もうすぐ あの日ですね・・・

３月に入りました。
日本の報道でも、東北大震災のニュースをよく見かけるようになってきました。
それは海外でも同じ事のようで、海外のマスメディアでも日本の震災のニュースが増えてきたらしいです。
アメリカの『アトランティック』と言う名の雑誌サイトで、
３月１１日の被災地の写真と今の写真を比べています。
当時の写真をクリックすると、最近の写真に変わります。

　　　コチラ→　http://www.theatlantic.com/infocus/2012/02/japan-earthquake-before-and-after/100251/
（20枚あります。最初の一枚は変わりません。２枚目から変わります。）

当時の写真を見ると、
あの時、テレビに目がくぎ付けになって、「ああーー！！」と言いながら、
海水が流れ込み、流されていく家屋を見ているしかなかった記憶が思い出され、胸が苦しくなるのですが・・・

ここに掲載されている一年前と現在の写真を見て、
きっと海外の人たちは、”日本はここまで復興したんだなあ～”なんて思うのでしょうが、
私はこの写真を見ながら、ちょっと違ったコトを感じていました。
”へえ～、ここって、元はこんな風だったんだあ～”とー
だって、初めてその場所を見たのは、津波に飲まれていく光景で、
その場所が、元々どんな風景だったのか、私は全く知らなかったんですから。
モチロン、ここに掲載されている現在の写真は、震災前とは全く違うのでしょうが・・・

もう一つ思ったこと。

日本は頑張ってますよ～、こんなに復興してますよ～、日本は安全ですよお～。
そんな事を海外に伝えるためには、たぶん、必要なんだとは思う。
でも、ここに掲載されている　”現在の写真”。
これは、極一部の、瓦礫が消えた。水が引いた。道路が通れるようになった。ただそれだけのコトで、
実際は、このフレームの周辺には、まだたくさんの瓦礫が積み上げられている事、
その中には、まだ悲しい事実が眠っている事、まだ復興なんてちっとも進んでいない事。
日本に住む、私は知ってる・・・

阪神の震災は、ほぼ完全な復興まで１０年掛かったと言われています。
今回の東北の震災は、広い被災地域、人口度合いの違い、低迷する日本経済、
そして何より、福島原発・・・
１０年で完全復興は・・・　むつかしいかもしれないな・・・

それでも私達は進んでいくしかなくて、
今から１０年後、東北は、日本は、どうなっているんだろう？


✩　しっかし、なぜ日本は、自民党以外が政治で力を持つと、大きな震災が来るのだろう？
　　民主党が第１党になったあの夏の選挙の時、２チャンネルで、誰かが
　　”大震災が来るぞ！”とコメントしていた事を思い出す・・・