カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

秋の夜長

2008-10-03 20:37:39 | 本日のしりきれとんぼ
いささか酩酊の状態で(これは徳さんの日常的風景なんだから困りもの)中央線の吉祥寺駅で電車を待っていた。
午前零時をだいぶまわった頃。
こんな時間なのに、ホームには老若男女入り乱れ、ごった返している。
自分もその一員なのに、自分の事を棚に挙げ、いやあ~、やっぱり東京の人間はスゲーや。
朝の通勤電車の乗客の皆、ぐったり、うんざりの表情に比べると、深夜の乗客は、泥酔のおっさんを除けば、皆さん、結構はつらつとした顔つきが多く感じられるのも、東京人の深夜力なのか。
さて、運転間隔が大分開いてきた待ち時間を、他の乗客の様子を観察するでもなし、しないでもなしにぼんやりと過ごしていたら、突然耳に覆い被さるような音に気付いた。

秋の調べ。虫の声だ。
それも半端な数じゃない。圧倒されるような音響だ。

え!なんで?
こんな場所で?

ここは副副都心とも言われる吉祥寺。
コンクリートとアスファルトで街のほとんどは覆われ、駅は駅で写真のような風景。
一体どこで暮らしとるんんじゃ?コウロギたち。
どこに卵を産むんじゃ?コウロギたち。