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★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

みっちゃんの道草 ~千と千尋の油屋に思いを馳せて~

2012-12-04 14:20:00 | 地域スポット

 心やすらぐ あなただけの空間  



★本日の一枚☆


-クリスマス仕様の足湯でリフレッシュ♪-


源泉湯 燈屋

:: ぽっ、とあかりが燈る癒しの空間:::

おはようございます。
盆地特有の寒さに耐えかねて、遂にファンヒーターを引っ張り出してきた
主婦レポーターのみっちゃんです。


秋から冬に変わるこの季節、温泉が恋しくなってくるのは
私だけではないハズっ

そう思っていたら、掛け流しの温泉や、甲州名物の食事が楽しめるトコロが
甲府市にありますよ
と、耳寄りな情報をいただきまして。
これは是非行かねばと、「源泉湯 燈屋」に行って参りました
ステキな温泉を紹介して下さった方、本当にありがとうございます


                   

入館料:【一般】 900円 【会員】 750円  【中学生未満】 380円
※3才未満無料
【遅割ざぶん】 550円 (※23時以降の入館)
定休日:年中無休 (※設備点検休館日あり)
営業時間:10:00~24:00 (最終受付 23:30)
泉質:ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉
連絡先:055-236-3515
公式HP:http://www.akariya.info/

甲府駅からタクシーで約15分、駐車場有

                   

早朝5時からオープン間際まで毎日、5時間の清掃をする燈屋は
本当に綺麗
そのノスタルジックな空間は、映画「千と千尋の神隠し」に登場した
あの「油屋」を彷彿させます。
今回は、マネージャー@市川さんに館内を案内していただきました。



▲燈屋の館内

館内は天井が高く、とても開放的。
喫煙ルームもあれば、子どもが自由に遊ぶことができる
キッズスペースもあります。
マッサージで疲れた身体と心をリフレッシュするのも良いかも



▲脱衣所

脱衣所も遊び心満載で、退屈しません。
大きな鏡やドライヤー、化粧水など、便利な備品が全て
完備されていますので、女性には嬉しいですね。
スタッフさん同士が無線でお湯の状態を確認し合っていたのが
大変印象的でした。

そして、いよいよメインの温泉へ。



▲内湯の様子

湯気でカメラのレンズが曇るーーーー!!!
と悪戦苦闘しながら、何とか内湯の撮影。
シャンプやリンス、ボディソープも良い香りがして、
とっても使い心地が良かったです。
広い内湯は温度もちょうどよく、とても快適



▲露天風呂の様子

露天風呂は、「つぼ湯」や「富士大沢石の湯」でまったり
景色も見るのも良いですが、私のオススメは「古代檜の湯」です。
毎月、何らかのキャンペーンをしてますので、HPは要チェック!
この日はちょうど「桃の葉風呂」を体験することができました。

シミやソバカスの改善、フケ症にも効果的なんですって。
これぞまさに桃源郷。
目立たないトコロに釜蒸しミストサウナへの入り口もありますので
入るのを忘れないようにしたいですね。

燈屋のお湯は全浴槽、完全な源泉掛け流し。
手ですくうと、指の隙間から淡黄色透明の湯がさらさら零れます。
心地良い和こしの湯(にこしのゆ)には、「心までも暖かに寛げるよう」に
願いが込められているとのこと。

「美肌の湯・美人の湯」として珍重されている和こしの湯。
たまには贅沢気分を味わってみてもいいかもしれません



▲食事処の足湯

うっかり見落としてしまいがちなのが、食事処の奥にある足湯
今回はクリスマスに向けて大活躍のサンタさんの飾りが、
とっても可愛かったです
毎月、いい夫婦の日(11日と22日)は、入館料がご夫婦ペアで
なんと1000円
晴れの日はご夫婦揃って、出掛けてみてはいかがでしょう?



▲大人も子どもも楽しめる味処

温泉に浸かってさっぱりした後は、広いロビーで
山梨を堪能できる食事を楽しむことをオススメします。
個室もコース料理もありますし、忘年会は燈屋でしてみるのも
良いかも。きっとゆったり寛げると思います。

食事はたくさんメニューがあって、思わず目移りしちゃいましたが
今回私が注文したのは、一番人気の「富士桜ポークのロースカツ定食」、
絶品!あのB-1グランプリで優勝した「甲府とりもつ煮」、
旬の味覚、広島産大粒の「牡蠣フライ」。
とりもつ煮も、さくさくのロースカツも、とっても美味しいーー

甲府の温泉と名物が一緒に楽しめますので、観光の際には
是非足を運んで欲しいのですが、便利な公共交通機関が
少ないのが本当に残念。。。
甲府駅から直通のバスがあると大変便利だと思います
私としては何回も通いたい場所なので、無料のポイントカード
(たとえば10回入浴すると、次は1回入浴料が無料など)が
作れると嬉しかったり

市川さん曰く、燈屋はお客さんが困っていることに対して
いち早く「気づく」「察する」ということをモットーにしているそうで、
大震災の時には、いち早く施設を開放したそうです。
被災者の方から届いたメッセージの中に、こんな言葉がありました。

「災害にあい、福島から避難し、こんなに良い温泉に入れて
とても良かったです。とてもありがたく、感謝致しております。
ありがとうございました。復興後はぜひプライベートでも
お伺いしたいと思います」

「燈屋」という名前には、関わる人々の心を暖かくし、ほのぼのと
あかりが燈る場所でありたいという願いが込められているんですって
まさにその言葉通りの場所ですね!

今回はお昼にお邪魔させていただきましたが、夜の燈屋もとっても
幻想的で良いですよっ。
今後も燈屋が、山梨を明るく照らす甲府のシンボルになりますように。


本日のオマケ動画


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ワインラベルに観るもう一つのワイン

2012-12-03 10:25:00 | 文化

 ラベルが語る歴史風景


市民レポーターの浅野です。

今回もワインにこだわります。
ワインボトルを食卓に置いて、「今日はこのワインを飲みます、乾杯!」 
というときボトルに貼ってあるラベルを見ますよね。

ワインラベルって、なんかカッコいいって思いません
ワインラベルは紀元前の時代からありました。 
ワインは欧州が発祥なので、今でもワインラベルの中に欧州を感じますよね。  

                   

では甲府市のワイナリーのラベルはどんな風でしょうか
さっそく、甲府駅近くの有名なワイナリー(株)サドヤさんを訪ねてみました。
3代目今井さんに面会することができました。(古くから数えると何と8代目だそうです。)
サドヤさんは、ガヤガヤの市街地の中にありますが、
一歩構内に入るとヨーロッパの一角に来たような雰囲気に一変します。 


これが甲府駅近くとは思えません!

 

1.肩ラベル 昭和8年ごろ・・・・

右から左に向かって書かれています。そのような時代です。 

このラベルはボトルの肩に貼るラベルです
みるからに大正、昭和の時代のロマンを感じさせるデザインですね。
老舗ワイナリーだからこそのラベルです。

中央に「甲鐡葡萄酒」と書いてあります。
「甲鐡」はサドヤさんの登録商標になります。
その上段に、赤地に白文字で「畏れ多くも皇室ご用達」といった意味の表記があります。
これも時代背景が窺えます。

 

2.WHITE GRAPE JUICE 白葡萄液  昭和12年ごろ・・・

当時を想わせる宣伝        

昭和12年12月発行の「甲府商業高等学校同窓会・会報誌」の裏表紙にある宣伝ページです
ワインラベルには、「WHITE GRAPE JUICE 白葡萄液」と書いてあって、
宣伝文(キャッチコピー)には「貴重なる天然の葡萄糖液」「葡萄糖の注射代用となる・・・」と書いてあります。

今流にいえば、薬事法違反なんてことにもなりそう
この当時は、ワインはまだ一般的ではありませんでしたので、
鉄分や葡萄糖を補給する一種の薬用酒としての考え方が強かったそうです。
同じ酒でも、日本酒や焼酎とは随分ちがった流れですね。

                

 

3.シャトーブリヤン 1946年(昭和21年)ごろ・・・

今でも使えそうな宣伝パネル     

この絵はワインの広告パネルです。
中世風な趣と、ヨーロッパの洞窟居酒屋のような雰囲気が漂っていますね。
このワインはサドヤさんが今に伝承している「シャトーブリヤン」です
この絵と、シャトーブリヤンという商品名にはちょっとしたしゃれっ気が入っています。

この絵の男性は、シャトーブリアンさんです。
19世紀、フランスの有名な政治家です。
彼が食べている肉はヒレ肉で、ブリアンといいます。
脂肪が少なく、肉質に優れた最高級のステーキで、
シャトーブリアンさんが料理人に命じて作らせたことから、
このような肉を今でも、「シャトーブリアンステーキ」と呼ぶのだそうです。
で、彼シャトーブリアンがブリアンを食べながら、ワイン・シャトーブリヤンを飲む、という絵です
ワインラベルにあるシャトーブリヤンのデザイン文字は現在使用しているラベルと全く同じです。

 

4.皇太子殿下御台臨記念  昭和45年 冬の国体・・・

これは実物を写させていただきました。
  昭和35年産ワインですから52年前のものです。  

皇太子殿下(今上天皇)御台臨記念として配られた赤と白のワインです。
ワインは肩ラベルから昭和35年ものであることが分ります。
ワインラベルのデザインは前の写真と全く同一です。

 

4.マッターホルンのデザインラベル  昭和22年ごろから・・・

 
昭和20年代にはどんな人たちに愛されたのでしょうか?       

毎日食事の時に飲むテーブルワインで、「モンシェルバン」といいます。
昭和22年ごろから使い始めて、今でも使用中です。
マッターホルンは仏語でモンセルバンというので、
これをヒントに、登山が大好きな先代の社長さんが命名されたとのことです。

すばらしいデザインですね
毎日飲むワインということで、辛口タイプ、煮物や肉料理によく合うワインです。
ワインラベルは先人の夢を食卓に運んでくれますね。

 

5.現在の代表的なワインラベル
 
ワインはお酒だけではありません。 ラベルとも会話してみましょう! 

左のラベルは「シャトーブリヤン」で、2002年にサドヤ農場で産出したカベルネ・ソーヴィニヨン種を使ったワインです。
長期熟成の優しさが特徴のワインだそうです。

右のラベルは「シャトーブリヤン・ミュール」です。
ミュールというのは仏語で果実が熟したという意味です。
複数年のブドウで熟成したワインを混ぜているそうです。

 

サドヤさんのご協力で、ワインラベルのお話を伺うことができました。
またワインが美味しくなりそうです 天国天国

 

『第二土曜市・マルシェ~1日限りのワインフェス~』開催!

日時:12月8日(土)午前10時~午後6時30分
会場:甲府中央商店街周辺

 


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