人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

貪欲と節約。

2016年06月10日 | お気に入りの言葉

  あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。ルカ一二・一五
 これはイエスの友にむかって語られているみことばであります。
 金銭は神を信じる者を誘惑するものの一つである、ということは聖書にしるしてありますし、又私たちの経験するところであります。
天の父の子とせられた多くの者たちにとって、貪欲は、神とともに生きようとする生命を、気づかない間に徐々にむしばむところの、
目に見えない病毒であります。・・・・・
 イエスが重大視されるのは、私たちの心の態度であります。だから、イエスは私たちのうちにある金銭にたよろうとする気持ちを打ち破ろうとしておられるのであります。
「よくよく警戒しなさい」と今日イエスは警告していらっしゃいます。
自己反省してみる気にはなりませんか。金に対してあなたの心がどんなふうに結びついているかを考えてみて下さいませんか。
自分が貪欲である、否か知りたいのですか。
 ここで非常にたいせつなことは、私たちが、少しの妥協もない誠実さをもって、自己をさぐって見るということであります。
私は貧しいものだ、という事実を口実したがる自分自身にだまされないようになさい。
富の奴隷になるという点においては、貧しい人も、富んでいる人も少しもちがっていません。貧しい人は、金を自分のものにしたいと常に願いつつも、
果しえないままに、ああ金、金、金よと金を礼拝しているのです。
 貪欲を節約という名でおおいたがる自分自身にだまされないように注意なさい。
けち臭い人は、節約を実行しているのだという口実を、いつも振りまわしたがるものです。
 あなたが貪欲な人か、節約している人かを決定するものは、あなたの心の態度であります。
 あなたが節約を重んじている人ならば、その動機が何であるかをたしかめてみて下さい。
O・ハレスビー著 「みことばの糧・365日の黙想」より