UO回想シリーズ 前回分
はじめに ~ UOについて ~
俺がSakuraシャードに来たのは2003年1月13日。
Sakuraは2002年10月に誕生したばかりの新設シャードで、俺はUOをやり直すべくこの新天地に来た。
それまで一年近くは、UOをスタートしたAsukaシャードでプレイしていた。
Asukaでの生活は、UO時代の俺を知ってる人からするとたぶんイメージとは似つかわしくないぐらい、普通に遊んでた。
最初は斧戦士で、後に魔法戦士になり、毎日シェイムに狩りにいって、毎晩決まった時間に仲間達とトレジャーハントにいって、
仲間内では唯一家を所有していたやつのとこをアジトに戦利品を広げて取り合って。
対人戦や戦争はおろか、詐欺も腐れも全く縁遠い世界観でプレイしていた。
しかし、そのうちに俺をUOに誘ってくれたリアル知人や、そして他の仲間達の引退が相次ぎ、
毎日遊んでいた相手がいなくなった俺もその時点で引退を考えていた。
そんな時、2chの大規模MMO板に立っていたあるUOスレを発見する。
まだ立ったばかりのそのスレのテーマは、UOで遊ぶ相手もいない孤独プレイヤー同士が語り合うというものだった。
独り者故の苦労・気軽さ・淋しさなどを皆が思い思いに書き込んでいるそのスレは、今の俺の状況にぴったり。
そのうちに、"いっそ孤独な者同士で集まれば孤独じゃなくなるんじゃね?"みたいな流れになっていた。
誰もがそんなイベントに期待しながらも指揮者が出てこないようなので、ここで俺がイベントを発案した。
イベント内容は「新設のSakuraシャードにみんな初期キャラで集まって山賊PKしようぜ!」というもので、
俺は誰が見ても発起者であるとわかりやすいように、Dancho-という名前のキャラを作った。
イベントは"山賊イベント"と呼ばれ成功に終わり、この時の参加者は13名ぐらいだったかな。
要望があったので別の日に"第二次山賊イベント"を開催したところ、今度は参加者が40名を超えるほどの盛況ぶりで、
なんと海外シャードからアメリカ人とかも参加に名乗りを上げてきた。
人数が多いのとごく一部日本語があまりわからないのとで、一回目ほどは円滑には進まなかったが、参加者は楽しめてたようだ。
始めのほうがぐだぐだしたり、数名の行方不明者が出たりして、俺としては失敗だと思ったけど。
これらの山賊イベント参加者たちと気が合い、新天地Sakuraシャードでギルドを立てることになった。
ギルド名はteam-2ch,KoDoKu。 略してKDK。
イベントの決行日は2003年1月13日であり、この日は俺のSakura上陸日と同時にKDK結成日でもある。
そして各日本シャードから集まった孤独プレイヤーたちは、Sakuraでギルドに所属し孤独ではなくなった。
以後、俺はAsukaでの財産やキャラは捨て、数年後にUOを引退するまでSakuraで活動することとなる。
このように、当初のKDKは2chスレ発祥の2chギルドであった。
しかしKDKがSakuraシャードに馴染むほどに、その活動内容は初期に意図したものから大きく外れていく。
後には独自路線を突っ走りまくったため、2chギルドというイメージは薄れ、この暴走こそがKDKの知名度を高め、
やがてトラメル・フェルッカ問わずにSakuraで最悪のギルドと言われるようになる。
腐れギルドとしての知名度を確立した頃、ギルド名からteam-2chは外され、正式名称KoDoKu [KDK]と改められた。
俺個人としても、KDKとしても、活動方針・内容は時期によって違う。
その移り変わりを最後にここに簡単に並べよう。
個々の時代ごとのエピソードは、次回からクローズアップしていく。
2003年1月13日にKDK結成。
以後数ヶ月は各シャードからの孤独プレイヤー達の受け入れ先として機能する。
設立から数ヶ月の間は毎週土曜日を定期活動日として、ダンジョン攻略やギルド内での対抗ゲームなど、
概ねまったりギルドとしての活動を行っていた。
対抗ゲームはPvP系が多かったが、陣取りゲームみたいなものや双方の王様を守りあうものなど、ゲーム性に富んでいたし、
PvP経験者と非経験者の差を埋める為のルールも考案されたため、PvPに精通していなくても誰でも参加でき楽しめていた。
ので、ダンジョン攻略よりもこういったゲームのほうが活動として実施することが多かった。 ある意味ゲーミングギルド。
この時期から毎日毎日入団希望者がいて、瞬く間にギルドも大きくなっていったが、
これは後にギルド内の派閥争い、ひいてはKDK分裂を引き起こす要因の一つとなる。
KDK設立から数ヵ月後、Sakuraシャード全体を巻き込んだ史上最大の戦争である"サクラ大戦"において、
"組合陣営"としてKDKは参戦する。
この大戦が俺個人としても本格的なPvPデビュー戦であり、まだPvP経験が浅かったにも関わらず、
この大規模戦争という土壌のおかげで短期間でPvPの世界に馴染むことができたし、強くなれた。
これを契機に、大戦終結後もKDKは本格的にPKギルドとしての活動を行うようになっていった。
そしてこの時期、初めて詐欺行為を行うようになり、Dancho-は詐欺師と呼ばれるようになる。
サクラ大戦終結後の2003年末からは、Sakura圏外戦は今で語られる"黄金時代"と呼ばれる時代に突入する。
JAP(JPN)、BAD、SKR、CAS、PK?(GOS)、IKI、D'S、などを筆頭とした各勢力がデスパ前を主戦場に入り乱れ、
PKギルドとしての活動を本格化させたKDKもこれに参戦した。
2004年10月24日、首都ブリティン近くのある孤島をギルドメンバー達と共に占拠。
KDKメンしか住まないこの島はKDK島と呼ばれ、ギルドハウスも島に移転した。
2005年5月12日、このKDK島から本土へつながる橋を架け、大勢の観光客がKDK島に来たが、
海峡封鎖行為ということで一週間ぐらいでGM(ゲームマスター)に破壊される。
メールで「次やったらおまえアカバンするからな?」と脅された。
また2004年からKDKは中立地帯であるはずのPITで、特定ギルドに対しての奇襲攻撃を組織的に行った。
2004年末からKDKが解散する時に至るまで、KDKはいくつものギルドを相手に圏外戦とはまた別で、抗争状態に突入する。
サクラ大戦ほどの規模ではないが、抗争に次ぐ抗争の時期だった。
2005年からはいくつかのPvPギルドと手を組み、いわゆる"KDK連合"が発足される。
これによりKDKはSakuraシャードのPvPギルドで最も大規模な人数を出すギルドとなった。
またこのKDK連合はPKギルドSADとの戦争に突入し、SADはCASなどと手を組んだ上に他シャードからの援軍を召還。
KDK史上、サクラ大戦に次ぐ二番目に大きい戦争となった。
2005年の夏ごろ、KDKは正式に解散する。
2005年9月、KDKがなくなった寂しさを紛らわすためにこのブログを開設。
UOプレイを継続。 その活動内容は過去記事を参照。
次回からはこれらの時代やエピソードを一つ一つ書いていく。
とりあえずはやはり、古くからSakuraにいる人からは未だに語り草となっている、サクラ大戦についてだろう。
Sakuraシャード創世期に勃発したこの戦争は、"連合陣営"と"組合陣営"の間で激しい武力闘争が展開され、
後期には他シャードから有志が募られ組織された反連合組織である"連盟"を加え、連合の解体を以って終結を迎えた。
今からすれば考えられないほどの影響力を持ったこの大戦は、トラメル・フェルッカ関係なく誰しもが影響を受けた。
(連合・組合・連盟と、知らない人からすればどれも似た名前でややこしいね・・・)
通常多くの人はトラメルにいて人口も圧倒的で、PKをして赤ネームになった者はトラメルに入れない。
だから通常トラメルに住む人はPvPを目にする機会もないし、赤ネームを見たことない人もいる。
ありがとう!
別のゲームからのようだけど、
こうしてSakura民に見つかるのは嬉しい。
このブログ自体はUO現役時代からあるので、
よかったら現役時代の日記も覗いてくださいな。
Kikutiさん事件もリアルタイムで書いてるよ。
昔はよくはしゃいでいた。
俺もUOは忘れられないタイトルの一つ。
またどこかで縁を持てると良いね!
The Elder Scroll Onlineとか期待してる。
あのDancho-のブログだったんですね。
うちのKikutiがDancho-に装備をきられたとき、
仲間内では、大笑いして「こいつ面白い!」ってはしゃいだのをよく覚えています。
何だかんだで色々な人と接したMMOでしたけど、
今では良い思いでですね。
やってよかったゲームの1つだと思います。
面白い。
だっちょう生きてたんだね・・嬉しいよ>w<
ひとつ頼みがあるんだけど聞いてくれるかな。
だんちょの問題じゃないけど。
stage6がアップグレード中で動画アップロードできなかった。
UOはここ一年ぐらいで急激な過疎を見せ始めてるので、人がいない・・・。
まぁ十年も続いてたら、そろそろ寿命がきてもおかしくないし。
だからたぶんいまから新規の人が始めても楽しめないと、率直に思うなー。
俺も最近の過疎化で復帰の可能性がほぼ無くなったという区切りとして、今回の回想を書き始めた次第です。
>>tokumei
いまやこのブログ見てる人はUOからの人よりも、SFや他のゲームからの人のほうが多いだろうからね。
そういう人でもわかりやすい表現に努めてみてます。
>>のえるん
期待してろ!
>>(^w^)
MMOの良さは社会があることだね。
社会の中で何を為すかが魅力。
戦争なり詐欺なり、なんでも。
FPSなどでは味わえない。
>>とーま
毎日が熱かった。
ま、願わくばもう一度他のMMOで、また熱くなりたいね。
その為に、まずはUOの後継といえるほどのMMO作品が世に出なければならない。
>>地味にレスのUnknown
UO現役時代やSF現役時代とかは荒れたコメントなどは完全スルーしてたけどね。
普通の意見やコメントや感想には、昔からレスしてるつもり。
全員にってわけじゃないけども。
でも全部読んでる。
>>詐欺られなくて運の良かったUnknown
詐欺なんて、バグ技を用いたものでもなけりゃ、
基本的に防衛意識があれば引っかからないもんだ。
バグ技を使ったものですらも、ちょっとした不自然を見逃さなければ回避できるものが大半。
ただバグ技なんかよりももっとタチの悪いのが、友人による詐欺。
自分が信用を与える相手に騙されたなら、もうこれはどうしようもないし回避しようもない。
完全に防ぐというなら誰も信じるな誰にも依存するなってことになる。
このへんもそのうち回想話に書くと思うけどね。
詐欺に本当に必要なものはバグ技やテクニックなどじゃなくて、根気とフレンドリーですよ。
>>「独りで歩いてく」のUnknown
KDKがなくなり、独りでプレイしていくことになったという意味です。
ブログ開設初期のほうにもこの説明書いてあった気がする。
ゆっきぃさんのブログ見て、ふとあの頃が懐かしく感じられました。
初めて人を殺した時は、すっげードキドキした記憶が残ってる。
同時にハンゲームもスタートしたところで、テトラーって落ち物ゲームにハマってたなぁ=3
懐かしいな。
それにしても、団長に詐欺られなかった俺は、
運が良いな。
団長が大暴れしてた頃って桜スレとかで団長ネタが尽きなかったよな
誰を詐欺したとか誰を殺したとか
ゆっきぃが地味にレスしていたのにビックリした。
コメントは普通に読み飛ばしているのかと。
SF厨がここに来るのが減ったから・・・だろうか?
あの頃は良い意味でも悪い意味でも毎日が熱かったな
団長とは組んだり喧嘩したり馬鹿やったりしたしな
思えば団長と出会わなければあんなに楽しい日々は無かったと思う。
本当に色々ありがとう、出来ればこれからもよろしく
毎回思うけど団長の文才は素晴らしいわ。
読み手がすんなり受け止めれて飽きさせない。
更新期待してるよ。
ところでサドンアタックまじで楽しいな、血の表示つけたらヘッド出やすくなったぞ。
UOやりたくなったけどゆっきぃいないからつまんないぃぃぃぃ!
自分もMMOとかやってみようかな~
ちょっと期待してるんで、更新待ってます