昨日の新聞折り込みに、写真のチラシが折り込まれていました。
玄海原子力発電所が放射能を放出するような重大事故を起こした場合の訓練が24日(土)におこなわれます。
毎年、訓練の様子を視察しています。
訓練の内容は、少しずつではありますが充実してきていると感じています。
それは、福島原発の事故の教訓や住民の指摘があったからです。
それでも、現実的ではない訓練が多くあります。
「自家用車での避難」となっていますが、この訓練は計画されていません。
避難車両と人が30㌔圏外に出る所で「スクーリング」(放射能の有無の確認)も計画されていません。
保育園児や児童生徒を保護者に引き渡す訓練も計画されていません。
「佐賀県地域防災計画」に基づいた訓練を実施するのであれば、より身近で現実的な訓練をすべきです。
訓練がやりやすいものを「つまみ食い」的に行なって実績づくりでは困ります。
実効性のある訓練にならないのは「原発は事故が起きない」という考えがあるからに他なりません。
その証拠に「世界一安全基準に基づく審査に合格したものは動かす」と安倍首相が述べている通りです。
「世界一」というならば、その世界一の根拠を示すべきです。
合格するような基準をつくって、それを「世界一」と称しているのです。
今年は、どこを視察しようかと考えています。火元にするか風下にするのか。