名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

凍てつく朝

2011年01月08日 | セカンドルーム

 

今朝は放射冷却の影響もあって、冷え込みは昨日以上に厳しかった。
高山の最低気温は-11℃で、今冬の最低を記録したと伝えていた。
この辺りは-15℃を超えたかもしれない。
朝焼けの空に雪雲が見当たらないのに、どこからともなく風に乗って雪が舞っていた。
毎朝、1時間ほど散歩をしているが、耳が千切れそうに痛くなって、30分ほどで切り上げた。
寒さの予想はしていたので、前夜湯沸かし器の水を完全に抜き、水道の蛇口も布で覆って凍結防止をしておいた。

ユキ(柴犬)も昨夜と同様に、暖かい部屋へ避難させた。
餌を食べ終わると同時に、ダンボールベッドで、いびきをかいて寝入ってしまった。
完全な防止対策をしたつもりであったが、台所の気温が予想以上に下がって、すべて凍結してしまった。
水道のコックが回らないし、湯沸かし器の元栓も動かない。
台所の7時の気温が-6℃だったので、深夜はもっと下がっていたことだろう。

窓ガラスは結露が凍結して、結晶がキラキラと輝き、レタスも凍って透きとおった葉っぱは、ポテトチップス状になっていた。
ネギは棒のようになって、ポキッと折れそうだ。


毎冬、何度も経験することで、石油ストーブを台所へ運び、温風の吹き出し口に専用ダクトを取り付けて、水栓金具に温風を送って、ようやく復旧することが出来た。
このダクトは雪国ならでは道具で、コタツや布団を温めたり、長靴を乾燥するために使う人も多く、どこのホームセンターにも置いてある。

氷点下の台所に長く立つことは嫌なので、前日に朝食のおかずは作っておき、あとはトーストとコーヒーを淹れるだけにしている。
野菜類は予め洗って、切ったり千切ったりして、ビニール袋に入れて用意しておく。
冷蔵庫に入れ忘れると、水分の多い野菜は凍結する。
そのまま食べれば、日ごろと違う食感が楽しめるが、解凍後は無残な姿になってしまう。
野菜を大量に保存する家は、深い穴を掘り、筵にくるんで貯蔵している。
一人分なので、冬は冷蔵庫を保温庫の代わりに使っている。

コメント (6)
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