登山メモ

酒飲みの登山メモ

2021年09月02日山でえらいことに 2

2021年09月05日 | 日記
1.落雷
  何度か落雷で、肝を冷やしています。
 ア.黒部五郎岳
   黒部五郎小屋から山頂へ登っている途中。
   稜線に上がり、えぐれた道を歩いていると、急に暗くなり
   雷が近づいてきた。木もなく、えぐれた溝に身をふせ、治まるまで
   じっとしていた。雨は無し。音も落雷から数秒で本当に身の危険を感じた。
 イ.双六岳
   山頂から双六岳まで歩いている途中、段々雷が近づいてきた。
   周りはのっぺらぼうの長い道。隠れる所が無いので必死に小屋までたどる。
   この時も雨なし。

 自分ではないが、落雷遭難事故。 
 ウ.尾瀬ヶ原
   グループで尾瀬ヶ原歩く。前日落雷で死亡事故があった。
   竜宮小屋から東電小屋方面の竜宮小屋直近。10時半ごろ。
   下のシャトルバス乗り場まで、大きな雷音が響いたという。
   尾瀬ヶ原は平坦で木道の上では、人間が一番高い。小屋を出た直後の被雷
   だったようだ。すぐ小屋から救援者が駆け付たそうだ。
   助けに行った人に会い話を伺った。
   それまで一度も落雷事故はなかったとのこと。
  エ.槍ヶ岳
    記憶定かでないが、一発大音響にびっくり。大分遠くのほうだったが
    後で、槍ヶ岳の山頂の岩場を登っていた人が死亡したことが分かる。
    6人のパーティで、雷雨が治まってきた頃、岩場に取りつき
    気が付いた小屋の人が降りるよう、拡声器で呼びかけたがそのまま登り
    山頂から下山時落雷事故に会い、一人転落死亡。
    その後、登ろうとする人がいて、小屋の人何度か止めていたそう。
    槍ヶ岳はそれ自体が避雷針みたいなもの。
    山は動かない。安易に危険は冒さないことを肝に銘じた。
  
  下界でも、立木に落雷し死亡する事例がある。高い木の直近は危険。
  4メートルは離れひざまずくよう、何かの案内にあった。
  兎に角周りの様子を確認して、自分の体が一番高い場所は避けること。
  夏場は、午後から雷雨の頻度が高いと思うので、行動予定に雷対策
  も考慮すべき。
  小屋が近くにあれば「停滞」なければ安全そうな所でのビバークもあり。
  危ない行動は、慎むこと。山は動かない。今しか登れる時はないと思わないこと。

2.風雨(暴風雨)
  今月富士山で、暴風雨強行し、救助された人がいる。戻ればいいルート
  なのに無理して頑張って非常な迷惑をかけてしまっている。
  引き返すか、ビバークするか、先に進むかは状況によって違う。
 ア.聖岳から百ケン洞小屋
   聖岳から兎岳への道の途中で天候悪化。途中避難小屋があったが
   雨は降っていなかったので、通過。かなり不安な天気模様だった。
   途中段々風雨が強くなり、猛烈に降り始める。
   距離的には避難小屋まで戻るほうがいい距離だったが、そのまま前進。
   先が見えないまま泣きたい思いで、ただひたすら進む。
   小屋に到着した時には、気持ちが萎えて、茫然自失状態。
   テント泊中止し、小屋泊。濡れた靴下で歩き回る始末で
   小屋に大迷惑の失態。
   たまたま気温が高かったので、低体温症にもならなかったが
   撤退・停滞の状況だった。

 イ.空木岳から木曾駒ヶ岳
   空木岳から木曽駒が岳へ降りた所の小屋へ一泊。
   今までで一番印象の悪い小屋だった。
   次の日基礎駒ケ岳方面風は強いが、雨はなしと教えられ出発。
   強風は当然だが、雨が降ってきた。偉そうにのたまわった方を恨みながら
   途中の避難小屋にたどり着く。一人駒ケ岳から縦走してきた女性が
   いたが、警戒したか無理して尾根を降りて行った。
   台風が通過する状況で、2泊停滞。快晴の状況で木曽駒ケ岳まで歩く。
   数年後このコースで無理して歩いたグループが遭難する。
   この避難小屋で滞留すればと、本当に思った。
   外国の方で、認識が甘かったとしか思えない。

3.見込み違い
  ア.種池山荘から針の木小屋
    結構長いルートなので、途中の小屋で一泊(テント泊禁)
    で一泊の予定で余裕の計画。早朝の出発で早く着きすぎたので
    直前の山で時間つぶす。
    小屋に行くと、撤収作業で、今日から泊まれない。
    まだ無理をすれば、針の木小屋まで行けると判断し、先に進む。
    針の木岳からの下りで、日が沈んでくる。
    小屋にたどり着いたころには暗くなっていた。
    基本15時00分には小屋に着かなければと計画しているが
    大幅に遅れ、小屋の旦那にも怒られた。
    今思うと、下りで真っ暗になっていたら道迷いで遭難していたかも。
   反省 行く先の小屋の情報は、しっかり確認。あせらず冷静にビバーク・
      引き返しも考えること。暗くなってから小屋に到着するなんぞ
      言語道断。

3.装備
   ア.両神山
     車で登山口へ行く。当然グループでの登山だが大体登山口まで
     素直に行ったことがない。
     その時も車両のトラブルで登山口まで予定よりだいぶ遅れる。
     12時ころ途中の小屋に到着し、元気なグループと別れ
     登山口へ戻る。
     山頂へ向かった連中が戻ってきたのは真っ暗になってから。
     一人シャーシャーと「ヘッドランプ忘れた」といった。
     どんな山でも「ヘッドランプ」は必携。
     道迷って真っ暗になったらどうするの。当然動いてはだめだけれど
     場所の確保一つにしても必須。まして足元があぶない。
     日帰りコースでも、「ヘッドランプ」は必須。
     山歩きは、それなりの装備をもっていきたい。
    
   イ.富士山
     山梨県富士吉田登山口で、真っ暗になってから降りてきた若者を
     見て、驚きと落胆。コンビニで買ったようなビニールの雨具。
     当然「ヘッドランプ」なんぞはなし。平気な顔で降りてくる。
     富士山は、短い期間小屋が開かれている。
     コロナできついが。
     日本最高峰だが、登りやすい独立峰。気温・気圧も厳しい。
     何割かしらんけど、高山病で登山断念する人も多数。
     私も若い時、ぐんぐん登っていったら山頂で完全にくたばった。
    教訓 体力関係なし。ガンガン登ったら「高山病のとりこ」
     毎年のように、外国人の遭難記事が出る。
     たかが3000メートルの山世界から見れば低山の位置。
     だが、独標で位置する場所から、冬は厳しい場所。
     長靴で登った高校生が保護されたり、毎年滑落して亡くなる方もいる。
     技術・体力・装備万全で登らなければ、命の保証はない。
     外国の方が安易に登って亡くなる事例が多いと思う。
     しっかり情報を把握し、チャレンジする方を否定するつもりはない。
     安易に軽い気持ちで登る方への、警鐘です。

   
   
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2021年09月05日スペイン ラリーガー

2021年09月05日 | 日記
メッシがPSGにいってしまい、
ほとんど見る機会が失われた。(WOWWOWとNHK-BSしか見られないんで)
しかしまだ救いはある。マドリードだ。リアルではない。
巨人と同じで、大嫌いなチーム。当然アスレティコマドリードのこと。
今までも、シモエネの下での素晴らしいプレイと、プレイヤーの個性に魅了されてきた。
印象に残っているのは、ディエゴコスタ彼のプレイには魅せられた。
何で前期移籍したのか分からないスアレス。
今季バルセロナから復帰するブリーズマン。鉄壁の守備のGKオブラク
中盤のコケ・カラスコ等々、今充実したチームが構成されていると思う。
サッカーは個人のゲームではない。
一人の抜群の能力で勝てる世界ではない。
その意味では、きっちり組み立てができる監督のもと、超一流の選手が躍動する
姿が見られることを期待しつつ、試合を楽しみたい。
まあディエゴコスタ大好きだったが、いまはスアレス・グリーズマンの活躍
を期待する。(グリーズマンさんしっかり反省してね)
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