カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『へんな生きもの へんな生きざま』 早川いくを 株)エクスナレッジ                                 へんな』

2017-09-19 09:57:12 | 本日のパクリ
52年前、そう高校時代を思い出してしまった。
下校時の徳さんのカバンは異常な重さである。
図書室にある図鑑の類を持てるだけ持ち帰るのだ。
帰宅後、まずはその図鑑のページを最初から最後までめくる。
読むんじゃなしにただ眺める、、、。
学業は二の次、、、。

その頃徳さんを悩ましていたのは、自分が世の中の事をまるで知らないことだった。
ネンネの自分が嫌だった。
石ころだっていい。虫けらだっていい。何でもかんでも知りたかった。

70才を前にして、図鑑を開いて感想はだいぶ違う。

場末の酒場の、若いとは言い切れない年頃のホステスさんの口元!
悪くはない。
今時の人は、なかなかこんな下品な化粧をしてはくれない。
(ホットリップ アルゼンチン、メキシコのアカネ科のはな。本当の花は中心部)


小さくて(4センチ程度)真っ白でふわふわとした体毛。
中央アフリカに生息するコウモリ。シロヘラコウモリという名前。
これは子供ではなく全員がメスで一匹のオスコウモリに寄り添うハーレムを形成している。
本能にインプットされているんだから仕方ないか、、、、。
でも、この可愛さは人間好みだ。


アフリカの砂漠に棲むミズカキヤモリ。
こいつも人間の目から見てかわいい。かわゆい。
どうしてお前のお目めはそんなに大きいの?
水の乏しい砂漠で、空中にわずかに含まれる水分をその目ん玉に受け止め、目まで届く舌でペロペロやる次第。
これからますます厳しくなる地球環境の中で、人類にも新たな環境適応種が出現するに違いない。
でも、何千年か何万年かの日月を要す。
それまで持つか人類は、、、、?


徳さんがどうしても知りたいその生命力、クマノミ。
ひとたび乾眠状態に入ると、クマノミは世界最強である。
高温にも低温にも、高気圧にも、真空にも放射線にも耐えうる。
1ミリメートル以下の大きさで、徳さんちの小さな庭にもいる可能性がある。
ただ、見つけられないだけだ。
これはその電子顕微鏡写真。
ただ、プラスチック様の口元が電化製品の部品のようで生き物にそぐわない、、、。


この図鑑の表紙を飾るのは、ハダカデバネズミ。
東アフリカのみに生息し、蜂や蟻のように女王を頂点とする階級社会に生きる。
働きハダカデバネズミは分業して働くわけだが、その作業の細分化は徹底してて、子供を温めるだけを一生の仕事としているものもいるそうだ。
これも本能にインプットされていなければ耐えれない仕事に思える、、、。

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『ヒラムシ』 小野篤司 誠文堂新光社

2017-09-14 11:22:05 | 本日のパクリ
かつてウミウシをどこかの海岸で見つけたことがある。
その美しさと、華麗に海中に漂う姿に興奮したものだ。
この本によって、ヒラムシなるものの存在を知った。
かつてその時に見たウミウシがヒラムシだったかもしれない。
(知らないという事は恐ろしいもので、知らなければこの世に存在しないのだ)

体長5ミリから5センチぐらいのものまであり、海中に漂っていたり、浅瀬の岩の裏や海藻にへばりついている。
肉食性で貝類やほや類を餌とするそうで、養殖カキの被害は深刻なんだそうだ。

徳さんの関心はまずその構造。
呼吸器と循環器を持たず、腸が毛細血管のように体中の隅々まで発達している。
まさに食性に全身の能力を結集している。
その単純さが良い。


そしてヒラムシそれぞれの種が色彩豊かである。


さらにその泳ぎはひだを風をあおるように連続してなびかせ、まるで海の舞姫のようである。


図鑑を開いてみると、ヒラムシの種類は多岐にわたり分類学者を悩ませているようだ。
それが証拠にこの図鑑で〇〇ヒラムシ属の一種という記載が多い。

これを人間に当てはめて見ると、まず、ヒラムシ=平民。
一メートルの身長の者から10メートルの者まで混在している。
人種は多様で黒人、黄色、白人なんて分け方じゃ追いつかない。
何百もの人種が数え上げられ、人種差別をしている暇なんてない。
国境もなしに、上手に、勝手気ままに共存している。
人類が学ぶ事多し、、、、。



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カギムシ

2017-09-04 10:58:57 | 本日のパクリ
イグ・ノーベル賞受賞者、V・B・マイヤーロホの『動物たちの奇行には理由がある』という本を読む。
期待したほどの事はなかった。
よくよく見れば、この本はPart2とある。
編集者は二匹目のドジョウを狙ったのだろうが、この手の本で二番煎じは良くない。
著者にしてみればPart1に面白い話を動員しているのは当たり前だからだ。
次はPart1に挑戦だ。
でも、収穫はあった。
「カギムシ」という見知らぬ、そして興味深い生き物に出会えたのだ。

中南米やオセアニアの湿気の多い地域に住むとかで日本にはいない。
まずはその大きさと形態。


分かり易いイラストで。


そのかわいらしさ。


その奇妙な習性。
脱皮をするそうだが、その脱皮した殻を自分で食べてしまう。


その他にも、餌の昆虫やミミズ、ヒルなどを補足する時に、また外敵に襲われそうになった時、粘り気のある唾を吐きかけるそうだが、カギムシには<生きた化石>としての存在意義もある。
これは5億年前のカンブリア紀に生息してたハルゲニアの想像イラストだがカギムシはそいつと同類らしい。


まだある。カギムシの口元はイラストのように恐ろしげだが


この口元の構造は、(前)カンブリア紀の覇者アノマカリスと瓜二つなのだ、、、。


以上、『古世界の住人』、『ありんこ日記』というブログからの完全パクリでした。



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一年振りのブログ

2017-05-29 18:16:04 | 本日のパクリ
半年間の入院と4ヶ月のリハビリでほぼ一年ぶりのブログ復活である。
ブログへの書き込み方の大半を忘れてしまっているけど、段々思い出してくれることを願っている。

徳さんの身に何が起こったか?
これは色々である。
脳内で神経伝達物質に異常が起こったようだし、体重は一気に10キロも痩せたし、足の親指の画像をよく見れば爪が凸凹になっている。
どんな病いも一箇所に限られた現象じゃなくて体全体が影響を受けるもんだと、我が身をもってつくづく認識した次第。

医療環境のあり方だって患者の身になれば深刻だ。
ベッドにじっとしているだけで筋力は瞬く間に落ちてしまう。
ベッドから上半身を起こすことも簡単に出来なくなってしまう。
医師にとってはそんな事は織り込み済みのことらしく、訴えても軽く受け流されるだけだ。
病院の玄関に貼ってある患者様という文字が白々しく感じられる。

人手不足の中でマニュアルを必死にこなそうとしている現場スッタフは見ていて気の毒だが、パソコンにしがみつく現場スッタフの姿は、時として患者様から様という敬意を取り払う。初めにマニュアルありきなのだ。

藤沢周平 『市塵』 講談社文庫

2016-06-17 16:12:47 | 本日のパクリ
徳さんだけじゃなく、普通、新井白石など歴史上の人物のことは、日本史の教科書に載っていた程度しか知りはしない。
だから、伝記物、伝奇小説がある。

常に正論を述べようとする儒学者白石。
決して自ら望んだわけでもないのに国の政策を立案する地位にまで上り詰める。
その白石をして、

  *****
白石は権力の快さということを思い出していたのである。わが意見が天下を動かしていると感じたときの快い昂り。その地位にのぼった者でなければ理解出来ない権力の快さは、白石のような人間にも、ひそかにしみわたる毒のように時折訪れる感情だったのである。
  *****

凡人に権力が握られた時の恐ろしさ、おぞましさを想像させられる一節である。


後半、老いの只中で、不肖の弟子伊能佐一郎との再会の場面が今の徳さんには印象的だった。
白石の学問について行けず、人妻と駆け落ちし、最後はうどん屋に収まった男である。
その時、それはそれでけっこうじゃないかと白石は思った、、、。



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『福島を切り捨てるのですか』 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団・弁護団

2016-05-13 15:44:07 | 本日のパクリ
  *****
 農民は、いまも葛藤しながら作物を作っている。土壌が汚染されたとはいえ、土地を耕し、作物を育てなければ、農地はダメになってしまう。私たちは、10年後も20年後もこの土地に生きるしかない。荒れ果てた農地には生きられない。農民は、自分で作った作物を〝美味しいから食べて〟と渡していた。しかし、いまは美味しいの前に、〝検査したから〟〝未検出だから〟と言わざるを得ない。なぜ農民が、こんなことを自分たちで言わないといけないのか。東電がまき散らした放射能のために。
    福島県農民連会長、原告団福島支部 根本敬 〝「核被害地」で生きる〟より  
  *****

福島がどんどん霞んでいく、、、。




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己の心の表情

2016-04-08 15:18:14 | 本日のパクリ
部屋を整理していたら、昔スクラップ帳に貼った、田舎能面の特集があった。
いくつか挙げてみる。

色々思わせられる面たちだ。
昔の人はかがり火の照明の中で触れ動くこれらの能面の表情の中から己の感情を見つけ出して、驚いたり、喜んだり、悲しんだりしたのだろう。

さて、徳さん、ただ今憔悴の中にいる。
5枚目の画像を私の表情としておこう、、、。











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タイ古式マッサージ

2016-02-24 19:48:49 | 本日のパクリ
一応、現在のところ、徳さんはカイロプラクティックなるものを名乗って仕事をしているがかなり怪しい。
カイロの本場アメリカ帰りのカイロの先生が徳さんの施療を見学すれば、オーマイゴッド!と叫ぶに違いない。
申し訳ないので、患者さんにはその旨を伝えるようにはしている。

生き物の不全状態を目の前にして、出来ることなら(これが異常に少なくて皆様方には迷惑をかけている)なんでもしましょうというスタンスだけでやっている。
もちろん、日本においては未認可の世界なので、そこは多少わきまえている。

で、どうしてるか?

何はともあれ、盗人に徹するのだ。
ひと様への施療法でこれはいける!利用できる!と判断した奴を拾い集めるのだ。
やがてそれらは、徳さんの中でも、患者さんの反応の中でも熟成されて、一つの施療法として定着する。
ある一人の患者さんのためにだけある施療法だってそこには存在する。
そこには理論も体系もない。
それらは、後でゆっくり考えよう。

そんな中、タイ古式マッサ-ジというのを知った。
と言っても、WEB画像上だけの話なのだが、、、。

これが見た目カッコイイ。
何しろ、施術者が、ポーズを決めまくっている。
患者さんと施術者、どちらが主人公なのか判らなくなっている。
日本に輸入し、衣装もタイ式に整えて頑張っていらっしゃる。
でも、なんか、かすかな違和感が、、、

でも、参考になるものは全て盗ませていただきやす。
画像のポーズはえらく役立ちそう、、、。


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