シスター鈴木秀子の愛と癒しの366日より
自然治癒が起こるとき
私は今までに何回も、不治の病を宣告された人が、
次の検査のときは治っていたり、予定していた手術をしなくてもいいことになったりという場面に立ち会ってきました。
どうしてそういうことが起こるのか、どのようにしてガンの自然治癒が起こるのか、私には説明できません。
ただ私が体験として知っていることは、このような場合、共通しているものがあります。
病人が祈りに包まれていること、そして病人が「起こることはなにか意味がある」と受けとめ、
病気からなにかを学ぼうとしていること、そして病気を現実のものとして受け入れたあとの、
やすらぎと、感謝の気持ちを持っているとき、自然治癒がおこっているらしいということです。