カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

上臀神経痛な、ワイやん

2008-10-20 20:00:53 | 本日の患者さん
25年来の患者さんであるワイやんの今回の訴えはお尻の両脇の痛み。かなり過敏になっている。
この訴えをワイやんから聞くのは初めての事だ。

ワイやんはこれまでに何回か腰痛に見舞われている。
しかし、今までの腰痛は、ワイやんの腰椎の右側湾に起因するものだった。
腰周りの右の筋肉と左の能力が違っているのに脳がその事を認識していないため、何かの行動をする時、脳の命令と現場の状況に齟齬が起きて腰痛となるパターンだった。

しかし、今回、徳さんはワイやんのお尻の痛みを上臀神経痛と判断した。
上臀神経とは足を外転する中臀筋を支配する神経だ。
ちょうどベルトの位置にある腰椎の間から神経を出している。

ワイやんは先日、遠く大分の地に義理の兄の葬儀に駆けつけた。
帰京して間もなくやはり大分の地で親しい人の訃報を受け、取って返すように葬儀に向かった。不思議と不幸は続くものだ。
福岡空港から数時間は車での移動である。
ただ座っているだけの空間移動が、腰椎椎間板にジワジワと圧力をかける。
椎間板は水分を失い、神経の出入り口が狭くなってしまう。
その結果としての上臀神経痛。

今回限りは、ワイやんにお説教を垂れることなく、ただ、ご苦労様と告げた徳さんでした。