名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

今日も雪またじ

2011年01月19日 | セカンドルーム

 

今日も、雪が降る寒い朝を迎えた。 山の向こうから淡い太陽の光が感じられたが、すぐに雲に隠れてしまった。

雪に慣れたユキも、昨夜降った新雪の分だけ体が沈むので、ラッセルが大変そうだ。

屋根を見上げると、積雪はかなりの量になっていて、庇がたわんでいる様に見える。


下から見ると張り出した雪庇が、今にも崩落しそうな状態になっている。
気温が上昇したり、これ以上雪が積もると、一挙に落下しかねない。
テレビのニュースで、屋根の雪下ろしで転落し、怪我をしたり死亡する人が頻発していると報じていた。
中でも65才以上で、一人でやっていた人が殆どとのことだった。
どちらにも当てはまるので、何となく屋根に登るのを躊躇してしまう。
このあたりでは、70、80歳の人たちが、庭先の掃除をしたり、畑の草を取るような感じで、平気で高い屋根に登って雪下ろしをしている。
子供の頃から雪下ろしをやっていた人たちのまねは出来ないが、びくびくしながら雪庇の下を通るよりは、早く下ろしたほうが安心出来ると、雪が小降りになったところで屋根に登ることにした。


手始めに2階の庇部分に取り付き、小山のように積もっている雪を、シャベルですくっては下へ落としていく。


次に大屋根の庇の雪を、同じ要領で下ろしていく。


何とか片方の屋根のてっぺんまでたどり着いたところで、今日の「雪またじ」を終えることにした。


毎日通る場所の雪は落としたので、落雪に埋もれ春になって出てきたなんて事にはならなくて済みそうだ。


昨夜のニュースが気になったので、今日は完全装備で取り掛かった。

登山靴にノンスリップバンドを取り付け、スパッツにヘルメットといういでたちで、ピッケルでも持っていたら、まるで雪山登山だ。


内緒の話だけど、去年スパイク付きの長靴でやっていたところ、トタンがむき出しになっているところで滑って大屋根から転落してしまった。
幸い落下した所が、大屋根の下に張り出している座敷の屋根だったので、落差1mの軟着陸で半身雪に埋まっただけで済んだ。 1メートルずれていたら、大変なことになっていたと、思い出してもぞっとする。
金属のスパイクは濡れたトタンの上では、スケートをしているようにツルツル滑る。
傾斜のある屋根で転べば、掴むものは何も無いので、そのままソリのように下まで滑り落ちてしまう。
登山も屋根の雪下ろしも転落事故はつき物だが、小さな失敗を教訓にすれば、大事故は防げると思ったりしている。

コメント (2)
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