
建仁寺塔頭正伝永源院の後、市バスで東大路を下り東福寺塔頭勝林寺へと来ました。















いつもは南側の入口から入りますが、今回は東側から境内に入ります。
受付の後、本堂前には綺麗な花手水が迎えてくれます。
今回は庭園から周ります。和傘が所々に置かれ、もみじや手水、敷きもみじに色を添えています。




境内のもみじは"吉祥天もみじ"と言われ、その美しさから吉祥天が宿るとされています。
「良縁」「美緑」を求める女性に御利益があるとされて人気があります。


本堂に上がりご本尊さまにお祀りします。

ご覧の通りご本尊さまは毘沙門天立像です。古来より財福や戦勝の神とされ、日本では鬼門にあたる北方を守護しています。
東福寺の仏殿の屋根裏から発見された尊像です。
毘沙門天(多聞天)は通常はご本尊さまをお守りする四天王のひとつ(多聞天)として北方をお守りされている天部の仏さまです。


右脇には奥様とされている吉祥天さまが、左脇侍にはお二人のお子さんである善膩師童子がお祀りされています。

本堂前堂の左右には 虎が描かれています。大正15年(1926)に描がかれた襖絵で風に向かって吠える虎を毘沙門天に、仲睦まじい虎二頭はその妻子である吉祥天と善膩師童子をそれぞれ表しているとされています。
また、こちらでは写経や坐禅の体験ができます。

書置きですが毘沙門天さまが描かれている御朱印を授与して頂きました。
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