かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

高校生“授業料高い”

2012-08-01 17:04:33 | 教育・学費・就活

高校生“授業料高い”

全私研2日目 27分科会活発に

長崎県雲仙市で開かれている第43回全国私学夏季研究集会(全私研)は2日目の29日、各教科の授業実践や教育と仲間づくり、学校づくりなどをテーマに27の分科会が行われました。

 「学費問題・私学助成」の分科会では、私学助成拡充運動にとりくむ高校生たちが発言。岡山の高校生は「岡山の生活保護世帯は全国で一番高い保護者負担を払っている」と訴えました。「私の下のきょうだいは双子で、うちはお金がやばいなという感じ」と運動に加わった動機を語る高校生も。県議会などに要請に行ってもなかなか理解されない経験を話しつつ「もっとわかってもらえるようにがんばりたい」と結びました。

 長崎の教師からは、2003年度から助成金の90%を生徒数によって配分することに制度が変更されたことで小規模の学校が年を追うごとに定員減となり、学校の存続自体が危うくなっていると報告されました。生徒数による配分の割合を増加する制度変更は大阪、岡山などで導入されており、私学助成金の総額を減らすことに結びついています。

 分科会では教師と親と生徒が一緒になった私学助成の拡充運動をどのように広げていくかが議論されました。「父母・地域との共同」の分科会では、愛知県の桜丘高校の教員の「ドタバタ父母提携奮闘記」が参加者の涙と笑いを呼びました。新卒で「父母との提携を」といわれたときのとまどいと結びつきができたときの喜び。生徒指導がうまくいかず、父母ともうまくいかなくなって悪循環に陥った経験。そこから救ってくれたのは以前に担任した生徒の母親でした。「苦しいときに教師を助けてくれるのは父母なんだと」、板橋さんの言葉が参加者の胸に響きます。

 グループ討論では父母懇談会をこれからつくりたいがどうしたらいいか、すでにある組織をさらにどのように発展させていくか、親、教師がそれぞれの立場からの思いを交流し、話し合いました。

 

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消費税 転嫁対策実効性ない

2012-08-01 12:40:34 | 消費税

消費税 転嫁対策実効性ない

大門議員 首相、具体策示せず

日本共産党の大門実紀史議員は31日の参院社会保障・税特別委員会で中小企業が消費税を価格に転嫁できない問題を取り上げ、実効性ある対策を取ることができるのかと追及しました。野田佳彦首相らは「検討している」と繰り返すだけで具体策を示せず、増税推進の前提としている「転嫁対策」はまやかしであることが浮き彫りとなりました。

 大門氏は、中小企業団体の調査で3~5割の企業が消費税5%でも「価格に転嫁できていない」として増税への不安を訴えていることを突き付け、どうするのかと質問。首相は「具体策の検討を進める」と述べるだけでした。

 大門氏は政府が掲げる対策について、「広報・相談窓口」では転嫁が保証されるわけではないと指摘しました。「転嫁状況の調査」「監視・検査体制の強化」についても、いまでも多くの下請け中小企業が転嫁できていないのに、消費税分を払わない元請け企業に対する是正指導は10年でたった10件しか行われていない実態を紹介(表)。「検査官の人員を倍にしても、消費税の転嫁が進むという話ではない」と強調しました。

 岡田克也副総理は「法令違反は調査で上がってきていないということだ」などと開き直り、大門氏は「課税事業者は350万以上もあるのに、何をいっているのか」と厳しく批判しました。

 さらに大門氏は、「消費税の転嫁の拒否ができないような立法措置」が本当に可能かと追及。「経済活動を阻害することになり難しい」と財務省など各省庁の担当者が述べていることをあげ、法律の枠組みを具体的に示すよう求めました。副総理は「しっかり検討していきたい」と述べるだけで、何も具体策を示せませんでした。

 大門氏は「消費税だけ取り出して元請けに払わせることなど不可能だ」と強調。全国商工会連合会の石澤義文会長が公聴会で政府の転嫁対策について「いずれも抜本的な対策にはならないことは過去の結果からも明らか」と述べていることを示し、「経済の現場を知る人はだれも転嫁が進むとは思っていない」と批判。「このまま増税を進めるのか」と迫ると、首相は答弁に立てませんでした。

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