森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

天地人26回「関白を叱る」

2009-06-28 22:53:12 | ドラマ (大河)
冒頭ガイドは「愛の詩人」。それはまあどうでも良くて、サブタイトルの「関白を叱る」、これは俗に言うツリと言うやつでしょうか。

兼続が関白を叱っているシーンなんかありましたか。

まさか、おねが秀吉をって言うことではあるまいね。
いっけなーい! さっきここまでで下書き投稿したつもりでいたら、公開されていました。失礼しました

それはやっぱりタイトルに使ってはいけないでしょう。だって如何に富司純子が演じていてもこのドラマの中では脇で主語にはなりませんよ~。もしこのシーンの事を言っているのなら「関白、叱られる」ではないのだろうか・・・???

やっぱり「関白を叱る」の主語になりうるのは、この物語の主人公兼続だけだと思うのです。だから期待してしまいましたよ。

「私の主人は景勝様だけです。」で、何かバッチリ言うのかと思っていました。
何か見逃したのでしょうか、私。


まあ、どうでもいいや、と投げやり。

サブタイトルはともかく、お話、ど真ん中の部分は良かったですね。特に庭で兼続が景勝の遺言を見つけて読むところは、その手紙の内容に感動しました。

ー四千が四人になろうとも越後に還りつき、この無念を伝えよ。秀吉は主従の仲を平気で裂こうとする卑怯者、悪阻るるに足りず。・・・・

兵を挙げ、たとえ負けても子々孫々まで秀吉の傍若無人な振る舞いを伝えよというような内容だったと思います。

秀吉は兼続の真っ直ぐな目は「覚悟した者の目」だったと評していましたが、その傍らにいた寡黙な男には、覚悟の目をした男の主人に相応しい半端ではない覚悟があったのです。

もしも秀吉が、家来になることを拒んだ兼続に怒り命奪う事があれば、景勝もただではすみません。そうなれば上杉は滅ぶ事も厭わず、義の為に長き戦を起こしたわけです。戦の理由が秀吉の非道なれば、歴史に汚名を残し天下統一の夢も土台から崩れ去っていたかも知れません。
「秀吉、助かったな。」と私は思いました。するとお涼様も
「お命が救われたのは秀吉様だったのですね。」微笑みながら言いました。

この手紙が残っていて、これが事実だったら歴史的にも面白いのですが・・・


次に良かったのは、利休に三成には気をつけろ、彼は守ろうとする者を壊していってしまう人という言葉を聞いて、彼の将来に不安を感じた兼続が三成邸に駆けつける所です。今みたいに携帯で相談したりアドバイスを与えたりは出来ない時代です。駆けつけてアドバイスを勝手にするシーンは、とっても良いシーンに感じました。

そして誰も彼もが兼続になびいた様に、誰も彼もが別れを惜しんで涙していました。その中で印象的だったのは幸村の涙だったでしょうか。

越後に戻れば仙桃院がキャラを変えて待ち構えていました・・・。
乳母達との会話は笑えましたが、さてどうなる事か。。。


コメント (2)
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