カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

顎関節症な、エスやん

2008-10-04 20:37:36 | 本日の患者さん
エスやんの顎関節症は年期が入っている。
その歴史は15年。
エスやんは人生の約半分を自分の顎に意識を集中せざるを得なかったわけである。
その間、歯医者さんで4年間歯列矯正を試みたものの、芳しい結果は得られなかったとの事。
エスやんの腰椎は左側湾。当然、顔は左に傾いでる。
エスやんの顎関節症は左に出ている。

話変わって、徳さんはとある人に勧められて、mixiなるものに登録している。馬鹿正直に<徳さん>という名前で。
同じ名前の登録はゴミのようにあるらしく皆さんが訪ね当てるのは難しかろうが、、、、。
そこに患者さんの一人が勝手に立ち上げた『背骨の歪みを直す』というコミュニティーがある。
そこに先日、顎関節症治療を施したものの、その反応が強すぎて悩んでいる方から相談があった。
その時のやり取りで、ヒントを与えられ、顎関節症に対して一つの見解を持つに至った。

顎関節症は片方の歯でだけものを噛む習慣から生じる。これはよく指摘されるところである。
肝心なのは、何故、片方だけで噛む習慣が身に付くのか?である。

mixi相談者は、学生で、講義を聴く時、右足を上にして左重心で足を組み、左手で頬杖を付くのが習慣になっているとおっしゃる。顔は左に傾いでいるのが常態だ。
顔が左に傾いでいる人が食事をすればどうなるか?
口の中のものは左に偏り、左の歯だけでものを噛むようになる。
顎関節症の原因の一つに、腰椎の側湾が挙げられるのではないか?

腰と顎に何の関係があるというのだ、という方もおられようが、体というのはどんな些細な一箇所の変位でも、すぐさま全体で対処しようとするものだ。

誰も褒めてくれる事のない徳さんの人生。
しょうがない。自分で自分を褒めるとしよう。