太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

平成26年 太宰府天満宮鷽替神事顛末記 その3

2014年01月25日 | 太宰府天満宮の鷽替神事
1月7日午後7時・・・。
進行役の神職さんが鷽替神事や木鷽の購入方法について解説を行いまして。
「滅灯(めっとう)」と合図とともに、斎場は真っ暗に・・・。

「替えましょ、替えましょ」の掛け声と太鼓の音に合せ、集まっていた人々は
次々に手にした木鷽を交換していきます。


くるくる回転するブリキ作りの鷽を中心に、直径7mの注連縄の中で手にした
木鷽を「替えましょ、替えましょ」と声かけながら・・・。






老若男女はただひたすらに木鷽を交換し、鷽替神事の真髄はまさにこの替えあう
ことにあり、一年ついた嘘がまことに転化する・・・。
交換する時間は4分程度。


神職の合図でふたたび照明がつき、木鷽の後に貼られている字に注目です。
皆さん、文字にくぎづけ!
この字の中に、金鷽が当たる文字や数字があるからです。
当たりは6つ。今年は以下の言葉が当たりでした。

233   →お正月に太宰府天満宮に参拝された233万人から
宝満山 →鳥海山、富士山についで3番目に国史跡になった宝満山から
大神社展→現在九州国立博物館で開催中の展示にちなんで
如水 →黒田如水は福岡城ができあがるまでの2年間、天満宮境内の草庵に住んでいたから
おもてなし→東京オリンピック招致の決めて?
遷宮   →伊勢神宮、出雲大社の式年遷宮から


見事に当たりを頂いた参加者は斎場に設置された壇上で授与されます。

つづく…