昨日は、九電が出席した「玄海原発対策に係る特別委員会」が開かれました。
私は、「緊急時対処施設」の遅れを質問しました。
2007年7月16日に発生した、新潟県中越地方沖地震で、柏崎刈羽原発の中央制御室の扉が地震で壊れ、中に入れなかった教訓から「免震重要棟」の必要性がいわれ、福島原発にも建設されました。
東電幹部は、「あれがなかったらゾッとする」と述べるほど重要な施設です。
それを九電は、「2015年度をめどに完成」と約束して4年が経過しています。
2016年6月に構造を「免振」から「耐震」へ変えた理由は「2年早くできる」ということでした。
九電の説明は「鋭意準備している。時期は言えない」というものでした。
さらに、「代替え施設がある。一週間は活動ができる」と説明しました。
確かに、代替え施設がありますが、机が所狭く並べられ、パソコンが置かれています。仮眠所も食堂も更衣室もありません。簡易トイレが部屋の隅に置かれている狭い空間でしかありません。
これでどうやって、一週間ガンバレと云えるのでしょうか。
九電のホームページには、「緊急時対処施設の概要図面」を載せて、安全対策に努めているようなポーズを示していますが、遅れていることについては言及していません。
規制委員会が「代替えでOK」したことをいいことに工事の後まわしは納得できません。
写真は、産業道路での朝の挨拶。