なかなか時間掛かったので、今日は1件のみの対応となりました。
プラレールの「新幹線500系」です。
(親御さんの許可を得て、子どもさんと一緒に撮影しましたが、ごめんなさい、ちょっとブレてますね...)
「モーターが動く音がするけど、全く進まない」との事。
ピニオン割れ等を予想して、ギアボックスの分解要でしたが、トミーめ、嫌がらせでしょうか?
おもてのネジはみんな三角ネジ(しかも大きさ2種類)だし、ギアボックスは嵌め込み・ネジ止めの後、接着してあります...
三角ネジは、日本おもちゃ協会から配られた専用ネジ回しのおかげで余裕でしたが、接着止めしたギアボックスは、分解大変苦労しました。
ギアボックス分解時の状況です。
分解前に試運転して、ボックスの隙間から覗いた結果、モーターのピニオンから、最初の冠歯車(クラウンギヤ)に当たっておらず、空回りの状態の様でした。
いろいろ悩んだのですが、ピニオンへの当たりは、上の写真の冠歯車の下側、スイッチレバーの内側になりますが、その箇所での軸受け部分とボス部分とが当たって距離が決まっている様で、
そのケーシング軸受け側か冠歯車側かが磨耗して、冠歯車が下がった状態になってると判断して、歯車側にエポキシ塗って1mm程足して、距離調整した結果、ほどよく当りが出ました。
このギアボックスは、低速/切替可の2段変速付きのギアボックスですが、先月他のドクターが同じギアボックスで苦心していた様でした。設計に問題があるんじゃないでしょうか...
今回は悩んだ末、エポキシで盛り足して距離調整してみましたが、「もち」に不安があります。プラ板等でカラーを作ったほうが良かった気もします。次回の参考にしたいと思います。
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