登山メモ

酒飲みの登山メモ

2022年04月16日親父の餃子

2022年04月16日 | 日記
まづはお袋から話を始める。
兎に角無頓着。食に関しては、同じ物を出し続ける。
家庭の事情もあったと思うがトラウマになっている。
しかし今になってみると同じもの続けても気にならない。
素質はしっかり受け継いでいる。
話はちょっとだけ親父に近づいてくる。
1.鶏
 家で鶏を飼っていて、生卵は常食。
 卵うまなくなった鶏は「つぶす」
 肉が食べられない時代、羽をむしる役目は兄妹の役目。
 親父が解体作業。食欲旺盛な私は、真剣に眺めていた。
 今のスーパーで豊潤な食材を、命を頂いている意識も持たず
 食している今の人はかわいそうに思える。
 私たちが生きているということは、他の命(植物含め)を
 いただいているということ。
 「いただきます」という言葉は、そんな意味。
 「金払って頂きますなんて大反対」なんぞとおっしゃる
  馬鹿なかたもおられるようだが、自分が生かされてきている
  感謝の気持ちのない方。
2.餃子
  何故か料理なんぞ普段しない親父が気が向くと作っていたのが
  「餃子」
  ア、皮作り
    小麦粉にイースト菌と温湯を混ぜ、濡れ布巾かぶせ、発酵させる。
    膨らんだら、伸ばして皮を作る。
 イ、具
   玉ねぎ・にんにく、みじん切り。ラードで豚ひき肉と炒める。
   皮に包む。へりは水をつけて。
 ウ、蒸す
  蒸し器で蒸す。当時はでかい木の蒸し器を使っていた。
  (赤飯なども作っていた)
 エ、食す
  酢醤油でさっぱり。焼き餃子とはまた違うおいしさ。

 てなことで、私も元気なうちは市販の皮で作っていたが
 思い出すとまた食べたうなってきた。
 食は人の生涯の中で刷り込まれていくもの。
 命に感謝しつつちょっと各自の食の思い出にひたるのも
 一興かも。

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