天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

ラグビー故郷のちょっと横を応援

2021-12-29 07:27:18 | スポーツ

縞が飯田高校


第101回全国高等学校ラグビー大会が始まった。
きのうJSPORTSをつけると、飯田高校が出場していた。相手は富山第一高校。飯田市は伊那市と共に伊那谷にある三つの市の一つ(もう一つは駒ケ根市)ゆえ親近感がある。長野県でラグビーといえば岡谷工業高校(おかこー)であるが全国大会でそう活躍していない。長野県は野球もなにもかもスポーツでニュースにならない県なのだ。駅伝で佐久長聖が有名だがこの学校はぼくが伊那にいたときなかったし県外からの子でやっているので親近感なし。それに長野県は広く、諏訪湖までは親近感があるが佐久や長野はもう他国という感じがする。
さて飯田は強いのか。そう期待せず眺めた。5分ほどしてそう弱くないと思いはじめた。選手個々の動きが相手よりよく鋭く突進して地域を獲得する。
見たとき1トライ取って7-0としていたがすぐさま2つ目のトライを取った。それがすばらしく目をみはった。モールを組んで押し込んだのである。
大学対抗戦グループで自力に勝るフォワードを持つ明治が早稲田相手になぜかやらなかったモール。それを飯田が存分に見せてくれた。

神輿担ぐやうに揉み合ふラガーかな

そのときぼくはラグビーでいちばん見たいシーンはモールラッシュではないかと思った。
ラグビーの攻めは「押して横に振る」が一般的である。縦・横・縦・横の組合せで前進してトライを取る。しかしモールはそこにボールを入れたまま縦・縦・縦と攻め続ける。誰がボールを持っているか定かでない状態で人の塊が動いて行きラインを超えたとき一人がボールを地に置く。ほかのもので表現することができない醍醐味がモールトライなのである。
それを飯田は2つやって見せてくれた。あと3つ俊敏に走ってトライを取り31-8で富山を下した。単調な明大よ、勉強せよ、という動きであった。
さて次に飯田はいつやるのか。2回戦が楽しみになった。


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