カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

日高敏隆*和田誠 『十二支の動物たち』 共同通信社

2014-09-29 18:44:52 | 本日の抜粋
どうって事ない本ではある。

が、心の疲れた時には有り難い本である。

お二人の共通点は脱力系。
書かれる文章や絵はサラサラッと書かれ、描かれ、それでいて飄々とした味がある。
余程の蓄えがなければ出来ない技だ。

  ******
 ウサギは草食動物である。親は出産期が近づくと草で巣を作って子供を産む。子供の発育はかなり早く、まもなく子どもは離乳する。そうなると、子どもはもう一人で食べてゆける。草はそこらじゅうにあるし、特別の努力をしなくても手に入る。親が子どもの食物を捜してやる必要はない。親が獲物を捕らえてきて子どもを育てる肉食獣とはまったくちがう。親に頼らねば、生きてゆけない肉食獣の子とちがって、ウサギの子には甘えの構造がないのである。
  ******

ペットとしてのウサギがどれほどの人気なのかは知らないが、徳さんの知り合いにうさちゃんを飼っている人が何人かいる。
人になつきにくいと聞いた事があるので不思議に思っていたが、彼ら彼女らは一様に自分だけになつくうさちゃんをこよなく愛しているようだ。

日高先生の説明を聞いて、ウサギが何故人に(人だけじゃなく)慣れにくいのかは判ったが、ペットとして飼われたうさちゃんが特定の人にだけはなつく(そこら辺が堪らんのだろうな)のかの説明はない。

きっと、幼児期の接触の濃度によるものだとしか考えられない。


この事を、人間に当てはめると空恐ろしい気がしてくる。
三つ子の魂、百までも。

児童虐待!
児童本人達がしでかすいじめ!
社会的訓練を経たはずのいい大人が自己確認・自己保存のためにだけしでかすいじめ。

これらは何十年も前の、彼らの心のすさみが今に反映している、、、。
けっこう問題は厄介だ。

幼少期に、ともかくメチャクチャ愛すればいいのだよ。
愛されればいいのだよ。
心の安定はそこにしかない。

日本政府はこのところ、自民、民主の別なく少子化対策として方針を打ち出そうとしている。
産めよ、産めよと。

でも、数だけの問題じゃないでしょ。
産んだ後の生活をどれだけ応援してますか?
母子家庭の生活をどれだけ応援してますか?



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オンたんの一本の杖が恥骨骨折(?)を治した?

2014-09-28 16:51:57 | 本日の患者さん
1ヶ月前、しょげきっていたオンたん。
今日はかなり元気で、会話にも活気がある。

あれほどオンたんを苦しめていた、左恥骨部の痛みがウソのようになくなったのだ。

もちろん整形にも行ったし、徳さんとこでカイロも受けたのだが、はかばかしい改善は見られなかったのだった。
(徳さん、無念!)

オンたんは脳性マヒで右股関節が脱臼してて、右足が10センチ程短い。
そのため右股関節部の慢性化した痛みに悩まされていたのだが、左恥骨部の痛みははじめての経験だ。

長年の無理な形での歩行が疲労骨折を起こしたものと見られる。
(当初オンたんのレントゲン像を見た整形の先生は問題なしと判断したが、オンたん食い下がって以前のレントゲン像と較べてもらいその診断がおりた)

しかし痛みそのものは相変わらず続き、歩行も耐え切れなくなったオンたんは杖を買った。
歩行が楽になり、身体を捻らなくてすむ。
これならなんとかやっていけると、過酷な通勤生活を続けた。

すると、だんだん痛みを感じなくなる瞬間が多くなってきた。
一ヵ月後の今の時点では、辛さは元の右股関節部だけになった。
(骨折ならこうはいかない。整形の先生の判断は過剰だった?ようだ。恥骨結合部の炎症に留まっていたようだ)

杖一本がオンたんの毎日の身体の使い方を変えたのだ!

オンたん、杖の効果がもう一つあったとおっしゃる。

満員電車の中で席を譲られるようになったと。
以前は、シルバーシートの前に立っても、辛いのが判ってて知らん振りをしている若者が多かったと、、、。



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中村征夫 『海中奇面組』 KKベストセラーズ

2014-09-27 19:55:32 | 本日のしりきれとんぼ
66歳を過ぎてなお幼児性が抜けない。

電車の先頭車両か最後尾車両に乗って、向かい来る景色や飛び去っていく鉄路や風景を眺めるのに飽きない。
別に鉄道ファンという訳じゃないけど、一昔前の鉄道風景には強い愛着を持っている。

同じ幼児性を物語るのに、図鑑好きがある。
何でも良いのだが、生き物関係が優先する。
最近は、映像技術が進んですべての図鑑が書き換えられるのを強いられている雰囲気である。

この本は、海中撮影士、中村征夫さんが世界中の海で出会った生き物たちとの写真付きエッセイ集。

中で惹かれたのがこの写真。



北海道羅臼の海でベロという魚が卵を産んだ。
画像では判りにくいが、黄色と薄茶の部分がベロの卵。
ある岩の一面を覆うような卵の絨毯である。
ベロのオスは懸命にこれらの卵を守ろうと頑張っている。

一週間後、それらの大量の卵はすべて無くなる。

大群のウニとつぶ貝が食べつくしたのだ。

もちろん、卵を守っていたオスも出来る限り抵抗した。
しかし、ウニに体当たりを繰り返し、魚体を穴だらけにして死んでいった、、、。
自然界の食物連鎖の厳しさである。

じゃあ、人間はどうしているか?

他の動植物には最終捕食者の面をして君臨している。
しかし、同種間での争いは絶えない。

異性の取り合いと食物の奪い合い。
ここまでが生き物として許される他者への侵害の許容範囲だ。

しかし、人類は他の生物にはみられない同種殺しに時に熱中さえする、、、。
幻想大好きな大脳前頭葉のいたずらである。

人類の歴史は、前頭葉の暴走の歴史、って見方もあるかも、、、。



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砂川しげひさ 『ワガハイとチビ丸』 朝日新聞社

2014-09-26 18:45:05 | 本日の漫画
か、かわいい…
などと帯に書いてあるが、徳さんにとっては深刻な問題がそこに描かれていた。



起 猫好きな作家、銀田一豪助が野良猫のらノ助に餌を与えようとする。

承 のらノ助にちょっとした疑問が湧く。
  「ノラと人間を結ぶものが食い物だけであっていいのだろうか」

転 その疑問というか不満の内実が展開される。
  「もっと精神的つーか、動物愛に根ざしたもっと高い次元ツーか、ふへん的つーか」

結 のらノ助が人と猫の関係のあり方を思索しているうちに、銀田一先生はのらノ助が餌を食べないと判断して雨戸を閉めてしまう。
  「しまった、エサを食いっぱぐれた」

こんな事が日常茶飯事な徳さんなのです、、、。



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出張施療で秋に出くわす

2014-09-24 20:29:56 | 本日の路上観察
真面目に考えれば、徳さんは一人の立派な自営業者である。
(不真面目に考えれば、晴耕雨読雨ゲームの与太郎みたいな者であるが)

経営にとって、曖昧な態度はかんばしくない。
出張もやります、一方で施療室での施療も行ないます、なんてのは。

それだと、体力のロスと時間のロスと経費のロスなどによる負担を強いられる。
そんな意識が片隅にでもあると、碌な施療にしかならない。

そんな事は判っている。
だから、原則、個人への出張施療は無しに決めている。
でも、しかしなぁ~。

カイロプラクティック施術というのを生業にしているのだが、時に徳さんの施術所まで来ることが困難な人がいる。

Iさんもそうだ。
20年前、電動車椅子を運転して来ていたのだが、それが困難に、、、。
Iさんにまで己の原則を適用する非人間性を幸いにして徳さんは持ち得ていない。
で、週一、Iさん宅を訪問している。


その道中で、今年の秋を知った。

地方の人は馬鹿にするだろうが、忌まわしい首都圏なんぞに棲息していると季節の変化を読み取りにくいのだよ。
暑い寒いは感じるが、その中に上手く季節を織り込めなくなっているのだよ、、、、。


うつむいて歩く徳さんの視界に、変ちくりんな小さな物体が路上に転がっている。

椎の樹の実がガクから解き離たれた後の枝の先端の残骸である。
風に吹き飛ばされるのを前提とした存在だ。

拾ってよく見ると、これが凄い自然の造形物、、、、。
人間なんぞに再現できぬ代物。
臨機応変に自らの形状を変えて、お隣さんとの協調を図り、自らも生を全うしようとする。
役目を終えたら、粛々と自らの死に同行する。

こんな律儀な奴は人間界にいないし、隣の人間に要求するのは酷というものである。


でも、生き物のそんな振る舞いは、人間の現在のあり方を告発して止まない。


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米原万里 『終生ヒトのオスは飼わず』 文春文庫

2014-09-22 19:15:57 | 本日の抜粋
こないだの『ヒトのオスは飼わないの?』の続編である。
なんで米原万里さんの本ばかり立て続けに読むのか?
患者のKさんから三冊ほど差し入れがあったのだ。
これがみな面白い。

半年前、患者のOさんから今野敏の本十数冊を貰った事があった。
読了後捨てるよりは誰かさんが読んだほうがいい、というのがOさんの見解。
そして実際読んでみて、うん、たしかに面白い。
でも、Oさんが読み終えて打ち捨てた本は膨大だろうに、なぜに今野敏なのかは今もって不明、、、。

徳さんは仕事柄、患者さんを支えているような気分になっているが、実際は患者さんが徳さんの身を案じて、遠まわしにあれこれ助言をしてくれてるのかなあ~、などと感じてしまう。
アル中寸前だし、ヘビースモーカーだし、なにしろ改善の意志の欠片もないんだもんな。

で、米原万里さん。
この本の前半部は『ヒトのオスは飼わないの?』の続編。

  *****
 猫の脳の構造が、驚くほど人間のそれに似ている。(中略)人間の脳から前頭葉を取り除いた脳が、そのまま猫の脳である。あるいは、猫の脳プラス前頭葉イコール人間の脳である。だからこそ、人間の脳生理学は、猫のおかげでこの間長足の進歩を遂げた、つまりはたくさんの猫たちの脳が実験に供された、ということだ。
  *****

この部分はちと間違っている。
言いたいことは判るが、この事は哺乳類のあらゆるものが持っている原始的な脳の意味として考えるべきものだ。
イタチやネズミやモグラにも存在する。
だから、この解釈では理解し得ない猫の魅力というものが存在するのだ、それは何か?と、問わなければならない。

まあ、この本の中にその答えはあるように思えるが、、、。


後半部は、うって変わって硬派の米原万里さんが登場する。
根っ子では、前半部のなりふり構わぬ小動物への愛とイコールするのだが、、、。

日本の核武装批判、宮内庁批判、過激なまでの憲法9条擁護。

  ******
不思議なのは、核武装を説く人々の誰一人として、核被害の立場に言及することがないことだ。核を落とされ、殺され傷つけられ後遺症に苦しめられ生活基盤を破壊される側の途轍もない恐怖と苦しみをせめて一瞬でも、多くの画家や詩人や作家や映画監督たちが、悪戦苦闘してきた。でも、核武装論者たちは、そんな辛気くさいものに目をくれやしない。
  *****


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見事に背骨に現れた咳、キャーたん

2014-09-21 19:45:43 | 本日の患者さん
徳さんたちカイロ士はお医者さんじゃないのでレントゲンを撮ったり、読むことは許されていない。
多分、レントゲン像を解説でもしたら逮捕もんだろう。

で、どうするか?
ひたすら触診。

体の表面にある筋肉の張りは素人でも分かりやすい。
最初の一撫ででおおよそが判る。
深いところの筋肉は、多少意地悪だが、指を少し患者さんの体にうずめる様にして探る。

では、背骨は?

これは触れる所が限られている。
背骨の後ろ側にある棘突起だけが触れやすい。
(頚などは者によっては横突起も触れる)

でも、それで十分だ。
棘突起を一個だけ観察してもただの物体だが、その並び方を観察することで様々な情報が得られる。

キャーたんは夏風邪をこじらせてしまい、この一週間は咳に悩まされてるとおっしゃる。
痰が切れなくて、肺から魚が鳴くような音が聞こえると。

キャーたんの上部胸椎(の棘突起)が鋸状にギザギザになってしまってる。
ズレた棘突起を横から押すと痛ッ!
ごく軽く押しているのだが、、、。

上部胸椎の両脇の椎間孔からは喉、気管、肺をつかさどる交感神経が出ている関係だ。
喉、気管、肺に異常があれば、上部胸椎は必ずズレる。
上部胸椎にズレがあると、喉などに異常があるとは必ずしも言えない。
喉などを管理している交感神経が十分な働きをしていない可能性がありますよ、といえるぐらいだ。
必要条件、十分条件の関係だ。



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小出裕章 『原発はいらない』 幻冬舎ルネッサンス新書

2014-09-20 18:45:54 | 本日の抜粋
昼飯を近くの学生で人気の食堂で摂る。
注文するのはいつも四川風焼きそば。
どうって事ない安普請の焼きそばだが、昔ながらの中華麺の香りがして愛用している。
(こないだまで600円、消費税が上がって今は630円。
計算が合わないが、店側の悪戦苦闘ぶりがうかがえる。
5パーセント消費税の時は価格据え置きの抵抗をしてたのだ、、、)

そこで、普段読む事のない読売新聞を読みながら待つ事になる。

あれ!
なんか違う。

紙面の一面から十数面まで、福島原発の記事が一切載ない。

自宅では東京新聞を取っている徳さん。
そこには毎日の福島原発の1号機から4号機までの原発の現況がイラスト入りで解説されている。
三年を超えて続く被害なので、その毎日は事件性が乏しく、地味な記事だ。

済んだ過去なら報道されないのも仕方がない。
でも、福島原発は現在も放射能を放出し続けている、現在進行形の事件なのだ。
この落差は何なんだ?!。

唯一言えることは、マスメディアの報道は決して公正、中立、客観的なものではないという事だ、、、。


小出先生の発言は、原発事故以来、時々メディアにも取り上げられているので、気付きにくい所への発言を。

  *****
つまり六ヶ所再処理工場は、まいにち100万トンの水で薄めなければならない毒物を海に流す工場なのです。
 そこで政府は、再処理工場については原子炉等規制法の対象から外してしまいました。つまり、濃度規制をしまいということです。それほど再処理工場から放出される放射能の濃度が高いことを示しているのです。
  *****


巨人ファンには気をつけろ!
彼等は読売と報知しか読んでない可能性がある、、、。



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養老孟司 『真っ赤なウソ』 PHP文庫

2014-09-19 18:13:16 | 本日の抜粋
分かるようでなかなか理解しにくいのが養老先生の頭の中。
分かるような気がするのは、卑近な例から考えていくから。
理解しにくいのは、その例が思わぬ方向から解釈されるから。
使ってる言葉は平易なのに、その内容はかなり難しい。
少なくとも、徳さんにとっては、、、。

  ******
 若い人に対して社会的役割を与えないという社会がここのところ続いている。若者の失業率が高いとは、じつはそういうことです。何らかの責任を持たせる立場に置けば、若い人は即座に育つのがふつうです。自分が最終責任をとる立場を与えられなければ、若い人は育ちません。若い人に最初から「自我」があると考えるよりは、私は平たく、かれらににはまず責任を与えるべきだっていう気持ちを持っているわけです。
  ******
 (徳さんには若い人の知り合いは少ないが、数少ない知り合いの若者たちは安い給料で希望もなくこき使われてるぞ。明日の失業に怯えて)


  ******
 ロボットを熱心に作っていますけど、あんなロボットはスイッチを切ったら止まっちゃうんですから。人間のスイッチは切れません。一回スイッチが入ったら最後に切れるまでずっと動いています。それで、動きながらちゃんと部品交換しています。そんな機械はとても作れないですよ、いま。(中略)
月にロケットが飛ぶと、それにだまされるんですね、何か立派なことをやったみたいに。あんなもの、そういう見方をすりゃ、立派でも何でもないわけです。どういう見方かというと、システムという見方です。システムというのは非常に複雑なもので、それを人間はまだほとんどマスターしていないんです。社会がそうであり、われわれ自身の身体がそうであるんです。それだけじゃない、ハエとか蚊なんか、とんでもない構造をしています。(中略)
一立方メートルの地面の中に、生物が一億いるといわれているんですか。黴菌からオケラからミミズから含めて。それを平気でつぶして知らん顔してるんですから。それで子どもに人を殺すなっていっても、無理な話ですよ。「おまえらこそ、どれだけ殺しているのか」って聞きたい。そもそも気がついていないんですよ。
環境問題の話も同様です。
  ******
 (世界遺産なんて皆大騒ぎしているが、世界遺産は我々の日常の平場ににこそなきゃいけないし、かつてはあったのだ、、、)


  ******
脳って脳味噌ですが、神経細胞以外にあるものは血管なんです。脳には血管と神経細胞、その補助をする細胞しかないんですよ。脳を突然でかくすれば血管だって太くならなきゃいけないでしょう。増えなきゃいけないんですよ。人間の脳味噌って、血管に負担が掛かってるんです。三百万年で三倍まででかくしたんですから、血管も当然三倍分の血管にしなきゃいけないはず。そうすると、血管の負担は当然大きくなりますよね。急にでかくすればそうに決まっているじゃないですか。
 ですから、そういう無理が掛かっているところに、病気が起こりやすいんです。だから人間は卒中を起こすんです。
  ******
 (ここは単純にお勉強。心臓もしかりだとか、、、)




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ぎゃ!今日が出産予定日なの?!ウンたん

2014-09-17 20:32:43 | 本日の患者さん

「娘が近々出産するんですけど、お産の後どの位したらカイロを受けていいの?」
ウンたんのお母さんがカイロを受けながら聞いてくる。

「恥骨離開症に苦しむ例もありますからねえ。
でも、それらみんな、自然の摂理でなんとかなるもんですよ。
ただ赤ちゃんをお腹に抱えて過ごした影響で、腰椎が過前湾になってる場合が多いです。
ウンたんが外出する気になった時点で、何時でもいいからいらっしゃるようお伝え下さい」

と、まあ、ここまでは普通の会話。

一週間後、ウンたんのお母さんから予約の電話が入る。
「もしもし、これから娘を連れて行きます」

「あれ?予定日は?」

「今日なんですけど」

「それはいくらんでも、、、」
と断るように言いかけると、ウンたん母は畳み掛けるように、

「大丈夫です。
お医者さんが初産だから多少時間がかかるようです、とおっしゃってました」

え~!である。
も~!である。
ぎゃあ!である。

電話は切られた、、、、。


現れた妊婦ウンたん。
なんの不安も無げに、堂々とベッドに横たわり、首と背中が辛くって、とおっしゃる。
なんかすげえ貫禄がある。

「でも、今日が予定日なんでしょ?」
確認する徳さんだけが不安げ、、、。

そんな気配をさとられない様に、うつ伏せ禁止で施療だけはしましたが、その後が気にかかるウンたんでした。



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