koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

1/30 プリモメンテ145,146.147件目:タイプB&コプエル2体

2022-01-30 | プリモプエル
最近、ほどよいペースで入院が来て余裕があったのですが、この週末は、金曜日に洗濯の子が3体・土曜日に修理の子が3体来て、急に忙しい週末でした。
プリモプエルのタイプBと、タイプBのコプエル2体の、修理のみでの入院です。

おしゃれさん達です!向かって左から、コプエルの「ピーちゃん」、タイプBの「リサちゃん」、コプエルの「キーちゃん」です。メールで故障の状況がいまいちはっきりしなかったのですが、まあいろいろと不具合らしい。到着したら自分で確認すればいいので、まあ修理していきましょう…。

まずタイプBの子から。事前の測定で、左手SWはクリック感無しで導通も無し、右手は一応OKだけど抵抗値不安定、しっぽは〇。顔の明るさセンサーは2つとも、明時10k前後→暗時150kΩで良好でした。
完全に×だった左手から修理。

タイプBデフォルトの基板・配線色で修理跡無し、片方断線でした。「引っ張り込み」で配線から取り替えました。
右手は修理依頼なかったのですが、抵抗値不安定だったので、右手と同様にスイッチ・配線取り替えておきました。(修理跡もないので、写真は省略します。)

これで動作確認したのですが…、昨夜寝かしつけをしようとしたら、いくらおでこをなでなでしても寝てくれない…。「もしや」と思ってほっぺの方を暗くしたら、2回ぐらいですぐ寝ました。これって…おでこの「なでなでセンサー」とほっぺの「キスセンサー」とが入れ替わってないかしら…?

ウチの子(タイプC)で確認すると、おでことほっぺの反応(セリフ)は区別がつきづらいですが、例えば「だいじょうぶ!」「あったか~い」とかはおでこの方しか言わないし、「てれちゃうよ~」「キス?」とかはほっぺの方でしか言わない様です。

コネクタの接続が、タイプCでは一番右がほっぺセンサーの緑色2本、次がマイクの黒と青で、右から5,6番目がおでこセンサーの紫線2本になってますが、タイプAはほっぺとおでこが逆で、一番右がおでこの紫線2本、右から5,6番目がほっぺの緑線2本という接続です。
今回の子はタイプBで、タイプBはタイプCと同じ配線の並びだと思ってたのですが、見るとタイプAと同じ並びになっている…。自分のブログを調べたけど、そもそもプリモプエルのタイプBは治療実績がすごく少ないし、コネクターの写真も撮ってない…。
まあセリフからすると逆になってると思われるので、一応コネクタ入れ替えて動作確認して、あとは依頼者さんに聞いてみよう。

さて次はコプエルBの「キーちゃん」をやります。事前の測定では、右手は10Ω程度の不安定で△、左手としっぽは×でした。あとハートスイッチのクリック感無しでした。×だった左手から。

あ~、腕の途中で被覆・芯線が切れて、補強糸だけでギリ繋がってる状態ですね。配線を付け替えると、元々の「切片むき出しスイッチ」の基板がちゃんと付かない事が多いので、今回はタクトスイッチに取替で行ってみます。
ケーシング底の基板を支える棒2本と「2とか3とか」書いてある数字とを削って、ボタン側の内側の「ポッチ」も削って、プリモ用の6×6×5mmHのタクトスイッチをホットボンドで固定。

ところが…高さが足りなくて押せない…。これならボタン内側の「ポッチ」を削るんじゃなかった…。でも慌てないw、6mmHのタクトスイッチいっぱい持ってるので、6mmHに替えたら押せるようになりましたw。
6mmHに変更後。

この子のスイッチの付き方ですが…今まで診た子たちと違って変でした…。普通は写真の下の隙間から線が出されて、スイッチBOXの楕円が手の中で縦向きなのですが、この子は楕円が横向きで手の中に固定されてました。配線は向きを考えると普通、写真の下の隙間から出したいことろですが、普通と90度ズレてて写真の出し方をした方が具合がいいので、これで行きました。

次、×だったしっぽ。

ここは、スイッチベースの角に配線がくくり付けてある所で断線してました。今まで、ここで配線をくくってるケースはみた事ないんだけどねぇ…。
左手・しっぽ、今までは配線はそのまま使って、スイッチ整備や取替してたのですが、今回は途中で断線してた事もあって、真面目にコネクタから引き換えました。買ってあったXHのコンタクト初めて使いましたが、まあボチボチ普通に圧着出来ました。

右手はボチボチだったので、いつも通り鉄片・基板パターン面をアルコールで拭くだけにしました。あと、クリック感が全くなくなってたハートスイッチも取り替えて、キーちゃんは終了です。

続いて「ピーちゃん」修理。やはり×だった左手。

これも被覆・芯線が切れて補強糸だけでもってる状態でした。「一応OK(抵抗値やや不安定」だった右手も確認。

あ~こっちは、被覆が切れて断線の寸前でした。両手ともタクトスイッチに取り替えて、コンタクトから配線も全部引き直しました。

前のキーちゃんはスイッチの固定が変でしたが、ピーちゃんの方は普通でした。キーちゃんの方は、スイッチBOXの底面のデコボコもボタン側のポッチも削ると、6mmHのタクトスイッチじゃないとダメっぽかったですが、ピーちゃんの方は5mmHの方で良さそうでした。
スイッチBOXの見た目は区別がつかないのですが、微妙に寸法が違う物があるのかも…。まだ方針がカッチリ固まりませんね…。

ピーちゃんのしっぽは、配線に傷みは無いようだったので、アルコールで拭くだけとしました。キーちゃんと同じく、クリック感無しのハートスイッチは取り替えて、綿入れ直し・縫い戻しして終了です。
2体とも「ごっつん通信」も問題なく、これで3体とも終了。あと2晩ほどタイプBの子の寝かしつけを確認してから退院にしましょう。

いや~、働いた働いたw。土曜日は朝から、金曜に来た洗濯の子を2体分解してウチの奥さんに洗濯して貰い、その間に動作確認すると、1体おでこの「なでなでセンサー」が不作動だったので、途中まで調査。それから今回記事のタイプBの子を修理。
日曜日も朝から昼過ぎまでコプエル2体修理、午後はなでなでセンサー不作動の調査と修理と、この土日は丸々プリモプエル修理で潰れました…。
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