人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

恐れるな

2011年10月22日 | 聖書

夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらにいかせてくだい。」イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。かし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったか」と言われた。そして、ふたりが舟に乗り込むと、風は静まった。の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言てイエスを拝んだ。マタイによる福音書15:25-33

仰(信頼)と疑いに対する象徴的な出来事であると思う。ペテロは、最初イエスのことばに信頼して、一心に水の上を歩いていた。しかし途中で強い風に気がつき怖くなった時、沈みかけた。イエスを信頼している(信じている)時は水の上を歩けたが、現実の恐怖を見た時、沈みかけた。我々の信仰も同じであると思う。仮に100%イエスを信じきっていればまったく恐れはなく歩んでいけると思う。しかし信仰が薄くなり、現実の恐怖のほうに目がいくと歩みがとまり,時には絶望的になる。いかに信じきるかが問題であると思う。イエスに信仰を増して頂くように祈るしかない。すべての人が日々の色々な恐れ(病、事故、将来の生活等など)におびえ生活している。そこで信仰のない人は何を頼りに歩んで行かれるであろうか。