23日付けのしんぶん「赤旗」日曜版に唐津市湊在住の農民作家山下惣一さんが、TPPについて語っています。
山下さんは、TPPについて「ひと言で言えば、国家主権を多国籍企業に明け渡し、国民生活を餌食として差し出す売国協定です。TPPに参加すれば自分たちの運命を自分たちが決められなくなる」として。今年3月に行った韓国での事情を報告しています。
「地元農産物を学校給食に使う流れが盛んでした。ところがアメリカと自由貿易(FTA)を結んだあと、9割の自治体が地産地消を中止した。FTAのISD(企業と国家の紛争処理)条項でアメリカが『自国民優遇』を要求したからです」と紹介しています。
最後に、「TPP反対でも原発反対でも、選挙を通じて私たちの声が届けばと思っています」と選挙に期待の声で結んでいます。
今月2日付けには、自民党の元幹事長、古賀誠氏が紙面に登場するなど「赤旗」報道にマスコミも注目しています。