カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

スポーツマンなんだが、ンガーじょ

2013-06-30 19:39:55 | 本日の患者さん
年老いてということと、施療士としては許せない反健康的な生活をしている徳さんは、施療している患者さんよりも不健康、という場面がちょくちょくある。

ンガーじょの場合もしかり。
社会人になりたてのスポーツマンだ。
週末は野球漬けの生活とのこと。

スポーツをやっているから、体の訴えはなかなか微妙だ。
遠投する時、肘に少し違和感があるとか、ダッシュする時、膝裏に引っかかる感じがある、などなど。

いずれも、徳さんには羨ましい話だ。
だが、お仕事なのでセッセと施療はしている。

今日のンガーじょの訴えは、足首の痛み。
飛んできた球を取ろうとしてジャンプした時に痛みが走ったという。
ムム!外傷は扱わぬのだが、、、、。

徳さんに出来ることは、直接的なことじゃなくで、周りの筋肉たちの環境整備。
ンガーじょも納得してくれたよう、、、。

人間が名前を付けた筋肉が600種。
そのうち、日常生活でよく使うのは200程度。
中には退化して痕跡しか残っていない筋肉もあるという。

普段やり慣れてない運動をしたり、とっさの動きなどで、日頃鍛えられる事のなかった筋肉が急に使われると、筋・筋膜炎を起こしてしまう。

準備体操はいつも念入りにしているというスポーツマンのンガーじょでも、こんな事態は起こる。
総合的に体を鍛えるということは本当に難しそうだ。



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内田康夫『汚れちまった道』と原子力発電

2013-06-29 18:59:13 | 本日のしりきれとんぼ
『萩殺人事件』と双子の関係にある推理小説だ。
その双子関係を内田先生は自画自賛されておられるが、ご本人の思い込みほど効果は出ていない。
むしろ、重複が煩わしい。
それでも、後半の緊迫感はさすが内田先生。
ワンパターンだけど、、、。

〝汚れちまった道〟というタイトルに誘発される想いがある。

原子力発電だ。

もちろん、人類は原子力発電以外にも、実に様々な汚れちまった道を作って、そして、その上を歩いている。
一度、汚れちまった道の上を歩きだすと止まらない。
で、どうするかというと、汚れちまった道を歩まざるを得ない自分達の状況を必死になって弁明する。
アホらし!

で、原子力発電。

その運転上の安全性が議論されているが、問題の根本は核廃棄物。
今回の福島原発事故による核汚染物質の話ではない。
正常に核燃料が消費された後の、正規の核廃棄物の話だ。
安定した岩盤の上に、地上数十メートルの穴を掘って埋めるという。
そして、10万年待つという。

笑っちゃいます。

十万年後の人類に、どうやって、ここに核廃棄物が埋め込まれてます、って伝えるのだろう?
この時点で安全となりましたので、皆さん、ご苦労様でした、とか通用するとでも思っているのか、、、。
古文が苦手だった徳さんは大正時代の小説だって意味不明なのに、、、。

問題はその次。

もうすでにある核廃棄物。
現実の問題だ。
徳さんを含め、馬鹿な連中が作ったものだ。
今まで、阻止出来ず、ネグレクトしていたのは事実。
だから、その核廃棄物に対する対応を、拒否するだけでなしに、どうするか?を考えねばならない。
そう、誰かが言っていた、トイレ無きマンション、には、いつまでも住めない。
トイレを探そう!

徳さんが考えているのは、その候補地は東京のど真ん中、皇居!

日本の中心に核施設と、核廃棄施設を集中すべし。
その中心点は皇居。

その時、天皇一族は本来の京都に移り住んで貰えばいい。
日本人は天皇が大好きだから、その安全性確保のためには、それこそ粉骨砕身。
最高の核廃棄物管理が出来るに違いない。





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本業以外は無料サービス、イーじょ

2013-06-28 19:27:20 | 本日の患者さん
資格を持った人たちはいいな。
それで金になるんだもん。
(内緒のつぶやき声だが、出来が良くても悪くても、という言葉が続く、、、)

Mさんから毎日のように電話がかかって来る。
Mさんは現在、整形外科と眼科に通っている。
整形外科は、老々介護中に本人が転倒事故で圧迫骨折をしてしまい、その後のリハビリに通っている。
そして、そのリハビリ法に不安を感じている。
眼科では近々白内障の手術をすることになっていて、その不安を訴えての電話だ。
Mさんなりに小さな疑問と不安に出くわすたびに電話してくる。
そのこと自体は構わないが、おい、おい、患者さんの不安を取り除くのもお医者さんの仕事でしょ?

Sさんから久々の電話があった。
それも、15分間に7回連続の電話だ。
精神的に追いつめられているのか、まるでテープレコーダーが回転してるように、同じ口調、口上で現在の苦痛を訴える。
「これからもよろしくお願いします」
との、決まり文句を最期に付け加えて。
もう、数年も、徳さんはSさんに会っていないというのに。
Sさんにも当然、担当のお医者さんはいる、、、。

どこか、医者と患者の関係が歪んでしまっているのだ、、、、。

Nさんはそんな二人と風景が違っていて自立度が高い。
医者を利用するタイプだ。

偽医者さえも利用する。

「最近、外反母趾で痛みを感ずるようになって、、、。そんなにひどくはなく、お医者さんに相談するほどではないんですけど」

「症状がたいしたことのない初期の段階こそが大事なんですよ」とは、徳さん。

整骨院の笠原巌という人が開発した外反母趾用のテーピングをカイロ施療後に伝授した。
人の業績に乗っかった話なので、これも無料サービス、、、。


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児玉龍彦 『内部被爆の真実』

2013-06-26 19:30:46 | 本日の抜粋

     ******************

 *****

――福島にとどまって住まざるをえない人々がいる以上、その人たちのためにどのような対応を急ぐべきかが重要だ。危険だ、危険だとばかり言っていてもしょうがないのではないか。

 
 これは、危険というものに対して、専門家がどう対処するかという問題です。
 物事には「属性」と「本質」があります。「波の高さが何メートルか」というのは属性の議論です。これに対して、「波と津波は全然違って、沖合いで3メートルでも、持っているエネルギーーが全然違うから、岸に来たら30メートルになりますよ」というのが本質論です。
専門家がすべきなのは本質論です。だけれど原子力学会では、「何メートルぐらいの津波を想定すればいいか」という津波の評価を行なった際に、「津波の本質論ではこうなる」という語論をするのではなく、「現実的に考えて、だいたいこれぐらいの波に対応しておけばいいでしょう」ということをやってしまった。
 私はゲノム科学の専門化ですが、私たち専門家が言わなくてはならないのは、現実はこうだと考えて結果に手心を加ええる、ということではありません。どんなに大変な事態であっても本質を正確に言わなければならない。日本の国民は馬鹿じゃありません。みな真面目で、しっかり考えてくれています。
 専門家が本質論を言うことで、初めて専門家は信頼されるし、事態が回避される。


 *****

 危険なことがあったら、これは本当に危険だから、苦労があっても何でもやっていこうと国民に伝えるのが専門家です。みんなが専門家に聞きたいのは、何も政治家みたいに折り合いをつけることじゃない。危険を危険だとはっきり言うのが専門家なのです。
 今までの原子力学会や原子力政策のすべての失敗は、専門家が専門家の矜持を捨てたことにあります。国民に本当のことを言う前に政治家になってしまった。経済人になってしまった。これの反省なくしては、われわれ東京大学も再生はありえないし、日本の科学者の再生もありえないと思っています。

 児玉龍彦 『内部被爆の真実』より 幻冬舎新書

     ******************

「7万人の人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体何をやっているのですか!」

一昨年の7月、衆議院参考人としての児玉先生の発言は記憶に生々しい。
多くの国民が、溜飲を下げた。

しかし、2年後の現在、児玉発言は、もしくは同様の発言は、政府によって、マスメディアによって巧妙に封殺されつつある。
デフレ下であえぐ日本国民を人質にとって、、、、。

安倍のアホ坊ちゃん観念右翼首相がベトナムに、インドに原発セールスをして意気軒昂である。
何のことはない死の商人なんだが。

なんでメディアはここを問題にしないんだ!?、、、、。

「属性」を語る取り巻きに囲まれて、「本質」に触れた事のない人間を首相に仰がなければいけない日本人って、結構、不幸。



本日のおまけ

交通事故的に見つけました。
感動してるけど、歌詞は理解不能のまま。
どなたか、教えて!
このエネルギーの源を!


Iyeoka Okoawo - Revolution


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谷川健一 『沖縄/辺境の時間と空間』2

2013-06-24 17:59:55 | 本日の抜粋

     *****************

 狩俣の祖神祭で私が最も関心を抱いたのは、この祭りの中で「村の創世記」がうたわれることだ。それは「島建ての神話」である。シマとは南島では村を指す語だ。これは宮古島にかぎらず、琉球弧の古代村落では、おそらく各村ごとに存在したのだろうと私は思う。御嶽をもつ血縁であれば、村の創始者はそのまま、遠つ御祖(みおや)となる。古代天皇制の確立する以前の本土もこのような状態であったにちがいない。それが古代天皇制を正統化する神話の系列に組み込まれていったのが日本の歴史であるとすれば、日本を相対化する決定的な鍵は沖縄にあるとする、吉本隆明氏の発言はきわめて重要なものと言わざるを得ない。そしてそれは、多くの沖縄学者がやってきたように、琉球王府を中心とした沖縄の歴史にあるのではなく、先島の村に、一粒の籾種のように残っているのだ。
 
 谷川健一 『沖縄/辺境の時間と空間』より 三一書房

     *****************

想えば、日本も遠くまで来たもんだ、、、。

自称先進国の最先端技術?が原発事故を起こすまでに、、、。


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谷川健一 『沖縄/辺境の時間と空間』

2013-06-23 18:14:30 | 本日の抜粋
今日は太平洋戦争末期の沖縄戦が終結したとされる「慰霊の日」。

参列した安倍首相をはじめとする政府高官のこうべを垂れる姿が報道されてるが、無味乾燥、無内容な公式見解じゃない、各々方の内心を知りたいものだ、、、。
だいたいの見当はつくが、、、。


     ****************

 沖縄には、折れた骨片が肉に深く喰い入るように、論理化をめざして果たさない感情があり、また、肉を突きやぶるように、むき出しな形に感情化した論理がある。おそらく沖縄は、その社会の現象面において未分化であるばかりでなく(これは階級分化がないと言っているのではない)、その情念と論理においても両者は形影あいとむらうがごとく未分化であるのだ。(中略) 
大城立裕が「沖縄で日本人になること」の中で示している見解、すなわち、島津の琉球入りは潜在的に民族統一の志向をもっていたけれども、島津はその差別政策によって事実上民族統一を拒否した、というのが差しあたっては一番妥当な線であろう。ただ私は、大城の見解を踏み台にして更に進む必要を感じる。

 谷川健一 『沖縄/辺境の時間と空間』より 三一書房

     ****************


40年以上前の本を本棚から取り出し、再読した。

主な取り扱いは、沖縄の先島における人頭税である。
現在からは想像もできない税制が江戸時代から明治の後半まで二百六十六年間続いた。

明治維新に積極的に加担し、評価もされてる島津藩の御振る舞いである、、、。
そのことを知るだけで、沖縄の先島諸島の人びとに対する目が違ってくるはずだ。

気にかかる数行があった。

*****
私は第一回と二回目の沖縄旅行をつうじて、先島の知識人に、その記録をとっておくことを訴えたが、なんの反応も得られなかった。もとより好意にみちた人たちもいたが、それは少数の例外者でしかなかった。私は先島の知識人が那覇と東京の方向ばかりを向いていることに失望した
*****

今、福島原発事故への様々の人達の対応と重ね合わせて考え込んでる。


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お店のサービスは尾を引く

2013-06-22 19:52:07 | 本日のしりきれとんぼ
「毎週行ってたのに、ここんとこ月一位しか行けなくなってるんですよね。
そしたら最近、大将が煮卵を一個、こっそり乗っけてくれるんですよ」

Eさんは昨年まで外資系のIT関連の会社に技術者として勤めていたのだが、その会社が買収され解雇された。
外資系にはよくある話らしい。
無事に再就職したのだが、そこは横浜。
新宿に縁遠くなってしまい、カイロに見えるのも月一回程度になってしまった。

カイロの帰り道、あるラーメン屋に立ち寄るのが習慣化されていたEさん。
それも、いい年をして無料の替え玉を確実にこなしていたというのだから凄い。

事情を知らないラーメン屋の大将。
突然、来店の頻度が落ちてうろたえたのか、、、?

「ラーメン屋の大将、俺のことを覚えていたんですね」
と、お気楽なEさん。

「当たり前でしょ!毎週確実に来てくれるお客を覚えてない訳ないでしょ!皆、必死なんですよ!」

最近、コレステロールの値が高めになった事を気にしているEさんだが、今日もそのラーメン屋で、替え玉を追加し、サービスの煮卵一個を狙うとおっしゃる。

今日の画像はブログ本文とは関係なし。
ブイカのニューアルバムが出たようだ。
ブイカ宣伝隊員としては、ここは、サブミラル効果を狙って、、、。



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内田康夫『萩殺人事件』

2013-06-21 17:33:06 | 本日のしりきれとんぼ
この本自体はどうって事ない。
内田康夫らしい話の展開を楽しむだけだ。
読者があれこれ推理を働かせる材料が提供されぬまま、次々と新しい事実が解明されていく。
多くの場合、過去の因縁話だが。
読者の脳は不必要。
脳を使わないで済む、という安心感、、、。
どうしても、時々手を出してしまう、、、。


本日のおまけ

対しまして、この小冊子『子どものことば力』。
子どもの詩や難病で入院中の子どもの作文が転載されている。

CFCプロジェクトというところが企画・製作したものだ。
どう見ても、営利目的ではない。

そのコンセプトは以下のとおり。

〝Care for Caregivers〟
聞きなれないことば(コンセプト)かもしれません。
看護士の皆さんは、大変な責任と労働を担ってお仕事をされておられます。私たちは病気になったとき、健康に不安になったとき、皆さんに支えられ日々の暮らしを取り戻しています。
そこで、私たちは日頃の感謝の気持をこめて、皆さんを癒したい……、私たちは、そういう願い・コンセプトで、プログラムを開発してまいります。
その第一弾が、‘子どものことばの力―入院児の作文を読む’です。
〝ことばの力〟なかでも今回は、〝子どものことばの力〟を感じてください。

確かに、こんな小冊子が、病院の待合室に一冊置かれているだけでも、看護士さんだけでなく患者側も癒される、、、。





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単純な病気のすぐそばに複雑な病気が、、、、

2013-06-19 20:13:15 | 本日のしりきれとんぼ


不定愁訴というのがある。
症状の訴えが多岐にわたり、一定していない。
精神状態や、ストレスによって症状が変化する。

多くの場合、それらは自律神経失調症として診断され、お医者さんからは軽い精神安定剤が出され、これでしばらく様子を見てくださいというのが一般的だ。

そして、意外に思う人が多いと思うが、カイロプラクティックというのは自律神経失調症にかなり有効な施療法だ。
というのは、交感神経が背骨の両脇から出ていて、背骨の歪みがその神経の働きに直接影響を与えているからだ。
仙骨からは副交感神経が出ている。
骨盤の歪みが生殖器や骨盤内臓器に悪い影響を与えている場合がある、、。

しかし、である。

以下の症状は、自律神経失調症と診断されかれないものだが、中高年の婦人に多い甲状腺機能低下症の症状だ。

食欲不振なのに体重が増え、やる気が起きない、低い平熱、冷え症。
皮膚がカサカサになる、気持ちがふさぎ、声がかすれる、口がうまくまわらない
記憶力が低下する、手足のシビレ、むくみ(浮腫)、尿からタンパクが出る。

身近に対応できる症状のすぐ隣に、こんな病気が(しかもケースは多い)存在する。

心せよ!
お気楽な、医療周辺行為者!




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岡田英弘『読む年表 中国の歴史』

2013-06-18 18:47:16 | 本日の抜粋

      ******************

 陳寿は親切にも千七百年後の二十一世紀に生きる現代の日本人にその事蹟を伝えるために「倭人伝」を書いたのではない。ここで「正史」が何のために書かれるのかを思い出していただきたい。陳寿は現王朝の晋の帝権の起源を説き、それが「正統」であることを証明するために『三国志』を書いているのである。書くべきことは建前であって本音ではなく、「真実」でもない。あきらかに事実出ないとわかっていても、公式の記録を訂正してはならない。そんなことをしたら、それはもう「正史」ではない。

 岡田英弘 『読む年表 中国の歴史』より ワック出版局

      ******************

陳寿という人は、3世紀『三国志』を書いた人とのこと。
そのなかに『魏志倭人伝』が収められている。

そう、邪馬台国の存在位置を巡って歴史学者が大騒ぎしてるやつ。

岡田英弘はそんな大騒ぎを冷ややかに見ている。
なぜなら陳寿の使命は、晋王朝に寄り添ったもの。
敵対する呉に対抗するため、邪馬台国は大きな国であって、呉を挟んで南方から睨みを利かせている存在として表現しなければならなかった、と。

第一、当時の日本には中国から来た人がつくった国がいくつもあったはず、と。

歴史的資料をそのまま鵜呑みにするのでなく、当時の事情を考えなければいけない!
と、真っ当な見解には納得。

でも、いくつか教えられたけど、この本は徳さんにとっては面白くなかった。

読了後知ったことだが、この本はご本人の書いたものでなく、編集者が岡田英弘の諸著書からまとめたものとの事。
やっぱり本は生ものでなくては、、、。編集者には気の毒だけど。



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