太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

太宰府天満宮の鷽替神事 平成27年その1

2015年01月08日 | 太宰府天満宮の鷽替神事
平成27年1月7日(水)の午後5時30分頃。


夕闇せまる太宰府天満宮絵馬堂前には直径8mの注連縄の中心にブリキ
製の巨大な鷽がど~んと鎮座。ここが鷽替神事の斎場になります。


斎場近く、楼門前に仮設された木鷽授与所には神事に参加するために、
木鷽をもとめる人が集まっています。


木鷽は1体1,000円で、並んでいる木鷽から自分で選んで入手する
ことができます。


木鷽を授与する場の横には、去年から設置された古い木うそ納め所。


昨年授与された木うそなどが納められています。


平成27年の鷽替神事は去年まで午後7時からでしたが、今年は午後6時
に変更されています。

貝原益軒が貞享2年(1685)に記した『太宰府天満宮故実』には、
「…正月七日の夜はまづ酉刻ばかりに、うそがへと云事あり。…」とある
ことから、江戸時代にはおおむね午後6時前後の夕暮れ時に鷽替を行って
いたことが分かります。


さて午後6時が近づいて、木鷽を製作した太宰府木うそ保存会の会員も
ぞくぞくと参集。次々に新春のご挨拶を交わし、よか雰囲気です。


午後6時、進行役の神職の合図で、注連縄の内側へ木鷽を持った参詣者たち
がぞろぞろを集まり、いよいよ灯りが消される夕闇の時を待ちます。

つづく…。


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