ここは大人たちのおせっかいが必要な所、、、。



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ハナノア

俗称蓄膿症、副鼻腔炎に悩む患者さんがポツポツといらっしゃる。

その件に関して、新宿カイロには伝説的な人がいらっしゃる。

かつてこのブログで紹介した記憶もあるが、良き話は繰り返されなければいけない。

Ｙさん。
80を過ぎた高齢のバアサン。
副鼻腔炎に悩まされ、東京女子医科大学の耳鼻科を受診、手術の必要性を告げられる。

「今までさんざん体にメスを入れられてきた。
この歳になって、さらに顔にメスを入れられるのなんて真っ平御免」
と言って、手術を拒否。

困り果てた大学病院の先生、やむなくＹさんんの住居近くの耳鼻科開業医を紹介。

これが大当たり！

ジイサン先生だったが、毎日毎日鼻の洗浄だけを地道に続けてくれた。
その結果、手術しかないと判断されていたしつこいＹさんの副鼻腔炎は完治。
後日、大学病院に報告する機会があって、鼻を診察してもらうと、そのあまりの完治ぶりに担当の先生、絶句！
(ここで考え込むのがお医者さんの使命だろうに、、、。
大学病院の先生が、そのジイサン民間開業医に教えを請いに行った気配はない)

こんな話が頭にあったもんで、Ｆさんがしつこい慢性鼻炎で悩まされている時、鼻の洗浄器を薦めてみた。
当然、耳鼻科には通っているのだが、なかなか埒があかないのであった。
三年前当時、６,７千円の鼻洗浄器を購入してもらい、ただ鼻の中を洗うだけでこれもＯＫ。

そんな実績感があるところに、Ｋさん登場。
後鼻漏に悩んでいるという。
鼻洗浄の話をすると、
「あ！それ持ってます。
花粉症に悩まされてた時買ったんです。
ハナノアっていう奴。
忘れてました。
早速、挑戦してみます」

徳さんこの会話で「ハナノア」の存在を知った。
千円程度の安さだ。
これを使わぬ理由はない。

「ハナノア」って商品名のノアってどういう意味なんだろうね？」
「さあ？」
「ノアの箱舟のノアなのかね」
「さあ、そんな大げさなネーミングなのかしら」







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甘納豆が洋菓子に！？

我が新宿カイロと国分寺室では場違いな洋菓子を販売している。

家人が家の小さな電子レンジで作るので、一日一種類、ケーキ用ケースに一個しか出来ない。

徳さんは毎朝のように、前日作った洋菓子の味見をさせられる。

徳さんを知ってる人はご存知だが、アル中寸前の人間だ。
酒飲みの見栄というのがある。
「あたしゃ酒飲みなんで、甘いものは受け付けないんでござんす！」

そんな見栄は家人には通用しない。
昨日焼いたこれはどうと、前日作ったケーキの端を徳さんに投げ与える。
画像、右下の奴です。
感想を求める家人に、
「そりゃ、旨いよ」
としか、答えられない。

実際、旨いとは思うが、僕は名うての飲んべなんだぜ！
お菓子の感想なんぞを聞くなよ！
俺に、洋菓子なんぞを食わせるな！
飲兵衛のポリシーを知らないか！

とは、決して言えない、、、。

そして先日、今度、甘納豆を使ってケーキを作って見るわ、だって。

徳さん、激しく抵抗したが、粛々として事態は進行した。
そして、例のごとく、ケーキの端が徳さんに投げ与えられた。

うん、確かにミスマッチではない。
旨いことは認めよう。

でも、二度目の試食はしないぞ！

だって、俺は飲んべいなんだぞ！




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こんなのが好きだ

「福祉機器展なんか行って、アイデアだけいただいて、温めておくんです。あとは何事にもキョロキョロして、、、。そのうち、安い材料で似たようなものが出来たりすることがあるんです」



日本列島。
急に冷え込みがひどくなってきた。
車椅子の人たちは事の他寒いはずだ。
足を使うことによって発生する熱の利用が不可能だからだ。

みな、それなりに工夫している。
皮で足先から太ももまでを包む袋を作っている人もいる。

Oさんの工夫はこの写真。
ちゃっかり者の性格を表してか、簡単にして合理的である。

使用材料は、ベビーカーダウン。



当然、徳さんはそんなものの存在すら知らなかったが、、、。

赤ちゃんの首から上の部分と足元をくるむ部分はハサミでちょんぎっちゃう。
そして、縁をまつって完成。
ジッパーで簡単に着脱出来るし、脱いだ後もそのまま車椅子の上に脱ぎっぱなしで構わない。

うん、実にOさんらしい、、、。


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患者さんに教わる、スリープトラッカー

睡眠に関して悩んでいる人は多い。

Ｎ君は寝つきがとてつもなく悪い。
寝床に入って、明け方まで眠れず、結局は昼近くまで寝てると言った状態が続き、社会生活もままならぬ。
医者から処方される睡眠薬も一時間ごとに目を覚ます始末だ。
たいして強くも無い酒に手を出してもいる。
意識朦朧とするまで飲まなければならないのだそうだ。
家の廊下で吐きながらぶっ倒れていました、なんて報告を聞くこともしばしばだ。
Ｎ君の精神環境が好転しない限り、この不眠は解消しそうに無い、、、。

反対にＴさんはよく寝てはいる。
でも、いつも寝足りない感覚に支配されている。
どんなに寝ても、ぐっすり快眠できたという実感を伴わないという。
本人は眠りが浅いと訴えている。

先日、Ｆさんは知人からスリープトラッカーなる目覚ましを贈られた。

「どこかでそいつに良く眠れない、なんて話したんでしょうな。
こないだ、彼からスリープトラッカーという腕時計のような目覚ましを贈られましてね。
これが、調子良いんですよ。
起きたても頭がすっきりして」

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠状態というのがあって、これを交互に繰り返していることは良く知られている。
レム睡眠というのは、半覚醒状態で、眼球が動き、夢もこの時見るのだそうだ。

スリープトラッカーという商品は、腕時計に仕掛けられたセンサーで人の睡眠状態を把握し、その人の希望起床時間に近いレム睡眠の最も覚醒状態に近い時を検出して、その時間にアラームを鳴らすというものらしい。

自然な目覚めのお手伝いさん、といった所か、、、。

動物としての人間失格に対処する悲しい発明品とも言えるのだが、ともかく、不眠に悩む人たちのある部分には朗報であることは間違いない。


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バックハガー

徳さんの処で扱っている健康関係の商品が二つだけある。

一つは生ゴムの薄い板状になったもので、猫背直しの体操に使ってもらっている。

もう一つがこれ。
バックハガーという名前が付いている。アメリカ製である。
背中を抱きとめて貰わなければならない人にお奨めしている。

実は開業以来２０年、バックサポートという、これとほとんどそっくりの日本製品を扱っていた。
それが製造中止になってしまい、類似製品を探していたのだ。
健康ブームのご時世だからして、似たような商品はいくらでもあるが、どれも帯に短し、たすきに長しで商品として置く気になれなかった。
今回、ほとんど同一のものを発見。ホッとしている。

考えるに、日本製品の製造中止という事態は、特許権の問題があったのかも。
日本人は、まねる事は上手くても創造性に欠けるからな～。
中国人の猿真似を笑う日本人だが、目くそ鼻くその世界なのかも、、、。

ともかくこれらは、あくまで道具である。
上手に使うか下手に使うかで、その存在意義がまるっきり違ってしまう。


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頭イイ！画一から多様へ

最初にこの車椅子を見た時の徳さんの第一声は「頭イイ！」
もちろん、この車椅子を考案した人に対しての感想だ。

ごく普通の車椅子を電動車椅子に変身させる。
着脱自在で、その場その場の必要に応じられる。

　　　　

徳さんが一番感心したのは、最初の画像。
なにしろ、今までの車椅子に直接加工するのは、このジョイント金具だけ。
その事が凄い。

そこに本体を連結させるためのアームを差し込む。
今回、施療の交代の合間に写真を撮ったので、もうひとつのハイライトを撮りそこなったのだが、実はこのアームと本体の合体の工夫が面白かった。
オスメスの関係なのだが、球状の突起と受け皿をドッキングさせる。
宇宙ステーションとスペースシャトルのドッキングを目の当たりにするようなのだ。

この着脱自在電動車椅子チェアーライダーを開発した優れものの会社のサイトは
http://www.isudoko.jp/



バックも出来るんだって

今までの障害に対しての補助具というものは画一的だった傾向は否めない。
それが徐々に解除されて多様なニーズに応えるようになりつつあるのは、遅ればせながらすごいことだ。

対しまして、日本政府の福祉政策ときたら、より画一化を目指しているばかりだ。　



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ベビーフット

これは完全に患者さん情報だ。

「ほら、見てください。私の足を」

Ｋさんはご自分の脚線美を見せようよしたのではない。

「ねぇ、きれいでしょ？私の足の裏」
Ｋさんは指差して徳さんの視線を誘導する。

う～ん、そう言われてみればきれいな気もする。

「私、４０を過ぎてから足裏が角質化しちゃって手を焼いていたんですよ。軽石でこすってもひび割れに届かないし、、、。それが、ベビーフットを使ったら、面白いようにボロボロと角質化した部分が剥がれ落ちてくるんですよ。」

「え、何それ？聞いたことないよ」

「ベビーフットというのは商品名なんですけど、幾つかの植物から取ったフルーツ酸で角質化したところを剥がすんです。ネットで調べたらすぐ出ますよ」

必要な方はネットで調べてみて下されませませ。


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ブックカバー

通勤電車で可能であれば本を読むのを常としている。
座れればこんな幸運はない。
最低でもつり革にぶら下がることが出来て、やっと読書可能な状態になる。
若い人のように、何にも掴まらず、両足を踏ん張って、電車の揺れにバランスを取りながら本を読むなんて出来やしない。情けナや、、、。

車中で本を読む時、もう一つ気にかかることがある。

表紙をむき出しにして読んでると、周囲の人に何の本を読んでるか判ってしまうのが気にかかる。
別に怪しい本を読んでる訳ではないのだが、見知らぬ人に己を値踏みされているようで、その時読んでいる本によっては落ち着かない。(というのは、徳さん、逆の立場でそれをやっているということだが)

そんな時、ブックカバーが役立つ。



これは、新宿カイロの国分寺室に併合している『やす～ど』でつくり販売をしているものだ。
和服地を使ったものだ。裏地も良いものを使っている。品がよろしい。８００円也。
徳さんは気に入っている。

現在、注文はゼロだが、、、。

国分寺のお菓子

カイロの施療とはまったく関係がないが、新宿と国分寺の施療室に、ささやかな商品を置いてある。

多少の縁があって置くようになったもので、それぞれに多少の物語がある。

初っ端に紹介するのは『武蔵国分寺サブレ』と『七重塔フィナンシェ』というお菓子。

カイロ国文寺室の近くに、一般の民家を利用した《Ann　Bee》という工房？がある。
障害者と健常者が一緒になって手作りのお菓子を作っている。

武蔵野台地には崖が多数存在していてハケと呼ばれているが、そのハケ下から湧き水が出る箇所がある。
国分寺駅近くには「お鷹の道・真姿の池湧水群」という名水百選に選ばれた湧き水が出る。

このお菓子の自慢は、その湧き水を使っていることだという。
材料へのこだわりもご自慢のご様子。

サブレが一枚９０円。
フィナンシェが一ヶ１３０円

お手ごろ価格だよね。

飲んべえの徳さんは、ふだんお菓子なんぞに手出ししないのだが一度だけ試食してみた。

旨かったよ。