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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

公民館は生涯学習の拠点

2025-06-27 16:10:00 | 紹介

Vol.2「木犀句会の場合」


こんにちは。市民レポーター植松です。

甲府市内には各地域に公民館があります。その公民館は市民の生涯学習の場でもあります。
各種講座をはじめ様々な活動が行われていますが、私は甲府市北公民館主催の俳句講座をきっかけに俳句を始めました。

「甲府市の公民館の講座をきっかけに10年」

私は、今から11年前の平成26年度に3回にわたって開かれた「甲府市俳句入門講座」に参加したのをきっかけに、俳句を始めました。

講師は、俳人・飯田蛇笏主宰の「雲母」の流れをくむ「郭公」の主宰者、井上康明さんです。

俳句入門講座とあって、私を含め参加者のほとんどは俳句初心者でした。

この講座をきっかけに俳句を続けたいというメンバーがそのまま「木犀句会」を立ち上げ、
以来毎月第2土曜日に北公民館で句会を開いています。

昨年9月に結成10周年を迎え、それまでの集大成として手作りの句集を作りました。

全世界に蔓延したコロナウィルスの影響で公民館を会場に句会を開催することが出来ない時期もありましたが、
インターネットなどを活用した紙上句会を開き、コロナを乗り切り、現在に至っています。

会員は現在14人。年1回の昼食会や年数回の吟行なども行い俳句を楽しんでいます。
会員の中には、地区や市の文化祭に作品を出品するなど、句会の枠にとらわれず活動しているメンバーもいます。

句会のメンバーに俳句の魅力と公民館での活動について感想を聞いてみました。

◆木犀句会代表の功刀とも子さん
「俳句は季語という美しい言葉を知り、句を詠むこと(5・7・5)です。そして句会は輪になって互いの句を発表しあい、鑑賞をする場です。
その中で、句会を通じてよい仲間、つながりが出来ることが一番の喜びかもしれません。
公民館は気軽に利用できるところが魅力で、日常の生活を離れ、緑ある公民館で集う楽しみがあります。」

◆北公民館のある地区にお住まいの日原慶子さん
「北公民館は、自然豊かな湯村山の麓にあり、地元の皆さんとの『普段着の文化交流の場』です。喫茶コーナーも人気があります。
公民館の役割は地域の人々が学び合い、ふれあうことで、地域社会がより発展するのを支援することでしょう。
私の所属する千塚地区文化協会は40年以上の歴史がありますが、北公民館はその活動に大きく寄与してきたと思います。
私にとって俳句は四季折々の心の日記です。楽しい吟行や句会で、句友とともに学べるのはかけがえのない魅力です。」


今年の句会の最高点句をご紹介します。

・暖炉燃ゆ鷹の目の透く写真集                功刀とも子

・待春やまだ土つかぬ幼靴                      日原慶子

・三月や惜別の掌のあたたかく                富田千代惠

・改札口旅の終はりの夕桜                      萩原公子

・清明や紙垂一枚の神の杉                      成島玖美子

・勝ち越しの決まる一番冷奴                   会田繭


最後に会員のフォト俳句を掲載します。

公民館主催の講座に興味はあるけど勇気がないという方もいるかと思います。
ちょっと勇気を出して参加してみませんか?
新たな出会いがあなたの生活を潤してくれるに違いありません。


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「連歌発祥の地 甲府」と「酒折連歌の会」

2025-06-26 08:45:00 | 紹介

甲府市が”ある文学”の発祥の地であることをご存じでしょうか~


こんにちは。市民レポーター植松です。

甲府市の酒折宮は、短詩形文学の一つ「連歌」の発祥の地と言われています。

酒折宮は、「古事記」や「日本書紀」にも登場する歴史ある神社ですが、これら記紀によると、

伝承上の英雄ヤマトタケルノミコトが東征を終えて大和に帰る途中、甲斐酒折宮に逗留して

「新治筑波を過ぎて幾夜か寝つる(にいばりつくばをすぎていくよかねつる)」

とかがり火をたいていた老人に問いかけたところ

「かがなべて夜には九夜日には十日を(かがなべてよにはここのよひにはとおかを)」

と老人が答えたという。

この五七七による問答が連歌の起源とされたことから、酒折宮が連歌発祥の地と言われるようになりました。

これに因んで1999年(平成11年)、酒折にある山梨学院大学によって酒折連歌賞が誕生しました。

「酒折連歌」は、五七七の問いの片歌に対し五七七の片歌で答えるというものですが、
「酒折連歌賞」の目的は多くの人に連歌へ興味を持ってもらい、衰退していた連歌をよみがえらせ、普及させ、文学の振興を図ろうというものです。

「酒折連歌賞」は、俳人や歌人ら5人の選者が問いの片歌を作り、これに対する答えの片歌を全国から募集します。
去年で26回目を数え、最高賞の文部科学大臣賞は北海道の78歳の男性が受賞しました。

受賞作品

問いの片歌:満天の星を巡らせ指揮棒止まる

答えの片歌:振り向いてベートーヴェンは喝采を知る

また「酒折連歌」の普及・発展を目指して2011年(平成23年)には、一般県民を対象に「酒折連歌の会」が創設されました。
「酒折連歌の会」では、会員が問いの片歌と答えの片歌をそれぞれ作り、これをグループ形式で鑑賞し、それぞれが推す作品を発表し合います。

今年の会員は60代から90代の男女あわせて33人。
毎月第2土曜日の午後、山梨学院大学クリスタルタワー7階の広報スタジオで開催されています。

上野美穂子会長は、酒折連歌の魅力について次のように語っています。

「酒折連歌について、創始者の川手千興先生は言葉を連ね心を繋ぐと述べられています。
酒折連歌には”問いの片歌”と”答えの片歌”の作者の心と心が響き合い、通い合う喜びがあります。
片歌を作りだす生みの苦しみと喜び、そして出来上がった片歌を存分に鑑賞し合う楽しい時間は、会員にとって明日の英気を養うものになっております。」

これまで26回行われた「酒折連歌賞」で、大賞を受賞した山梨県民は3人。
また「酒折連歌の会」の会員の中で「酒折連歌賞」百選に選ばれたのは、これまでに私を含め8人います。
現役の会員の中では5人。このうち2人はなんと、複数回受賞しています!

最後に現役会員の受賞者の、受賞作品を紹介します。


◆第26回教育長賞 小倉正一(61)

問いの片歌:大丈夫霊峰富士の声が聞こえる

答えの片歌:新学期教室の窓まず開けてみる

◆第26回優秀賞 埜村和美(73)

問いの片歌:イヤホンをはずして月の光を浴びる

答えの片歌:かぐや姫のかな文字の文ひらりと届く

 

◆第25回優良賞 曽根珠子(85)

問いの片歌:ひとつぶの豆をまく朝ひかりこぼれて

答えの片歌:アフガンで命の水を中村医師は

 

◆第20回優良賞 植松裕二(60)

問いの片歌:まっすぐにまっすぐに降る雨を見ている

答えの片歌:雨だれはマジョルカ島のあの日のショパン

 

◆第7回次点 斉藤幸三(66)

問いの片歌:繰り返す大波小波船べりの音

答えの片歌:一本のテープに託す思いさまざま

 

「酒折連歌賞」の応募作品は、去年は約3万。今年もすでに募集は始まっています。
「酒折連歌賞」のホームページから応募が出来ますので、挑戦してみてはいかがでしょうか

尚、「酒折連歌の会」は、毎月の例会を自由に見学できます。
ご興味のある方は、下記へご連絡ください。

問い合わせ先:090-8816-1950 酒折連歌の会会長 上野美穂子

 


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科学や技術の発展に

2025-06-12 11:35:00 | 紹介

~山梨科学アカデミー


こんにちは。市民レポーター“クッツー”こと沓間 聖です。

今年度、山梨科学アカデミーは、創立30周年。
甲府市内で行われた30周年記念式典を取材しました。

山梨科学アカデミーは、研究者の交流や、科学や技術の啓発など、たくさんの事業を行っていますが、
そのひとつに、交流大会があります。
交流大会では、県内外の著名な科学者による講演を行っています。
この交流大会は、一般に公開されていて、講演を聴講することができます。
科学者の話をきくことができるなんて、わくわくしますね。


 
山梨科学アカデミーでは、優れた研究者の顕彰・支援も行っています。
今年度、山梨科学アカデミー賞山梨科学アカデミー奨励賞を受賞したみなさんです。
女性が活躍していますね。


 
また、山梨科学アカデミーは、県内外の研究情報の交換も行っています。
今回は3名が、自然環境や先端技術について研究発表をしました。
富士山麓のニホンカモシカクニマスの研究など、地域と密接に関連した研究の発表でした。

山梨科学アカデミーは、子どもたちにも科学に興味をもってもらうため、
『未来の科学者訪問セミナー』『夢・ときめきサイエンスラボ』など、子どもたちに向けたイベントや教室をたくさん行っています。

今回、高校生のときに山梨科学アカデミー児童・生徒科学賞を受賞した3名が、今行っている研究について発表しました。
量子コンピューター天体望遠鏡AIと、研究分野は様々でしたが、
山梨科学アカデミー児童・生徒科学賞を受賞したことや山梨科学アカデミーの催しに参加したことが、
研究者をめざすきっかけの一つになったと、3名とも発表の中で話していました。
山梨科学アカデミーが蒔いた種が、実を結んだ結果ですね。


 
特別記念講演は、ノーベル賞を受賞した大村智博士
大村博士は、山梨科学アカデミー設立当初から、山梨科学アカデミーの活動に対して、大きな働きをなさっています。


 
お年を感じさせない、情熱あふれる講演に、常に前向きでチャレンジしていく姿勢を見習いたいと思いました。
大村博士は講演後、今回発表した若き研究者たちに、
『自分が興味を持ったら、研究者と積極的に連絡を取り、訪ねていくといい。海外にも目を向けるように。』とお声をかけてくださったそうです。

~おまけ~
私が市民レポーターになって初めて取材したのが、大村智記念館
山梨大学武田キャンパスの中にあります。見学、おすすめです。


 


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往復2時間半でかっこいい岩山制覇!太刀岡山ハイキングで歴史探訪

2025-06-10 17:40:00 | 紹介

~山梨百名山、鋏岩(はさみいわ)が映える太刀岡山のススメ


皆さんこんにちは!市民レポーター「てらはる」です。

私は登ることが大好きで、山梨県の色んな山を登ったり、坂道をロードバイクで走ったりして週末を過ごしています。

甲府市の魅力はなんと言っても360°見渡す限り視界に映る山々!

「自然」をキーワードに、皆さんが是非足を運びたくなるおすすめスポットを紹介していきたいと思いますので、
よろしくお願いします!

さて、今回は甲府市と甲斐市の境目に位置する「太刀岡山」をハイキングしてきました。

太刀岡山は、標高差約150mの大岸壁の先端にハサミのような形の「鋏岩(はさみいわ)」が突き出していて、
ロッククライミングに訪れる方も多い山です。

また南峰(1295m)、北峰(1322m)があり、南峰からは富士山や南アルプスなどの山々の眺望が美しい山ですので、
山梨百名山の中でも人気のスポットとなっています。

■太刀岡山詳細情報


標高:1322m

コースタイム:往復約2時間40分

駐車場:太刀岡山駐車場(約10台)


太刀岡山/歴史探訪コース/やまなしハイキングコース100選


皆さんは、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)をご存じでしょうか?

古墳時代に実在した、勇猛さと数々の冒険で知られる伝説的な英雄で、天皇家の祖先神であり、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が持つ伝説の剣、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)で多くの敵を打ち倒したと言われているそうです。

そんな大英雄、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、東国の蝦夷(えぞ)討伐に向かった帰りに、
太刀岡山の山頂に太刀を置いたという伝説があり、これが山の名の由来といわれています。

歴史に思いを馳せつつ、さっそく登山スタート!

駐車場は10台程度停められます。
この日は朝8時頃到着しましたが、既に半分ほど埋まっていました。

登山道を示す看板が至るところにあるので、迷う心配はありません。

クマ出没注意の貼り紙があるゲートを通っていきます。
熊鈴を持っていくと安心できそうです。

一部少し足場が悪く、トラロープがかかっている道もありました。

30分程度歩いたら、まずは鋏岩に到着!

鋏岩を超えると急登が始まるので、適宜休憩をとります。
今回は甲州名物「ソフト紅梅」で腹ごしらえ!

初めて食べましたが、素朴な味わいでとても美味しかったです。

お腹を満たしたところで、ひたすら40分程登ると頂上に到着!

「太刀岡山」ということで、太刀を振るうポーズをとってみました。

今回は曇天だったので、眺望は良好ではありませんでしたが、
南峰山頂から少し下ったところに180°のパノラマが見られる場所があるようです。

気軽にかっこいい岩山が登れる「太刀岡山」、週末のお出かけ候補に入れてみてはいかがでしょうか?

 


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「かいてらす」をご存知ですか?

2025-05-30 19:40:00 | 紹介

〜甲府の魅力はっけん!


こんにちは!市民レポーター武居みおです。

8歳と6歳の2児のママ目線で、子供と一緒に、家族と一緒に出かけたいと思う甲府市のスポット・イベントを紹介しています。

今回は、甲府市東光寺にあるかいてらす(山梨県地場産業センター)を訪れた様子をリポートします。

甲府市に住んでいると、逆に訪れる機会があまりないように感じます。
私も久しぶりに訪れましたが、山梨県・甲府市のおみやげがたくさん揃った場所なので、観光客だけでなく、
帰省や訪問時のおみやげ選びにも適していると思いました。

かいてらすの外観です。
甲斐善光寺愛宕山の近くにあるので、一緒に立ち寄るのにちょうどいいです。

大きな水晶がお迎えしてくれます。

入口付近には観光情報や地域のイベント紹介とともに、“とりもっちゃん”の顔はめパネルもありました。

店内にも立派な水晶の展示があります。

購入可能なジュエリーも沢山ありました。
他にも印伝お菓子など沢山の品物を扱っています。

県内最大級の品揃え!なワイン・日本酒コーナーも。おみやげに、自分用に、最適です。

かいてらすの2階にあるレストラン、ワインクラブさんでお昼を頂きました。

私はオムライスを頂きましたが、地産地消メニューのチキンソテーや郷土料理ほうとうなど、
幅広いラインナップで、お子様メニューもありました。どなたでも楽しめそうです。
平日の昼間でしたが、多くのお客さんで賑わっていました。美味しかったです!

他県から来た人をどこへ連れて行こう?となった時にもピッタリの場所だなと思いました。
イベントを行っている場合もありますので、ご興味ある方はWebサイトをチェックしてみてください。

 


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