岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス) | |
荒木 飛呂彦 | |
集英社 |
荒木飛呂彦ファンには前から話題になっていた本。
凄く気になっていたのですが、なにせ家の近所の本屋が潰れてしまってからは、本屋に行くのも大変であまり行かなくなってしまいました。それでもひとりで映画に行ったついでに立ち寄る本屋で、この本が若い青年たちに囲まれているのを見ました。
彼ら曰く。
「俺、この本、気になっているんだ。」
「なるよね~。」
「でも悩むよね、高くてさ。」
そう、お高いのですよ、この本。
でも、オールカラーで非常に美しい本なのです。荒木 飛呂彦ファンには手に取る価値のある本だと思います。
だけど青年たちにその本が囲まれていた為か、なんとなく買いそびれてしまいました。
その本を、今日ラッタ君が買ってきました。
※ ※ ※
ジョジョシリーズでは、何故だか杜王町シリーズが好きです。
岸辺露伴のおばあちゃんの遣っていた旅館は駅から遠い・・・
杜王町って、そんな旅館があるような町だったのかと認識新たです。
物語の前半は。荒木氏にしては珍しく(と言っても最近の作品は知らないので、既に珍しくないのかもしれませんが)、男と女がねっとりと描かれているように感じました。××の初恋は摩訶不思議な雰囲気で、映画チックです。
取材して描かれているので、ルーヴルの深さ伝わってきました。
ネタバレしないように書いていますが、一箇所だけ物語と関係のないことなので書かせてくださいね。
露伴がルーヴルの前に立ったシーン。
ラッタ君が声を出して笑っていたので、覗くとジョジョ立ちとは又違った不思議な構図で立つ露伴。
何でこんな格好・・・。
背中とわき腹が同時にかゆい時にするポーズと、我が家では盛り上がりました。
でもこのインパクトのあるシーンは、後ろに載っている解説に書いてありました。
ルーブル所蔵のミケランジェロ・ブオナローティ作の彫刻「瀕死の奴隷」のポーズをルーヴルへのオマージュとして取り入れているのですって。
なるほどです。
お話の内容に触れないので、こんな程度しか書くこともないのですが面白かったです。レポなどの記事部分も興味深く読み応えがありました。